R6S: 新シーズン

 R6Sが新シーズンになった。

 同時に新しいオペレーターと、新しい(リメイクされた)マップとがリリースされた。

 そこで早速みんなで新しいマップで遊んだわけだけど、初日の手探り感がなかなか面白かった。わからないことづくめなので、私以外の友人たちにとっては、プレイの満足感は、まだあまり高そうには見えなかったけど、少なくとも私にとってだけは、いつもより楽しいくらいだった。

 なにしろこのゲームを始めて以来、友人らと遊ぶときにはいつも、「私だけが知らない」という、一種孤独な状態でゲームを遊んできた。友人らはもう3年もこのゲームで遊んでいて、このゲームのことを知り尽くしているからだ。だから「みんな知らない」という共通の状況が珍しく、また楽しかった。

 実はこの楽しさは、ソロで遊んでいると簡単に得られる。

 ソロでマッチングする敵味方は、ゲームの習熟度が私と同等という人がほとんどになってきているので、皆一様に動きが拙く、チーム的になっていない。まだ理論ではなく直感で遊んでいる。全員が全員お猿さんなので、自分がモンキーでも孤独感がない。じゃれ合える。

 一方で友人とプリメイドで遊ぶ場合、とたんに周囲のレベルが上がり、私以外の人はなんらかの意図を共有して動いている感がでてくる。直観よりも経験や理論に裏打ちされた動きをしていて、それは見知らぬ人たち同士であっても、どうやらある程度一つの方向に集約されていることが多い。そのためその方向が見えていない私の行動だけが、浮いた形になってしまう。なにしてんだあいつ感が半端ない。じゃれてる場合じゃない。

 たから正直に言ってしまえば、今はソロのほうがゲームそのものは楽しい。でもプリメイドのほうがコミュニケーションは楽しい。

 そんな二項対立の状況の中で、奇跡的にその両方の楽しさを兼ね備えたのが、今回の新マップ初回プレイだった。

 なんというか、やっと、あぁ本来このゲームはこういう楽しさがあったんだな、ということが分かった気がした。そして同時に、もったいなさも感じてしまった。もし初期からこのゲームをやっていれば、もっとこの楽しさを得られたんだろうなぁ、と。

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