日記: 11月18日(2015年)

 電子書籍元年。

 などと騒がれたのはいつだっただろうか。おそらく2010年頃だったと思われる。

 それから数年が経過し、世の中を見回してみれば、依然として電子書籍が主流とは言いがたい状況にある。世界的にどうなのかは知らないけども、少なくとも日本における電子書籍といえば、フリーの携帯小説の類か、漫画のスキャン品(多くが違法DLモノ)がせいぜいだろう。

 では私はどうか、というと、これがまた、俄然電子書籍派だ。

 読みたい本はまずAmazon Kindleで探す。なかったら諦めるか、仕方なく紙の本を買うかを考えるけども、前者にしてしまうことが多い。世の中に読みたい本など無限にあるのだ。その中からわざわざ、Kindleで電子書籍化されていない本を選ぶ必要などない。

 そんなこんなでもうここ数年、紙の本をほとんど買っていない。小説に関しては絶無。漫画に関しても、もともとほとんど買わないので、1年に1回のリアル購入時に紙の本を買うくらいでしかない。同じく1年1回ペースで買っているヴィンランドサガですら、前号から電子書籍で買うようになってしまった。

 電子書籍のいいところは、まぁ、ほとんど全てなんだけど、とにかく楽だということに尽きる。買うのも楽、読むのも楽。なにもかも楽だ。

 寝っ転がったまま本を購入し、寝っ転がったまま本を読み、寝っ転がったまま本棚から次の本を取り出せる。蔵書が何冊あろうと、本棚をまるごと常時携帯でき、好きなときにアクセスできる。

 なぜ、こんなにもすばらしいモノが、こんなにも普及しないのか。庶民の無知蒙昧さは想像を絶する、と言わざるを得まいな、かかか。

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