カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2004年07月

日記: 7月31日 (2004年)

 バイクで事故った。

 結果から言えば、私の愛車はフロントカウル大破、ミラー損傷、計器関係歪みまくり、という被害を受けたが、私自身はかすり傷一つなかった。事故ってる以上、運がいいとはいわないが、不幸中の幸いだったかな。

 経過はこうである。

<図1>

 つたない図で申し訳ないが、耐えておくれ。赤が相手方四輪車。青(図1にはないが)が私のバイク。黄色が無関係な車両である。

 その道路は、片側二車線の国道。二車線ではあるのだが、左側車線は路駐車両が散在しており、ほぼ全ての四輪車は、右側車線を通行していた。おかげで、右側車線は渋滞気味である。

 そんな国道の、ある交差点で事故は起こった。

<図2>

 そんな道路状況でも、バイクには基本的に関係ない。路駐車両があっても、バイクでなら左側車線を悠々走れるのだ。右側車線の渋滞を横目に見ながら、それでも路駐の影からの飛び出しが怖いので、なんとなく遅め(40km/hくらい)のスピードで、ふふふん、と走る。

 そして私のバイクは交差点にさしかかる。

 図を見てもらえるとわかると思うのだが、この道路状況では、赤車両と青車両の間にほとんど視界が通っていない。このことが、事故を招いた。

<図3>

 私が交差点に進入する直前、信号が青から黄色に変わった。しかし、現在の速度と、交差点までの距離から考えて、そして雨上がりという道路状況もふまえて、ここで強めのブレーキをかけるのは危険と判断。そのまま交差点を突っ切ることにした。

 ところが、対向車線には、そんな私に全く気がつかない、右折車両がいたのである。

 私が交差点内に入ったとたん、目の前には赤い壁が立ちふさがっていた!

<図4>

 あわててハンドルを右に切る。なんとか赤い車両の後部をすり抜けようと試みたのだ。しかし、とても間に合わない。あと少しというところで、私のバイクの左前方と、赤い車両の左後方が接触してしまった。

 左ハンドルにかかる激しい衝撃! バイク全体が右側に倒れ込みそうになる。そこを、アクセルワークを駆使してなんとかねじ込む。そんな一瞬の悪戦苦闘をへて、私は運良く、本当に運良く、転倒せずに路肩にバイクを寄せることができた。この間に、図の黄色い車の列から後続車両が来たり、対向車線から後続する右折車両が来ていれば、私は間違いなく吹っ飛ばされていただろう。

 その後、同じく車を停車させた赤い車両の運転手と話し合い、警察を呼び、事後処理を行った。初めての事故で、ややパニックになりながらも、なんとかこなす。幸い私も無傷で、バイクも走行自体はできるという程度の損傷だった。かすめるように接触した分、被害が少なかったんだろう。

 それにしても、右にハンドルを切るのが少し遅れたら、赤い車両の右折速度が少し遅かったら、私は正面から赤い車両の側面につっこんでいたに違いない。それを想像すると、寒気がする想いである。

 で、まあ保険屋やらに電話をして、現在事故証明と保険屋の対応待ちという段階である。

 あー、めんどくさいことになったもんだ・・・。

日記: 7月26日 (2004年)

 どうも。早くもホームシック気味な、一人暮らしルーキー、こと、蝿です。イエー、ニコガク、イエー。

 新居の周辺は、なにやら異常に外国人が多い。昭和の風味を残す商店街(?)を、黒人さんや中東人さんや、チャイナ語を話す集団さんが闊歩してありおりはべり、あまつさえジャンクフードチェーン店の店員までもがカタコトの日本語を話す、外国の方であるという始末。右よりの黒いBさんなんぞが聞けば、さぞや過激な意見をくれそうな風土であるといえる。

 それにしても、勝手に食事が出てこず、勝手に洗濯されず、勝手に掃除がされないというのは、なんとも不便なことである。気楽さというメリットを、遙かに面倒くささというデメリットが上回っている、と言うのが正直なところだ。

 そんなわけで、三日目でこんなことを言うのもどうかと思うが、なんとかしてとっとと実家生活に戻りたいもんだ。しかし、実際のところ、種々のやむにやまれぬ事情から、当分はこの生活が続きそうだ。なんとか慣れていかねばのー。

日記: 7月23日 (2004年)

 風の噂で聞くところによると、DAoC日本語版のベータテストが小規模にスタートしてるそうだ。参加したかったんだけど、私はあいにく当選メールがこなかったので、今のところ参加できず。残念。

 で、突然ですが、明日、引っ越します。Webサイトじゃなくて、リアル住処を。明日にも引っ越し先で通信環境が整うように手はずはつけてあるけど、何が起こるかわからないので、しばらく音信不通になるかも。ま、今のところネットで継続的なゲームはしてないから、誰もこまらんだろーけど、一応通告はしておきます。

 てなわけで、東京都某市民から、東京都北区民になります。周辺住民の皆様におかれましては、うまいラーメン屋とか、うまいラーメン屋とか、うまいラーメン屋の情報なんかをリークしていただきたく思います。

 しかしこのクソ暑い中、自家用車で自力引っ越しか・・・。あー、めんどくさ!

日記: 7月18日 (2004年)

 と、昨日の分の日記(7/17分)を今書き終わったところで、一週間前の約束の、WoPの話なぞをしてみよう。

 とりあえず、以下に私の初プレイの様子をお届けする。

 WoPのやたら小さいクライアントをダウンロードし、あっというまにインストールを終えた私は、早速起動してWoPの世界に飛び込んだ。

 イングランド国籍でキャラクターをテキトーに作り、ゲームを開始する。キャラクターメイキングは、名前と国籍の決定以外にすることがなく、非常に簡単ではあるが、そのぶん作成直後の段階では、自キャラに対する愛着は持ちにくいと感じた。

 ゲームを開始すると、画面いっぱいに、SFC版大航海時代IIかと見まごうばかりの90年代風グラフィックで描かれたゲーム世界が現れる。スクリーンショットで前もって見知っていたとはいえ、そして、ゲームは見た目ではないとはいえ、あまりの視覚的なショボさに、軽い落胆の念を禁じ得ない。

 さて、私のキャラクターがいるのは、どうやらどこかの港町のようだ。名前はEleuthera。日本語でいうところのエルーセラ島(現バハマ国)のようだ。これから我がキャラクターは、ここを基点に・・・

 ・・・何をするんだ?

 なにをしていいものか、全くわからない。とりあえず、街の中をあちこち移動してみることにする。

 街は、メニューから行き先を選ぶだけでそこへ移動できるという、アドベンチャーゲーム式の簡略化されたものになっていて、ほぼテキストオンリーの素っ気ない構成をしている。街の施設は、酒場やら、船工場やら、市場やらと、大航海時代シリーズでおなじみのものがそろっているようだ。

 大航海時代とWoPは、ゲームの基本的な部分で似通った部分が多々あるようで、大航海時代シリーズのプレイ歴という経験と勘は、多少なりとも役に立ちそうだ。

 ってなわけで、大航海時代シリーズの基本であるところの、「交易で資金稼ぎ」をしてみよう。儲かるのかどうか、全く知らないけど、きっとできるに違いない。市場へ行き、船倉に詰めるだけの商品を買い込んで、いざ出航である。

 カリブ海の大海原へ、怪しげな船員(=私)の操船のもと、我が愛船はゆくのであった。

 しかし、困ったことにどこへ行ったらいいのか、全く持って指針というものがない。うーん、困ったぞ、と思って適当にアイコンを押しまくる。すると、灯台マークのボタンを押したところ、なんだかわからないが矢印が出てきた。その矢印の下には・・・

 AbacoまでXXマイル。

 というような表示が出るではないか。とにかく他に指針がない。この道しるべを頼りに、次なる港を目指してみよう。

 帆をいっぱいに張り、矢印方向へと突き進む。途中風向きの問題で、やたら航行速度が落ちるというような、帆船ゲームならではの心地よいイライラ感を感じたりしつつも、特に海賊や敵国船の襲撃にあうことはなく、順調に航海することができた。

 帆走すること数分。目の前には、Abacoの港街が見えてきた。Abacoというのは、予想通り街の名前だったようだ。ふー、やっと到着である。

 下船するのに少し操作法がわからず手間取ったものの、例によって「テキトーにボタン連打法」でもって、なんとか下船することができた。うむ、大地に足をつけると安心だ。・・・この感情は、海の男としては失格かも知れない。

 ともあれ、Abacoの街の市場へ向かい、運んできた品物を売りさばく。これで、航海の一区切りはついたといったところか。初心者船長の、はじめての航海は、まあ安全裏に終わっただけでよしとすべきかな。

 でも、ただひとつ、今回の航海の不満点を上げるとすれば・・・

 売値より買値が高かったと言うことだけだな。

 ・・・
 ・・・

 うわーん! 意味がないよママン!

 とまあ、こんなかんじで、小一時間ゲームをやってみたんだけど・・・。

 やった感じから率直にいって、あんまりおもしろくもなかったかな。展開がかなりまったりしてて、しかも作りが安っぽい。5~6年前くらいの、小物(M)MORPG連発ブームの頃に出まくった、意味不明なオンラインゲームたちの流れを受け継いだゲーム、という印象を強く受けた。

 「どうすればおもしろくなるか。俺ならこう仕様変更するのに」・・・というゲーマーがゲームに対する不満とともに抱きがちな、超個人的ひとりよがり改善案も、今回に限ってはあまり思い浮かばない。根本的な規模や演出の段階で、万人に喜ばれるメジャーゲームとなることを期してないから(たぶん)、そしてそれゆえに、私にとってもこのゲームがしっくりこないから、一から完全に作り直さない限り、私が遊び続けるようなゲームにはなりそうもないからだ。そして、一から作り直したそれは、もはやWoPではないのである。

 そんなわけで、私はもうやらないだろうなぁ、WoP。