日記: 1月13日 (2004年)

油断すると、ケツが痛い。

・・・より詳しく言うと、気を抜いて座っていると左の尾てい骨に体重がかかって、それがケツの肉を圧迫して痛い、のである。

この現象は、背骨が歪んでるというか、腰が歪んでいるというか、そんなところを原因として起こっているようで、そもそも左の尾てい骨に体重がかかるという状態が、体の重心が左に傾いているから発生する現象に他ならない。

こんなふうになったのは、例の椎間板ヘルニア手術後、鍛えるべき腹筋・背筋を鍛えなかったせいだ、というのが自分的に納得のいく理由であり、実際ぴしっと背筋を伸ばして「油断しないで」座っていれば痛くないので、それが常態となるように筋肉を鍛えさえすれば直るにちがいないんだけど、問題はこの「歪み」がいつから発生したか、ということである。

手術前から歪んでいて、それが原因でヘルニアになり、かつまた今のケツ痛をも引き起こしている、という「歪み術前発生説」が一つの考え方。おそらくこれが正解だろう。数年に渡るPC依存的生活の中で、確かにPCに向かう私の姿勢は、お世辞にも良いものとはいえず、絶えずグニャリと傾いた姿勢でいたから、多分そうなのだろうと思う。

一方、二つ目の考え方は、手術の影響で背骨の形に不均衡が発生し、筋力で支えない限り「傾いた状態が自然体」という骨格になっている、という「歪み術後発生説」である。これは妥当性に欠けるものの、考えだすと少し怖い。今はいい。鍛えていないといっても、まだまだ若者である私にとって、上半身を支えるくらいのことは簡単にできるからだ。でも、遠い将来老人になり、自分の腰を主に骨格で支えねばならない時期が来て、私ははたしてまともに行動できるのだろうか。腰を曲げ、ほとんど地面と上半身を平行させて歩く老人などを見ると、他人事ではなく、不安がつのる今日この頃である。

・・・そこまでおまえは長生きしないって? ごもっとも。

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