Ever Quest II

 World of Warcraft(WoW)と並んで、次世代MMORPGの双璧をなすEver Quest II(EQ2)。いわずと知れた、MMORPG界の重鎮、Ever Quest(EQ)の次回作だ。まだ発売はだいぶ先だと思われるものの、だいぶ情報も出てきているので、久々に調査してみた(と言っても、最新ニュースを日本語訳してくれている素晴らしいページを読みあさっただけではあるのだけど)。その過程で目についた特長を上げていきたい。

 背景世界は相変わらずNorrathだ。ただ、時代がEQの時代から500年経っていて、世界は荒廃しきっているらしい。FreeportとQeynosを除くほとんどの街は破壊の憂き目にあい、破壊を免れたこの二つの街に、全種族が寄り添うように暮らしている・・・のかな。

 基本的には、QeynosにGood系、FreeportにEvil系のキャラクターが住み、お互いの街の復興や、通商のために働くことになるようだ。街のためにクエストをこなすと、街の勢力が上がり、より勢力の大きい陣営に所属していると、アドバンテージが得られるので、キリキリお国のために働けや! ってことらしい。このへんは、FF11の国家のシステムに似ている。

 キャラクターの種族は全部発表されたのかよくわからないけど、従来の種族に加えて、Ratongaというネズミ人間(?)のような亜人種が追加される模様。とりあえず私としては、チビ種族が可愛いことを祈る。

 他方、職業は相当詳しいところまで発表されているようだ。EQ2では、レベルを一定のところまで上げて、上級職にクラスチェンジをするという、段階的転職システムを採用するらしく、例えばパラディンになるには、Fighter(アーキタイプ)>Crusader(クラス)>Paladin(サブクラス)、という風にクラスチェンジをしていく必要があるらしい。ただ、サブクラスは自由に選択できるかというとそうでもなく、例えばTrollなら、CrusaderのサブクラスはShadow Knightしか選択できない、というようなアラインメントによる制限があるらしい。どうも、そのほかも多くのサブクラスは、アラインメントの差という意味合いが強いようで、選んだ種族によってはサブクラス選択の幅は狭まりそうだ。

 レベル6でアーキタイプを、レベル15でクラスを、レベル30でサブクラスを選択することになる。個性が出るのがレベル30からとは、没個性期間が長そうではある。

 以下、わかりやすい寸評付き職業一覧。

 Fighter(いわゆる戦士系)
  ├Warrior(殴り馬鹿)
  │ ├Guardian(普通の殴り馬鹿)
  │ └Berserker(カオティック殴り馬鹿)
  ├Crusader(魔法戦士様)
  │ ├Paladin(良い魔法戦士様)
  │ └Shadow Knight(悪い魔法戦士様)
  └Brawler(格闘家)
    ├Monk(曙)
    └Bruiser(ボブサップ)

 Priest(癒やし系)
  ├Cleric(純ヒーラー)
  │ ├Templer(良い神官)
  │ └Inquisitor(悪い神官)
  ├Druid(グリーンピース)
  │ ├Warden(の、平和路線)
  │ └Fury(の、過激派)
  └Shaman(土俗信仰の人)
    ├Mystic(の、平和路線)
    └Defiler(の、過激派) 

 Mage(魔法使い)
  ├Sorcerer(破壊担当)
  │ ├Wizard(火と氷)
  │ └Warlock(毒と病気)
  ├Summoner(召喚担当)
  │ ├Conjurer(精霊よぼうか)
  │ └Necromancer(死体よぼうか)
  └Enchanter(催眠術特番で人気)
    ├Illusionist(魔法リストが出るまで差がわからない)
    └Coercer(ま、MEZある方がどうせ重要) 

 Scout
  ├Predetor(透明人間)
  │ ├Ranger(ゴルゴ13)
  │ └Assassin(仕事人)
  ├Rogue(泥棒)
  │ ├Brigand(強盗)
  │ └Swashbuckler(怪盗)
  └Bard(アイドル歌手)
    ├Dirge(ロック歌手)
    └Troubadour(オペラ歌手)

 Artisan(職人さん)
  ├Builder(手先で勝負)
  │ ├Smith(金工担当。武器とか)
  │ └Crafter(木工裁縫担当。家具とか)
  └Scholar(頭で勝負)
    ├Archemist(薬屋)
    └Sage(本屋)

 Artisanだけなぜかクラスが二つしかない。どうやら料理と陶芸と醸造が切られている気配がするのだが、どうだろうか。

 そうそう、生産職は他の職とは全く違う位置にいて、経験値の取得を生産作業で行うらしい。かつその生産システムが、ある種の「ミニゲーム」風になっていて、生産を飽きずに続けられるようになっているとか(ホントか?)。例えば鎧職人なら、金属を溶鉱炉に入れる時間を、長くすれば軽く弱い鎧が出来、短くすれば固く重くなり、ベストタイミングで引き上げられるようになるのが、生産職としてのプレイヤースキル、というようになる。いわばリアルタイムスミシングゲームだ。これが面白い、となるか、面倒くさい、となるかが、運命の分かれ道と言えよう。

 他にも、船の復権とか、馬はどうなる?とか、同時多発レイドとか、アパートを借りるとか、一軒家を借りるとか、ギルドホールを借りるとか、興味深いことが色々ありそうだけど、書きつかれたので以上です。

 1~2年後(推定)がたのしみだ。

参考URL:
 EverQuest II Dissector
 遙かなる探求 特集/コラム 第11回
 EQ2公式サイト
 EQ2公式サイト クラスパズル

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