FS: 借りは即返さなければならない

 チームの3人で「固定修行中」というような部屋を作り、青側で待機してみた。

 前述したように、別に無記名固定赤待機が、善行とはいわないけど悪行でもない、と思っているんだけど、腕試し&グッドバスケットマンのフリをするべく、最高推奨度方式で臨んでみたのだ。

 今までは、チームメイト…いやマイトの1人だけが、数ヶ月前から先行してこのゲームをはじめていたため、最近はじめたほかの2人とのレベル差が10くらいあるという、アンバランスなチームだった(同時に中の人の実力も)。たとえばある時点では、CFGのレベルが、18、7、6、といった具合。そのため、部屋名を「20以下」というふうにして作っては、野良側に15~20の人々が入ってきて、それを相手に奮戦するという、スパルタ教育を受け続けていた。だがそれもつい最近までで、このところスクスクと低レベルの2人が成長し(優勢破りボーナスのおかげも多分にある)、やっと少なくともレベル面でのアンバランスが解消されてきたのだ。

 それと同時に、ガチの勝負を今までロクに経験してこなかったという、欲求不満のような部分が、ふつふつと沸き起こってきた。今までの試合では、「大きなレベル差があっても勝てた」場合なら、大体の場合相手チームに穴があって余裕過ぎたし、逆に、「負けた」り「辛勝だった」りしても、大きなレベル差のせい(せいにしてはいけないのだろうけど)で、どーも試合後に釈然としない。強いやつと戦いたい、などというバトル漫画の主人公のようなチャレンジ精神は、全くもって持ち合わせていないけど、それでもたまには五分の条件で、勝つか負けるかの試合をしたくなるのだ。

 ってなわけで、部屋を開設して待つこと数分。固定無記名部屋にくらべ、格段に人の集まりが悪かったものの、なんとかちらほらと参加者が訪れてくれて、トータルで4戦できた。結果は3勝1敗。勝ち、勝ち、負け、勝ち、だ。さすがに固定明記の部屋に乗り込んでくる人々は、腕自慢の面々ばかりらしく、いずれの勝負も、「1本も落とせない」というような緊張感あふれる、いい試合展開だった。特に最後の2戦は、同じメンツでの戦いだったんだけど、これが熱かった。

 構成は、(HOME)SG SG SG ― C PF PG (AWAY)。アウトレンジチーム対バランスドチーム。

 客観的に見て、攻撃の安定性では、明らかにこちらが有利だ。リバウンドで負ける可能性がほとんどない、というのがデカい。ただ、HOME側のSG軍団による3Pが、ツボにはまったときの爆発力は要注意なので、スピードに勝る相手の動きに翻弄されないよう、必死に追従にしよう。

 一方、守備面では、五分五分といった感がある。こちらの守備には、SGの動きにCが追従できるのか、という大きな不安(=3Pを易々と打たれかねない)があるし、相手側の守備には、ゴール下での攻防における、絶対的な高さの不利がある。3Pの精度とG下シュートの精度(リバウンド含)の差を考えれば、若干こちらのほうが、ターンオーバーさせやすくはある、というところか。

 コツコツ型のこちら、一発型のあちら。そんな図式と思われる。

 そして実際の試合も、やはり分析通りの展開になった。攻撃を確実に2点ずつ決めるこちらに対し、たまにシュートを外しながらも、ついた点差を3Pによって追い上げ、追い抜いてくる相手側。

 こちらの攻撃は、フェースアップに接触しないように、パスカットされないように、スティールされないように、慎重にパスを回しつつ、じりじりとゴール下まで詰め寄り、強引にねじ伏せ、決める。守備になると、巧みにスクリーンを織り交ぜながら、3Pライン付近を駆け回るSG軍団を、ゼーゼーいいながら追い掛け回す。そんな展開をくり返すこと数回。最終的には、連続3Pの破壊力をまともに受け、僅差で敗れてしまった。相手方の移動やスクリーンが巧みとはいえ、3Pを確実にブロックできない、我がチームの未熟さが歯がゆい。

 試合後、誰も抜ける気配がなかったため、同じメンツで再戦。リベンジに燃える。

 試合展開は第1試合と全く変わらず。ゴリ押すこちらと、走り回るあちら。ただ、こちらは相手のやり方に、だいぶ慣れることができたのに対し、相手方はいかんともしがたい体格差に慣れるもクソもなく、そのぶん、初戦よりもこちら有利に試合が進んでいった。相変わらず、3Pが怖く、かつ、全然ブロックできない我がチームなんだけど、相変わらずのスカブロックでも、前回よりも位置的タイミング的に惜しかったのか、はたまた乱数のいたずらか、相手方の3Pの精度が、第1試合に比べ下がっているように感じられた。相変わらず、着実に2点ずつ入れていくこちらに対し、相手方は数度のターンオーバーを食らい、しかも追い上げの切り札である3Pシュートが、なかなか入らない。一度狂い始めた歯車は、結局最後までかみ合うことがなく、今度は我がチームの勝利で幕を閉じた。

 正直、初戦の後は「こいつは厳しいな」と思ったものだけど、これで1勝1敗。無事リベンジ完了だ。

 借りは即返さなければならない。

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