日記: 5月6日(2018年)

 前回の日記の続き。RPG在留カード事件。

 今回は不真面目に、想像オンリーの話だ。なんの根拠も事実もない、ただの思考実験だ。

 さて。

 なぜRPG(現PGM。以下PGM)はDaraから「在留カード」を取り上げようと思ったのだろう。

 ここがこの件で、最も不可解な部分だ。他人の在留カードを持っていたって、なんの役にも立たない。ありえない極端な俗説の言葉を借りると「悪用」というのがあるけど、こんな入手経路がバレバレなものを「悪用」しようとしたって、すぐに足がつく。取り上げる意味がまったくない。

 私はこの回答は「しゃくだから」だったんじゃないかな、と思っている。

 推測するに、Dara選手の移籍当時(または在留カード導入当時)、Dara選手の在留カードを取得するために、PGMはそれなりに骨を折ったのだろう。その「苦労」を、ほかのチームにタダで渡したくないという、ケチな考えが出たんじゃないだろうか。移籍先のチームもちょっとは苦労しやがれ、と。

 こういうケチな話は、社会に出て仕事をしていると普通に散見される。本サイトをご覧のオッサン諸兄にも、大いに経験があることだろう。例えば仕事を失注した時に、引継ぎ先への資料提供を拒んだり、意図的に不可解にするような話は、悲しいけれどよくある話だ。そういうのと同じような次元の行動だったのではないかと思う。

 まったく褒められたことではないし、アホなことだとも思うけど、そこにあるのは人間の小ささであって、純粋な悪ではない。LoLやesports界隈は、業界も携わる人たちも若いのだから、こういう過ちはいずれ犯すだろうな、という確信さえある。だから、「しゃくだから」は動機として十分にあり得ると、個人的には思った。

 また、このような行動の背景には、法的な所有権についての勘違いも必要なはずだ。いくら自分たちで苦労して用意したものであっても、例えばパスポートだったら取り上げなかったはずだ。取り上げていいものかどうか、所有権を主張していいものかどうか、パスポートほどの「有名な」ものなら、さすがに感覚としてわかるからだ。

 実際は在留カードも取り上げてはいけないものだったわけだけど、在留カードは、パスポートほどには、公的な物品としてのなじみがない。「無名」な存在だ。だから在留カードの本質を把握できていなかったとしても、無能さは感じるものの不思議さはない。取り上げた行為に違法性を認識していなかった、というPGM側の弁は信じやすい。

 基本的に、ただのケチ根性がスタートの話なので、違法性が明らかな領域であれば、その意地悪の手を伸ばすことはしなかったはずだ。ケチ根性はそこまでの行動を生まない。

 そしてベースが「ケチ根性」だったからこそ、PGM側は今後も恥ずかしくて、すっきりとした説明責任を果たせないことだろう。「なんかしゃくなんで取り上げてみました」では、あまりに格好悪すぎるからだ。

 だからPGMは、これからも黙秘権を行使し続ける。それ以外にとれる行動がないからだ。仮に今後なにか言及することがあっても「当方とのトラブルでDara選手が引退という結果になったことを残念に思います」とかいう毒にも薬にもならないことだけだろう。

 そうして、なんとなくモヤモヤとしたものを払拭できないから、PGMはLJLにおいて、ヒールとしての立ち位置を取り続けるしかないのだった。

 ・・・。

 ・・・という妄想をしたのでしたとさ。

 この妄想を覆す、くっきりはっきりしたコメントを、今後PGMが出すようなことがあれば、それはそれで喜ばしいことだ。

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