日記: 6月6日(2017年)

 暇つぶしというか、話のタネにRuneScapeをプレイしてみた(※写真は撮り損ねた)。

 RuneScapeといえば、有名な老舗の欧米系MMORPG。昔から存在は知っていたものの、当時の欧米系MMORPGの本格的な流れ(EQ、WoW、VG等々)からすると、言い方は悪いけど「ショボいお子様向け」というようなイメージが自分の中では先行していたので、未プレイのままここまで来ていた。

 しかしそんな私の評価をしり目に、RuneScapeは細々(私視点)と生き続け、いまだにTwithの配信ゲームリストでは上位を保つほどの存在感を示し続けている。

 「欧米系MMORPG好きをもって任じるからには、こいつはどこかで触るくらいしておかないといけないな」。そう常々思っていたところを、ついに実行した次第だ。

 まずアカウント作成。メールアドレスとパスワードだけで事足りた。

 そしてクライアントダウンロード&インストール。覚えてないけど、さしたる容量ではなかった。数分で終わった。

 起動。軽い。

 キャラクターメイク。選択項目は性別、髪型、初期服(上半身)、初期服(下半身)、初期服(靴)、髭、名前といったところ。いずれも10以上の選択肢から形と色を組み合わせることが可能で、それなりに幅はある感じだった。

 ゲーム開始。最初に選択肢が出てきて、このゲームの経験を聞かれる。「初めてです」を選ぶ。するとチュートリアル島に送られた。

 チュートリアル島で髭のおっさんがガイド開始。いわれるがままに進む。

 画面はポリゴンポリゴンしていて、決して最新の水準ではないものの、ディフォルメされたキャラクターや構造物が、シンプルかつ綺麗に描かれているので違和感はない。クレイアニメのような世界。

 操作はクリック移動のクリック行動。地点をクリックすると、そこまで移動する。人をクリックすると、そこまで移動してから会話する。鉱石をクリックすると、そこまで移動してから採掘する。敵をクリックすると、射程距離まで移動してからオートアタックする。合間にスキルをはさんだりもできる。WASDでカメラを動かしながら、クリック、クリック。操作体系は単純だ。

 そんな世界で、髭のおっさんに従って、戦闘をして、スキルを使ってみて、釣りをして、釣った魚を焼いて、銅鉱石を掘って、精錬して、剣を鍛えて、チュートリアルボスを倒して、そしてメインランドに降り立った。

 ・・・というところまで遊んだ。そこでとりあえず、飽きた。

 なるほどね。こういうゲームか。

 感想としては、かなりまったりしたゲーム、かな。操作のレスポンスも、実際のキャラクターの動きも相当遅めなので、きびきびとした操作が要求される昨今のゲームに比べると、良く言えばのんびり、悪く言えばとろいゲームだと感じた。正直、後者の印象のほうが強い。

 だから、生活というか、この世界に存在していることそのものを楽しめないと、楽しめないゲームだと思う。操作や戦闘そのものを楽しむようなゲームではなく、キャラクターとその世界に酔うためのゲームだと評したい。まぁ、RPGというものは多かれ少なかれそういうゲームではあるけれども。

 で、私においては、そこを楽しむところまで没頭できなかったので、初回プレイではあまりのめりこめなかった。そして次回プレイがあるかというと・・・怪しいところだ。まぁ、死ぬほど暇になったら再考するかも、くらいかな。

 没入感を損ねた原因としては、レスポンスの遅さの問題もあるし、グラフィックの水準の問題もあるし、そしてまた英語環境が久しぶりだったということもあるかもしれない。この世界にのめりこむためには、特にソロプレイにおいては、背景世界やストーリーを把握することが肝要なんだけど、英語を読まねばならないために、そのあたりが面倒くさくなってしまった。

 一方で、コンテンツの量や、戦闘から釣りや生産までカバーするシステムの広さからして、はまりさえすればかなり長期間楽しめるものだろう、ということも推測はできた。この世界にいったん馴染めば、このゲームの歴史が証明しているように、長く愛されるゲームになるのだろう。

 たぶん、時間の有り余っていた10年以上前に出会っていれば、感想はまた違ったものになっていただろうな。

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