FO76: 半年ぶりのアパラチア

 久しぶりにアパラチアを訪ねてみた。

 半年近くが経過したので、さぞやいろいろ代わっているだろうと、楽しみにログインした。

 仄聞した限りでは、サバイバルモードの導入、蒸留の導入、自動販売機の導入、バックパックの導入、などがあったと思うので、その辺の一部でも確認できればと思った。

 【モード選択】

 まずログインし、プレイを始めようとすると早速、通常のモードすなわちアドベンチャーモードと、サバイバルモードとの選択肢が出た。今回はアドベンチャーモードでログインした。

 サバイバルモードは気になってはいたものの、存在を確認できたので、今はこれでいいや。Fallout 76でサバイバルをやりたいかというと、いまのところはそういう気はしないし。仕様もわからないし。

 そしてプレイ。

 久しぶりなので、まずは操作を馴染ませるように、うろうろと散歩をして、その辺の目につく敵を倒していく。

 思ったよりも体が操作を覚えていて、V.A.T.S.索敵からのV.A.T.S.攻撃やクリティカルの発動などもすぐにスムーズに行えるようになった。

 【V.A.T.S.】

 そしてそこで気が付いた。V.A.T.S.の仕様が変わっている。

 昔プレイしていたころは、V.A.T.S.は起動する度にターゲット部位が「胴体」に戻されていた。しかし今の仕様では、一度V.A.T.S.を閉じて起動しなおしても、「最後に合わせた部位」を覚えていて、そこがターゲットされるようになっているようだった。

 いい仕様変更だと思う・・・思うんだけどね。

 でも、私としては、「V.A.T.S.→胴体ロック→ホイールダウンで頭ロックに変更、射撃」という一連の操作を0.5秒でこなすことが、すっかり体に染みついていたせいで、逆に混乱してしまった。最初からこの仕様だったら、こんなことはなかったのに。

 とはいえこの仕様だと、Gun Fuなんかはかなりやりやすいのかもしれない。逆に、相手によって頭狙いと脚狙いを切り替える、なんてのはちょっと難しい感じもした。

 【自動販売機】

 操作にも慣れたところで、自分のキャンプに帰ってきた。

 自動販売機が作れる、ということだったので作ってみた。特別なレシピなどを手に入れる必要もなく、素の状態で普通に設置できた。必要なのは電力だけだ。

 とりあえず手持ちの家具レシピを10Cくらいで並べてみたけど、まぁ誰も買うまいな。自分では使わない、でも強力なヘビーガンでも手に入れた時などに、初めて使い甲斐が出るのだろう。

 自動販売機を設置している他人のC.A.M.P.はマップで確認できるので、どちらかというと「いいものを買う機会が増える」というのが、私にとってのメリットになりそうだ。

 【スタッシュ、アイテム名】

 スタッシュ容量も増えていた。自分がプレイしていた時はスタッシュ容量の最大値は600だった。それが今は800になっていた。携帯していた余計な弾薬などを、スタッシュに入れることができてすっきりだ。

 また、アイテム名を変更することもできるようだった。あまり使う気もないけど、パワーアーマーのフレームのような、名前で見分けがつかないものは、名前を変更すると利便性が向上しそうだ。

 【パイオニアスカウト】

 今絶賛新導入のバックパックに絡んだ一連のミッションシリーズ。

 ・・・なんだけど、ちょっと見ただけでも、すごく面倒くさそうだった。

 いや、実はFallout 76を久しぶりに起動したときには、軽い気持ちで「バックパックをとるまでやろう」とか思っていたのだ。私にとってのメインコンテンツは、まさにこのパイオニアスカウトシリーズだった。自キャラにバックパックを背負わせたかった。

 でも、実際に始めてみると、いきなり壁にぶつかってしまった。

 特にキツそうだったのは、バックパックを入手するためにクリアしなければならないミッションの1つに、「他人を復活させる」ってのがあった、という点だった。

 もう知人は全員引退済みで、見知らぬ他人と接触する機会も、コミュニケーションを取る方法もほとんどないこのゲームで、どうやって他人を復活させろというのか。

 いや、確かに根気よくブラストゾーンに通ったり、レイドイベントを覗いたりし続ければ、いつかは開放できるのだろう。でも、流石にいまのテンションでは、そこまでする気力はないんだよなぁ。

 マイメインコンテンツ、無事終了。

 【オタマジャクシチャレンジ】

 また、パイオニアスカウトのミッションには、チャレンジを達成するというものもあった。

 これまた非常に面倒くさそうなステップなんだけど、それ自体はいいとしよう。チマチマ進められるものは、モチベーションになりやすいから。

 ただ、これをチャレンジという形態にしたことには、少々疑問が残る。サイドミッションにでもしてくれればよかったのに。チャレンジは進捗を確認するために必要な操作が、UIの洗練度の問題で迂遠で億劫なのだ。

 【カメラ】

 そんなチャレンジ中には、「〇〇をカメラで撮影する」というものが多々あった。

 それで思い出したんだけど、プレイしていなかった間の追加要素には、「カメラ」というものもあった。アイテムとしてのカメラを装備すると、従前のフォトモードとはまた違った、「キャラクターが手に持ったカメラで撮影する」という体の撮影モードが使えるようになるのだ。

 で、カメラを入手しようと思ったんだけど、カメラ入手ミッションためのスタートアイテムが、まさかのランダムポップだったのだ。

 ・・・でたよ。

 いくつかのポイントにランダムで湧く、というやつ。狙ったポジションになかったらリログするしかないやつ。いらないランダム要素のやつ。リログせずに複数のポイントをめぐると、どんどんファストトラベル代が減っていくやつ。

 ベセスダ・・・なにも学んでいない。

 ミッションのスタートアイテムなんざ、ホワイトスプリングの撮影屋にでも固定で置けばいいだろう! もー!!

 【品ぞろえ】

 今回1番好印象だった変更点のはこれ。店の品ぞろえ。

 リログして品ぞろえをリセットしていたのは過去の話。今はもうその店が売るものは、すべて常に表示されるようになったようだ。

 パワーアーマーの希少Modも、大きなポケットModも、ハンドメイドライフルもなんでもござれ。金さえあれば手に入る。まぁ、最初からこうしろよ、って話でしかないんだけど。でも、いい改善だと思うよ。

 【お店のお金】

 また、商人が1400Cも持っていた、というのも変わったポイント。これなら戦利品を売りまくれる・・・けど、これデイリーリセットなのかな? 値が今までの7倍なだけに、単純にウィークリーリセットになっただけ、という疑惑も自分の中にある。面倒くさいので真相を調べてはいない。ま、プレイし続ければわかることだろう。

 【まとめ】

 ってことで久しぶりだったアパラチア。

 なつかしさベースでぶらぶら歩きまわっている間は楽しかったんだけど、いざ追加要素を前に進めようとすると、なんだか妙に面倒くさいものが多かった。前に進めたいのに、進まない時間帯が長すぎる設定で、ダレてしまった。

 例えば同じ10時間かかる要素でも、30分ごとに5%ずつ着実に進む設計のものと、5時間ごとに急に50%進む設計のものとでは、前者のほうが圧倒的に楽しいんだよな。でも新要素はどちらかというと、後者って感じの設計のものが多かった。作る側からすれば、後者のほうが用意するものは少なくて済むし、計算もしやすいから楽なのだろう。手抜き感ある。

 せっかくパッチも当てたし、元々好きなゲームだし、まだやってない新規クエスト(蒸留とか)や要素(伝説を売り買い)もあるから、もう少しちょこちょこ覗いてみるつもりだ。けど、少なくとも「生まれ変わった! 神ゲー! 最高!」って絶賛できる感じではなかったかな。

 惜しい。

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