英国’14: 6.バイブリー

 コッツウォルズの代表的な村の1つが、バイブリーだ。

 バイブリーはウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と賞賛した村らしい。ウィリアム・モリスって誰やねん、などとは口が裂けても言えないが、そんなに美しいというならば行ってみなくてはなるまい。

 ってことで行ってきたわけだけども、果たしてバイブリーは美しかった。特に、アーリントン・ロウという、14世紀の趣を今に残す一角は、抜群の雰囲気だった。ファンタジー小説やゲームの世界に降り立ったかのごとき錯覚を味わえた。

 コッツウォルズといえば蜂蜜色の石材で作られた街並みが特徴なんだけども、アーリントン・ロウはそれともまた違った独特の雰囲気。まるで時間が止まったかのような、いにしえのたたずまいなんだけども、実際に人の住んでいる家々だというのだから驚かされる。日本でいうところの白川郷のもっと古い英国バージョン、といったところか。

 バイブリーには澄んだ小川が流れていて、そこには白鳥や鴨が浮かんでいた。その水景を通して見る、アーリントン・ロウをはじめとするバイブリーの村の風景も、また絶妙な調和をもったものだった。また、その流れを利用してバイブリー・トラウト・ファームという鱒の養殖場も営まれていて、食事どころや釣堀、特産品の生産地として活用されていた。

 難点をいえば、バイブリーは非常にこじんまりとした、高度に観光地化されていない村で、駐車場すらほとんどなかった、ということだろうか。しかたなく路駐をして凌いだんだけども、路駐の車で景観が乱されているのは残念だったし、その一員に自分がなってしまったことも残念だった(できるだけ遠くの景観に関わらない場所に停めたけど)。

 定番過ぎるバイブリーの風景は、このコッツウォルズの村としては、今思い返しても最も美しかった村の1つとして記憶に残っている。定番には定番たる理由がやはり、ある。

アーリントン・ロウ

民家の玄関

スワンホテル

小川に泳ぐ白鳥

英国’14: 6.バイブリー」への2件のフィードバック

  1. Venyo

    先週、長崎のハウステンボスに行ったらコッツウォルズの街並みを真似た場所があったんだけど、
    それまで正直コッツウォルズ知らなかったんだけど、このサイトで学習しておいたから家族に大いに知ったかぶりができました、ありがとう!

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  2. Nez/蝿 投稿作成者

    お役に立ててなにより。
    10年に1回はくらいはおもわぬところで役に立つ、
    そんなFly!を今後ともよろしくお願いします。

    返信

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