日記: 10月28日(2021年)

 ちょっと戸棚の整理をしていたところ、写真のようなブツが出てきた。

 ピンクの小粒さん。

 使用期限2016年2月。

 ・・・なにこれ?

 うーん、私にはピンクの小粒を服用する習慣はないぞ。そもそも買った記憶もない。これがここに存在するからには当然、およそ7、8年前に自分で買ったのだろうけど、まったく身に覚えがないな。何を考えてこんなものを買ったのやら。

 箱の中を見ると、そもそも錠剤が1粒も減っていないように見える。箱の中には数シート分の薬剤がパンパンに入っており、どのシートにも小粒の欠落がない。それとも1シートまるまるないのだろうか。

 うーん、使いもしない下剤を大量購入した私(8年前)。挙動不審すぎるな。変人だ。

 さて、とにもかくにも、大量の使用期限切れのピンクの小粒が出てきたわけだが・・・。

 これをどうしようかな。そもそも効くのかな。使えるのかな。

 飲んでみればわかるよな。

 飲んだ(アホ)。

 数時間後に地獄がやってきた。

 胃腸の中の固体という固体、液体という液体が、私の許可なく次々に排出されてきた。出し切ったと思っても、次の波が来る。なまじ下剤なんかとは無縁な身体だっただけに、下剤への耐性がまるでなく、一たび服用したら、恐ろしく効果的に作用したようだ。寝ても覚めても常におなかがキューっとするし、虚無感もあるしで散々だ。

 そんなこんなで昨晩は、いつでも安らぎの個室に駆け込める体制を維持しつつ、恐る恐るゲームを少しばかり嗜み、そして早々に就寝し・・・ても腹痛で起こされたりしたのでした。

 もう二度と飲まないぞ。というか捨てよう、これ。

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