カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2005年08月

日記: 8月30日 (2005年)

 私の日常の足を使用頻度順に並べると、1)徒歩、2)公共交通機関、3)自転車、4)車、5)単車、ということになる。このうち1、2、3が非常に頻繁に使用する部類で、4、5は週末に実家に帰ったとき限定という感じになるため、正直かなりの低頻度となる。4、5の運転技術に関しては、もはやペーパー一歩手前の惨状を呈しているといっても過言ではない状況だ。

 さて、この高頻度な三つのうち、3の自転車をこの季節はよく使用する。真夏は歩くことの爽快感が失われる季節なので、一駅くらいの距離なら、歩き+電車よりも自転車を選択することが多いのだ。自走によって得られる微風が心地よい。

 ってなわけで、夏になってから久々に自転車に乗り出したんだけど、知らない間に去年の冬以降ほとんど乗っていなかった自転車のタイヤが、笑ってしまうくらいベコベコになっていたのには、ほとほと参った。その乗車感は、かなり重くしたエアバイクを漕いでいるような感覚に近く、たいした速度も出ないのに、腿がパツンパツンになってしまいそうなくらい筋力を要求してくる。

 現在の住処には、自転車の空気入れすらないので、仕方なく購入店に赴き、タイヤの空気を補充したものの、それから三週間あまりたった今、すでになんだかまたタイヤがベコベコになりつつある。

 うーん、これは完璧に、チューブのどこかに穴があいてるっぽいな。でも、この安自転車のために自転車屋まで赴いて、金を払ってパンクを直してもらうのもめんどくさいし。どうしたものやら・・・。

日記: 8月23日 (2005年)

 立ち食いそばが好きだ。

 チープでイージーな日本の誇るファーストフード、立ち食いそば。冬はかけそばで体が温まり、夏はざるや冷やしですっきりさわやか。てんぷらの類さえ乗せなければ、外食でありがちな油分の過剰摂取の心配もなく、不健康な私の食生活にも(比較的)やさしい。素晴らしい限りである。

 そんなわけで、私の食生活ローテーションから欠かすことのできない立ち食いそばなんだけど、これがまたすごい店が、あるところにはあるらしい。

 「立ち食いそば」でGoogle検索をすると、出るわ出るわ、立ち食いそばの常識を覆す、立ち食いそば屋を超えた立ち食いそば屋についてのレポートを、数多く見ることができる。ほとんどの店舗に入ったことも見たこともないんだけど、レポートを読むだけでいってみたくなる店のオンパレードだ。

 とはいえ、好だ好きだとはいっても、わざわざ有名店(?)に遠征しに行くほどの気力をおこさしむるほどかというと、そこが微妙な立ち食いそばのポジションなわけで、結局のところ身近な店で満足してしまう、心底ものぐさな私なのであった。

日記: 8月21日 (2005年)

 今、なにやら「ジンギスカンブーム」なる現象が、知らぬ間に知らぬ所で起こっているらしい。

 このジンギスカンという、言ってしまえば羊肉を焼くだけの料理、かくいうワタクシも大好物でありまして、二日に一回ジンギスカンでも困らぬほどなのではあるけど、それでは頻繁に食う機会があるのか、といえば、自宅ではほぼ皆無。実家に帰って、それなりの食材を売る店へおもむき(最近では東京でも、割とどこでも売るようになったのだけど)、なにゆえか円形に整形されたうえで半分氷結されている肉をば購入し、我が家に持ち帰ったのち、部屋の中が舞い上がる油でツルツルとなり、食後に掃除をせねばならない、という覚悟をしたうえで、やっと口にすることができるという、非常にレアな料理である、という印象が強い。

 さて、先日(といってもわりと前の話だけど)、実家でこのレアでマイウーなジンギスカンを食った際に、私は市販のタレではなく、塩と黒胡椒をかけて食うという食事法に開眼してしまい、タレなんぞなくてもかまわぬ、という宗旨になってしまったんだけど、そうでない場合には、非常に厄介な事態が待っていることが多い。我が実家近辺だけの話かもしれないけど、「ジンギスカンのタレ」というものを取り扱っているスーパー、デパートの類が非常に少ないのだ。知りうる限り、生活圏内で7件ある小売店のうち、「ジンギスカンのタレ」取扱店は1を数えるのみである。

 なぜか希少な「ジンギスカンのタレ」。「焼肉のタレでいいんちゃうの?」という向きもあるだろうが、この二者は実はまったくの別物であり、「焼肉のタレで食ってもうまい」けども「同じような味」では全くもってないのである。「ジンギスカンのタレ」味を求める人にとっては、代用品たり得ない。

 そんなわけで、塩胡椒男になってしまった私はともかくとして、ジンギスカンをご家庭で楽しみたい方々におかれましては、タレの確保にご留意いただくことをFly Dukedomではお伝えする所存なのであります。