日記: 2月13日(2010年)

 タイ旅行に行った父から、土産に「ゴムのまくら(父談)」なるものをもらった。本人も良くわからずに買ってきたようなんだけど、軽くネットで調べた限りでは、どうやら「ラテックス」という素材の枕のようだ。決して安いものではないようなので、ちょっと恐縮してしまうな。

 「ゴムのまくら」という名にふさわしく、触感は確かにボニョボニョしている。はじめ聞いたときは、低反発まくらのようなものかと思ったのだけど、これはまったく違う感触だ。もっと水分を含んでいるような、半分液体のような感触で、スライムのような気配さえある。ただ、どこまでも柔らかいというわけではなくて、一定以上の圧力を加えると、それ以上は沈み込まないような反発力を示し始める。ブニブニといじくっているだけでも、なかなか面白い素材だ。

 実際に使って寝てみての感想は・・・いやー、実は私は普段枕を使わない人なんだよな。というか、寝る時点でしていても、起きると枕をはずしていたり、うつ伏せになっていたりする。なので、正直なところ、枕の良し悪しがよくわからない。でも、とりあえず余裕で熟睡できたし、体の痛みもなかったし、私にしては珍しく朝まで枕をしたまま寝ていたし、なかなかの寝心地だったのではないかと思う。

 こんな高級(たぶん)な枕を自分で買うことはありえない。だから、まぁ、あまりその真価のほどは理解できないかもしれない私だけれども、これからしばらくは転がり込んできた貴重体験を、毎夜楽しんでいくこととしよう。

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