カテゴリー別アーカイブ: ハワイ旅行’18の飯

旅飯ハワイ18: 食べ物以外

 というわけで、2018年のハワイ旅行を食を軸に記録してきたシリーズも、帰路の機内食をもって終了した。

 最後に、食べ物以外で記録しておきたいいくつかのことを、写真とともに載せて、結びとしたい。

 今回の旅行もなんだかんだで、もう一度行きたいと思える旅行だったけど、なかなかそうもいかないだろうなぁ。

 ハワイに限らず、またどこか、海外旅行に行ける日が来るだろうか。来ると信じて、日常を乗り切っていこう。

 【チャーリーズタクシー】

 ホノルルの空港からホテルまでの移動手段として最もメジャーといっていいハイヤー。ハワイは3度目だったけど、今まではホテル送迎付きツアーだったので、初めての利用となった。

 日本で予約をしておいて往復で利用したけど、簡単快適で実によかった。

 行きは、まず空港で呼び出すための電話をすることになっている。となると、「コインがないと公衆電話を使えないぞ。小銭を入手しなければ」と考えていたんだけど、実際は逆だった。並んでいる公衆電話は、すべてコイン非対応で(「ただいまコインは使えません」と表示されてる)、クレカでなければ電話できないようになっていた。なんというクレカ社会か。旅行者としては楽なので歓迎だけども。

 ただ、なんとなく「空港では電話しなくてもいいのかもしれないな」という感じでもあった。チャーリーズタクシーの車溜まりの場所を知っていれば、そこに係の人がいたので、電話せずとも直接行って、予約している旨を伝えれば、乗れるんじゃなかろうか。知らんけど。

 帰りは予定時間の10分前にはホテルにきて待機してくれていた。チェックアウトより先にいた。ノーストレスで帰れた。

 【アストン・ワイキキ・ビーチ・タワー】

 泊まったコンドミニアム。一応高級な部類だと思う。今回の旅は老夫婦がただただのんびりと滞在するコンセプトだったので、宿泊一点張りでお金を吐いた。

 100平米越えの広いコンドを3人利用という贅沢。ラナイ(広いベランダ)からはワイキキビーチからダイヤモンドヘッドまでを一望できる。地ビールとおつまみとを買い込んで、潮騒を聞きながら、ずーっとラナイでうだうだしているだけで幸せな気分になれる。そんなコンドだった。

 それだけに、今回の滞在を通して、天候がいまいちだったのが心底悔やまれる。

 チェックイン時には、早めのチェックインや、希望ユニットの指定にも応じてくれて、サービス面でも文句なしだった。金さえあれば何度でもリピートしたい。んが、実際はこんなところに行くのは最初で最後だろう。

 なお、現在はザ・レジデンス・アット・ワイキキ・ビーチ・タワーと改称されている模様。

 【シャワートイレ】

 部屋のトイレはシャワートイレ付き。ピンボケだしどうでもいいんだけど、FrontとかRearという表示が新鮮で、ついついカメラで写してしまった。

 【クヒオパレード】

 2018年3月24日の土曜日に、クヒオパレードなるパレードが大通りで開催されていた。

 しかし、天候はあいにくの雨。今一つ盛り上がらない、なんとなく寂しげな雰囲気に終始していた。

 【ダニエル・K・イノウエ国際空港空港】

 ホノルル国際空港は2017年4月27日から、ダニエル・K・イノウエ国際空港空港に改名されている。

 日系人の名を冠しているというのはどこかうれしい反面、ホノルル国際空港という名前のほうが、ハワイに来たなぁ、という気分は盛り上がるので複雑な感じがした。

チャーリーズタクシー

アストンワイキキビーチタワー

ラナイからの朝の景色

ラナイ

シャワートイレ

クヒオパレード

ダニエル・K・イノウエ国際空港空港

旅飯ハワイ18: 帰りの機内食

 6~7日目は飛行機で一気に過ぎ去った。

 前日にあまり眠れなかったせいか、飛行機の中では爆睡。寝る、起きて食べる、寝る、起きて食べる、寝る、でもう成田。体感3時間くらいでついてしまった。

 帰りの機内食は、メインは牛丼。割とおいしかった。

 ちなみに牛丼かドライカレーという選択肢だったんだけど、斜め後ろの席の人は牛丼が切れていてドライカレーしか選択肢がなかったらしく、憤慨していた。「エコノミーあるある」だけど、こういうシステムは確かに不公平で良くないよなぁ。

 到着前の軽食は、クロワッサンのハムサンド。クロワッサン好きなので、これまた結構おいしかった。

牛丼

クロワッサンサンド

旅飯ハワイ18: M.A.C. 24/7

 5日目は、たまった疲れを癒しつつ、コンド周辺でだらだらと過ごした。散歩したり、お土産を買ったり。

 そんなだったから朝食も昼食も、今まで買っておいたものを部屋で消化することで済ませた。パエリアの残りやら、パンやら、ポテチやら、ケーキやらをつまむだけだった。

 ので、一気に話は夕食になる。

 最終日のディナーということで、どこかに外食にいこう。でも明日は早いし、やっぱり疲れているので近場で探そう。

 そんなコンセプトで訪れたのは、ヒルトン・ワイキキ・ビーチの1階のレストラン、M.A.C. 24/7だ。

 ど派手なオレンジ色が印象的な入口を抜け、さらにこれぞアメリカンダイナーというようなバーエリアを抜けると、白を基調としたポップな内装の、なかなかオシャレで落ち着ける空間が広がっていた。思った以上に広い店だった。

 特に中庭側の壁が一面ガラス張りになっていて、開放感溢れる雰囲気になっているのが印象的だった。ガラス向こうの中庭では、入れ代わり立ち代わり数組のウェディングカップルがやってきては、滝を模したオブジェの前で記念撮影をしたりしていた。

 レストランの格としては、ファミレスに近いイメージなのかな。店名の通り24時間営業らしい。メニューも大衆的で、朝食向けなパンケーキから、ハンバーガー、夕食向けなステーキまで、なんでもござれという感じだった。

 一応ここの名物は、パンケーキチャレンジという大食いチャレンジなんだけど、もちろんそんなものに用はない。

 いろいろ悩んだ挙句、私はM.A.C. Attackというメニューにすることにした。メニューをコピペすれば「2 pancakes, 2 eggs your way, breakfast potatoes, applewood smoked bacon, link sausage」というものだ。イングリッシュブレックファストにパンケーキのついたもの、と思えばいいだろう。卵は目玉焼きにしてもらうことにした。

 なぜこのメニューにしたかというと、一応パンケーキもハワイ名物っぽいから食べて帰らねばならないかな、と思ったからだ。とはいえ、別に好きでもないパンケーキに、貴重な1食の枠をやるのももったいない。だからこういう「パンケーキもついてくるメインは別のメニュー」というのは、もってこいだと思ったのだ。

 食べてみた感想はというと、まぁ、普通かな。

 一応店の名誉のために言っておくと、この店はいい店だった。日本人を見かけなかったし、18時頃の段階では割と空いてたけど、サービスも雰囲気も味も良かった。落ち着いて食べられるいい場所だと思う。

 ただ、頼んだメニューが、味の差の出ないものだったなぁ、と。

 まずパンケーキ。普通のパンケーキだった。日本の喫茶店で食べられるパンケーキとも、なんなら自宅でホットケーキミックスで自作するものとも、別に大きな違いはなかった。おいしいけど、感動はない。この方面にそもそも興味が薄いから、そう思うのかな? でも、とりあえず「ハワイでパンケーキを食べる」というフラグだけは立てられたのでヨシとしよう。

 そしてイングリッシュブレックファスト部分。これもなんというか、どこで食べても安定して美味しいけど、どこかが傑出して美味しいとなるようなこともない、という属性のものだよね。これまた、おいしいけど、感動はなかった。

 でも、最後のまともな食事として大外しすることはなかったし、雰囲気も良かったし、給仕の子が小柄でかわいかったので、満足度はそこそこ高かったとしておこう。
 

地ビール(銘柄忘れ)

パンケーキについてきたジャム(持って帰った)

イングリッシュブレックファスト

パンケーキ

旅飯ハワイ18: キングスビレッジ・ファーマーズマーケットのパエリア

 4日目の夜の買い出しメニューその2。

 Coco Coveでアヒポキ丼を買いだした帰路。キングスビレッジという、なぜか英国風のショッピングエリアで、特定曜日の夕方以降に開催されているファーマーズマーケット(というかただの縁日?)にも立ち寄って、追加の食料を買ってから帰ることにした。

 目的はパエリアだ。アヒポキ丼に続き、またしても飯モノだ。

 というのも、出発前にどこかの旅行記で、「ここのパエリアを買った」というくだりを読んだことを、ファーマーズマーケット開催中のキングスビレッジ前を通った時に思い出してしまったのだ。それで、手にすでにアヒポキ丼を持っていたにもかかわらず、「あぁ、そういえばそういうのもあったな。よし買うか」となったわけ。

 こういうことなら、飯モノを重ねることになったのも、うん、しかたない、しかたない。

 このファーマーズマーケットの開催地であるキングスビレッジというのは、かなり謎な空間だった。立体的に入り組んだ構造の、イギリスはビクトリア調(なんちゃって、だが)の建築物が並ぶ、しかしハワイはホノルルにある商業施設。なぜハワイでビクトリア調なのか、そしてなぜ内部が無意味に迷路の如く入り組んでいるのか。その謎を解き明かすカギは、ついぞわからなかった。これ以上なく胡散臭い。

 ただ、それでもそこに集まる人々の熱気は高く、それなりに楽しげな雰囲気を、皆、発散していた。かくいう私もその例にもれず、ちょっとウキウキしながら散策した。こういう場では、私とてちょっとテンションがあがるのだ。

 で、目当てのパエリア屋を発見し、かなり衛生的に問題がありそうな鍋洗い現場を観察しながらパエリアの出来上がりを待ち、そして買って、帰って、食べた。

 そんなパエリアは、うーん、これパエリアかなぁ?というような感じだった。

 日本でもそんなにパエリアを食べたことがあるわけではないから、どっちが本物なのかはわからないけど、私が日本で食べたパエリアと呼ばれるものとは、かなり遠いシロモノだった。少なくとも凄くおいしいものではなかったな。どちらかというとドライカレーに近い、そんなイメージの一品でしたとさ。

キングスビレッジファーマーズマーケット

パエリア鍋、後始末中(たぶん洗剤を食べることになる鍋洗い工程だった)

パエリア

旅飯ハワイ18: Coco Coveのアヒポキ丼

 4日目の夜は、また買い出してきて部屋で食べた。

 買いだしてきたものの1つは、Coco Coveのアヒポキ丼だ。

 1日前の昼にもアヒポキ丼を食べたわけだけど、かなり日本風にされていたイメージだったので、もう一度別のところのものを食べてみたい、と思ったのだ。

 Coco Coveはワイキキのど真ん中、ロイヤルハワイアンセンターから道路を挟んだ正面にある、スーパーマーケットだ。ここのデリコーナーのポキがなかなかイケるとの話だったので、今回はこちらのものを試してみることにした。

 ここのポキ屋さんは、ショーケース兼カウンター越しに種類と量を伝えて、量り売りしてもらうというスタイル。ショーケースのなかには、いろいろな種類のポキが並んでいた。ライスの上に乗せてもらう丼形式でも、単品でパック詰めにしてもらう形式でも買えるようだった。

 そして会計は詰めてもらったパックに値札を張ってもらい、ほかの買い物と一緒にレジでする。日本のスーパーにおける精肉売り場にも、こういう形式のものはあるね。基本的に会話がほとんどいらないので、楽ちんだった。

 今回は少し悩んだ末に、結局またしても普通のショウユアヒポキ丼と、変化球として単品でスパイシーアヒポキを買って帰った。

 まず、ショウユアヒポキ丼。うん、これは先日に引き続き、ただの鉄火ヅケ丼だな。結局ショウユアヒポキは、どこで食っても和風テイストなのだろう。しょう油、という時点でどうしたって和風だ。

 そしてスパイシーアヒポキ。こちらはグッと異国風だった。刺身というよりはカルパッチョの雰囲気がある。うまい、そして、辛かった。私はどちらかというと辛さに弱い性質なので、かなりツーンとキタ。単品で食べるのは私には厳しいレベル。ただし、ご飯のおかずにはかなり良好に思えた。

 当初の予定では、ショウユアヒポキでご飯を、スパイシーアヒポキは食後のおつまみに、という想定だったんだけど、逆だったわ。スパイシーアヒポキでご飯を、そしてショウユアヒポキをちびちび、というのが私の辛さ耐性能力に基づく最適解だったようだ。

ショウユアヒポキ丼

スパイシーアヒポキ