カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2004年01月

日記: 1月31日 (2004年)

 友人が

 「松屋の豚めしを食ってみた。でもやっぱ、牛めしのほうがいいわ」

 というようなことを言っていたので、私も当コーナーのネタのために・・・もとい、興味に駆られて食いに行ってきた。

 行く前に、松屋のサイトを見て予習でもしようかと思い立つ。しかし、メニューのページを見てみたものの、写真が小さすぎて、どんなものだかわからない。むしろ豚めしのとなりの新メニュー「カレ・ブゥ」に唖然。

 「豚だからブゥか? メデテーな」

 という感じ。

 ともあれ、結局どんなものだかよくわからないままに、平和な土曜の午後のひとときを、こんなことで潰してもいいのかという一抹の不安を抱えながら、豚めしを食すべく、松屋へ向けて出発したのであった。

 行ってから頼むまでの起伏のない過程をここで述べても、何ら意味を持たないので、あっと言う間場面は「松屋で注文後」へ飛ぶ。

 出てきたそれは、牛めしと似て非なるどんぶりもの。ご飯の上に、煮込まれた豚バラ肉とタマネギが乗っている。色彩的には牛丼屋「どんどん」の牛丼に近く、色が薄く、白い。

 そして、食う。

 うーん・・・うまいじゃないか。

 味は、生姜焼きのタレと、牛丼のタレを足して二で割ったような、そんなイメージ。豚バラ特有の脂身のコクが、飢えた胃袋にジャストミート。私は上記友人とは違って、牛めしよりこっちのほうが好みかも知れない。うまい、うまい。

 脂身過多の豚バラ使用なだけに、牛めしよりカロリーが高いという、健康上の一大欠点を負ってはいるけど、個人的には牛めしがなくなっても、これはこれで全然困らない感じだ。

 ってなわけで、アメリカ牛の品薄に伴う牛丼屋代替メニュー戦争の中では、290円という価格も相まって、松屋は十分合格点だな、と思えるのだった。

 ・・・というか、吉野屋のカレー丼は高すぎ。あ・・でも、マーボー丼とかいくら丼はうまそう・・・。

日記: 1月30日 (2004年)

 不思議なことなんだけど、暇になると感受性が衰える。

 忙しいと他のことを考える余裕がなくて、日記のネタなんかも見つからないように思うんだけど、実際は、忙しいときのほうが、余計なことを考えてしまって、結果的に日記のネタなんかも、日常生活のこまごまとしたものの中から簡単に見つかったりする。

 逆に、暇なときに限って、感受性が弛緩してしまうのか、いくら考えてもなーんにも思い浮かばなかったりする。忙しいときには、「暇になったらネタ、いくらでも思いつくぞー。更新しまくるでー」などと思っていて、更新のネタが数多く脳内で温められている。なのに、いざ暇になると、その全てが脳内から消滅してしまい、真っ白になってしまうのだ。

 てことで、今日はネタがないこと自体を大げさにネタにして、終わる。

日記: 1月28日 (2004年)

 友人に紹介されたファンタジー職業適性診断をやってみる。

 占い師「そなたに最も似合う職業は、自己主張が強くて攻撃力最強の『剣闘士』じゃ。

 戦士の『力強さ』『意志力』と盗賊の『派手さ』『素早さ』を併せ持つタイプじゃな。
 自己主張が強く、政治家などに向く。口先だけになりやすいところが特徴じゃ。
 全体の方向を決めるまでは得意でも、実際に行動することが苦手なようじゃの。
 誰かに仕事を頼んだ場合は、失敗の責任も全部あなたが背負うようにすることをお勧めするぞ。」

 (職業メモ)戦いを見せることで収入を得る戦士。身が軽い軽戦士タイプが多く、攻撃力は最強。

       戦士レベル 3  天性の才能あり
       盗賊レベル 4  天性の才能あり
       僧侶レベル 1  努力すればなんとか
    魔法使いレベル 2  努力すればなんとか

 ・・・だそうです。

日記: 1月26日 (2004年)

 このサイトは改装以来、Movable Typeというシステムで構築されている。掲示板に投稿するような手軽さで記事の更新ができること、ログが月別に自動で蓄積され、過去ログの閲覧・管理が容易であることなどが、うちのような単なる日記サイトにとっての、Movable Typeの長所である。

 さて、うちではさらに、過去ログの閲覧がしやすいように、カテゴリを分け、日記などは月別にカテゴリで分けて、数年経っても振り返りやすいように配慮している。

 ・・・のだが。

 先日、ある男にこんなことを言われた。

 「Movable Typeのカテゴリって、月別ログの下層の分類じゃないっけ?」

 ・・・へ?

 私が想像していたカテゴリリンクは、月別ログとは別個の分類法法として、月別ログを超越した存在であると思っていたのである。

 例えば2005年1月におけるカテゴリは、


 カテゴリ
  MMORPG [3 件]
  サイト運営日誌 [4 件]
  日記: 2004年01月 [19 件]
  日記: 2004年02月 [25 件]
   ・
   ・
   ・
  日記: 2004年11月 [13 件]
  日記: 2004年12月 [05 件]
  日記: 2005年01月 [03 件]

 ・・・というようになるとおもっていたのだ。

 ところが、その男が言うには、カテゴリは各月の月別ログ内をさらに細かく分けるためのものであって、月別ログの支配下に置かれた、いわば下層ディレクトリであるというのだ。

 つまり、2005年1月におけるカテゴリは、


 カテゴリ
    日記: 2005年01月 [03 件]

 だけとなるらしい。他の月に書かれた内容は、他の月の月別ログを見なければいけないらしいのだ。

 わかりやすくことさらに階層表現をすると、


 ┬月別ログ2004/01
 │ ├カテゴリ1
 │ └カテゴリ2
 ├月別ログ2004/02
 │ ├カテゴリ3
 │ └カテゴリ4
 ├月別ログ2004/03
 │ └カテゴリ5
 └月別ログ2004/04
   ├カテゴリ6
   └カテゴリ7

 ということだ。カテゴリ5の存在は、2004/04になってしまうと、トップページには表示されず、過去ログの2004/03を一旦開いたのちに、カテゴリ05の存在がわかる、というふうになっているようなのだ。

 がーん。

 つまり、日記のカテゴリにわざわざ年月をを記載する必要などはなかったというのである。どうせ、その年月の過去ログを選択しなければ、その年月の日記は閲覧できないのであるからして。

 言われてみれば、ほかのMovable Typeを使用したサイトも、カテゴリの内容が月ごとに異なっている。

 うーん。まいったまいった。

日記: 1月25日 (2004年)

 海賊、大航海時代、カトラス、マスケット銃、ガレオン船・・・。

 こういったフレーズで彩られる物語は、やはり男の子としては心弾むわけで、古くは「宝島(スティーブンソン)」から、現代のちびっ子に大人気「ワンピース(尾田栄一郎)」まで、絶えることなく人気を保ち続けてきた一大分野なのである。

 ってなわけで、「ネプチューンの剣(ウィルバー・スミス)」を読んだ。

 まさに正当派の海洋冒険物と呼ぶにふさわしい、綿密なリサーチをもとに書かれた本作は、史実に忠実(?)な、シビアで血なまぐさい大航海時代後期の世界観を、そこそこリアルに提示してくれて、「『宝島』とか好きだったけど、『ワンピース』はガキっぽすぎてちょっと・・・」、という貴方に強くおすすめである。たぶん。

 ・・・しかし、こういう、単純明快な冒険活劇は、日本では全然流行らないのが残念だ。とくに中世以降近代以前を舞台にした本は、非常に少ない。かろうじて、江戸時代などの時代物がこれにあたるんだろうけど、和風一辺倒では何ともバリエーションが乏しい。

 思うに、日本では西洋中世~近代という題材は、活字の世界では「子供っぽい世界」という括りになっているように見える(その割に、ハリウッド映画に対しては非常に寛大だ)。児童向け図書やマンガ、TVゲームの世界が、この世界観を多く採用しているせいではないかと思うんだけど、非常に残念な話である。「西洋中世」という時点で「幼稚」の誹りは避けうべくもない、という危機的状況だ。そういった意味で、この世界の大人の本を書き続け、あまつさえ直木賞まで受けた佐藤賢一などは、(当たりハズレが大きいものの)得難い才能といわざるを得ない。

 ってなわけで、「子供っぽい」世界が舞台の「ネプチューンの剣(邦題が最低・・・)」。偏見なく、考えなく、一気に読んでスカッと爽快な一冊でした。