カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2009年05月

日記: 5月30日(2009年)

 AIONのよくわからん発売スケジュールが発表されているね。

 スターターキットと、スタンダードキット。要するにパッケージ販売のクライアントなんだろうけど、課金1ヵ月分すら含まれていないパッケージというのも珍しい。その代わりといってはなんだけど、値段に課金が含まれていないぶん、ゲーム内アイテムや、ゲーム外のノベルティ(?)、それに「事前選択権」という謎のものが含まれているらしい。

 「事前選択権」と言うのは要するに、オープンβ用キャラ(本サービスでも継続使用可能)を、オープンβ開始に先立つこと数日前から、登録しておけるというサービスのようだ。何のメリットがあるのかよくわからないけど、「名前だけは確実に取りたい!」という層や、「キャラメイクだけでも早くやって、世界に触れたい」という需要に答えるのだろう。いち早く他の人と差別化したいという、広義のスタートダッシュ欲に付け込もうという魂胆とおぼしい。

 私はオープンβで「やるかどうか悩む」つもりなので、当面は必要性を感じていない。まだ月額の値段もわからないし、サーバー数も不明だし、買う気になるほどの情報はない。

 ただ、こういう売り方そのものに、抑えようとしてきた不信感が少し蘇るなぁ。私はアイテム課金は肯定派なんだけど(なにがいけないのかわからん)、「どんなアイテムを課金アイテムにするか」で、ゲームの取捨選択はおのずとする。

 そういった部分で、私が遊ぶ気になる一線を、このゲームはいずれ侵してしまうタイプのものなのかもなぁ、と思ったりするのであった。

 (繰り返すけど、アイテム課金は別にいいと思う。買いたい人が買えばいい。ただ私は、「それは課金アイテムにしないで欲しい」というアイテムを、課金アイテムに設定するゲームは、個人的な嗜好として「好きじゃない」場合があるだけだ。で、それすらも別に「だから悪いゲーム」とは思わない)

日記: 5月29日(2009年)

 土曜か日曜に実家に行く必要があったのだけど、天気予報では、「金曜:雨」「土曜:雨」「日曜:曇」となっていた。だから、本当はバイクでびゅーんと実家に行きたかったんだけど、仕方なく土曜に電車で行くプランを立てていた。

 だがしかし。早めに上がれた金曜日の帰宅時に空を見てみれば、・・・あれ? 雨降ってないじゃん。これはチャーンス! 実家まで1時間程度だし、この降っていない隙に、びゅーんだ!

 日が長くなっている今日この頃。まだ夕方6時過ぎは明るい。雨はなく、空もまだ明るいという絶好のコンディションで、実家へ向けてバイクを発進させた。さくっと行くぜー!

 …はい、首都高は渋滞でした。

 バイクとはいえ、腰抜け、もとい、安全重視の私としては、すり抜けまくり走行はしたくない。たまーに要所要所ですり抜けたものの、基本的には50km/h走行の流れに沿って走った。普段の倍の時間がかかるけど、仕方がない。そんなこんなで、やっとのことで渋滞を抜けた頃には、明るかった空はすっかりグレーに染まり、しかも、ぽつぽつと雨が降ってきた。ノー!

 さらに走れば走るほど、空は暗く、雨足は強くなる一方。やがて完全に夜の帳は落ち、ヘルメットのシールドが水滴で覆われるようになると、その水滴に街灯とヘッドライトとが乱反射して、視界は完全になくなってしまった。

 コレは怖い。

 水滴を手でぬぐおうとすると、逆に水が変にのびてしまい、視界は悪化する。しかたなく、水滴と水滴のスキマを覗きこむようにして、なんとか安全を、不十分とはいえ確認しながら進んでいった。切実に、バイク用ワイパーが欲しくなるな、これは。

 そんな暗中行軍ををすること30分。普段の数倍神経をすり減らして、やっと実家にたどり着くころには、体はびしょぬれで、精神はへとへと。出発の判断を完全に誤ったと認めざるを得ない私なのでした。

 うーむ、夜だけ、雨だけでもつらいのに、ダブルで来るのは最悪だ。初体験だったけど、二度とすまい!

日記: 5月26日(2009年)

 Meridian 59の後、UOが待ち遠しかった。

 UOの後、EQが待ち遠しかった。

 EQの後、AOが待ち遠しかった。

 AOの後、DAoCが待ち遠しかった。

 DAoCの後、EQ2が待ち遠しかった。

 EQ2の後、SWGが待ち遠しかった。

 SWGの後、VGが待ち遠しかった。

 VGの後、WARが待ち遠しかった。

 ・・・と、このようにして、MMORPGを趣味としてからの10年間余り、ほとんどの期間は「待ち遠しい次のMMORPG」がある状態で過ごしてきた。待ちに待った挙句、微妙な出来なものもあったけど、それはそれとして、これはとても幸せなことだ。待ち遠しい未来があることは、毎日の暮らしをとても充実させてくれるからだ。「待望の系譜」こそ、大げさに言えば生きる糧なのだ。

 でも、この系譜はすでに止まっている。WARを最後に、発売が待ち遠しいMMORPGが、自分の中からなくなって久しい。WARが「待ち遠し」かったのは、もう半年前のことになるから、それからずっと空白期間が続いているということになる。

 そんな時、旧友からこんな連絡があった。

 「AIONどーよ?」

 うむ、「どーよ?」といわれても、全く知らん! なんとなく、「リネージュっぽいやつだっけか」という程度の認識があるけど、全然違うかも知れず、なんとも返答のしようがない。

 ってことで、ベタ褒めしている4Gamerの記事を読んでみた。

 うーん、とりあえず綺麗なゲームだということはわかった。褒め方が抽象的で、具体的に私の知りたいこと(戦闘システムとか、移動体系とか、チャット環境とか、モチベーションの維持体系とか、PvPとか、そういう「私にとって面白いかどうかの分かれ道部分」)が載っていなかったので、正直まだ「やってみないとわからん」というレベルだ。だけど、なんか、漠然と、よさそうなオーラは感じた。少なくとも、最低限以上の予算は、十分にかけているようなので、凡百のアジア系量産型クリックゲームとは、一線を画していると期待できそうだ。

 しかし当サイトの主要閲覧者であると思われる、頭の固い、保守的な、しかし愛すべき古くからのMMORPGマニア諸兄と同様に、私もいまだにアジア系のMMORPGに対する不信感を持っている。だからAIONに関しても、まだ100%の期待をかけることは出来ず、前掲の「UO→EQ→AO→DAoC・・・」のような「待望の系譜」にAIONを連ねることにも、どうにも抵抗がある。

 でも、当面「待望の系譜」は途絶えていることだし、向こう1ヶ月の間の楽しみを増やすために、AIONにちょっと期待してみようかな、とか思いつつある。どうかな? はずれかな? むむむ。とにかくそんなわけなので、「これいいよ」とか「これ、悪いけどいまいちだよ」とかいう情報があれば、是非教えてちょ!

日記: 5月23日(2009年)

 壊れた液晶テレビの修理の人がきた。

 結果からいうと、無償でパネルを取替えてもらい、無事解決。現在は何の問題もなく、綺麗な画面でTVを視聴できている。

 しかし、なかなか丁寧かつ迅速な作業だったよ。XboxやらWiiやらの線がつながったままの、いつもどおりの状態で受け渡したんだけど(我ながらひどい)、各種配線の取り外し、分解、交換、組み立て、設置、と流れるように進み、XboxやらWiiやらの線を元通りにつなぎ、赤外線センサーまでくっつけてくれて、なお1時間足らずで終了。終わり際には、また別の問題が出たときのための、個別連絡先まで渡され、至れり尽くせりな感じだった。シャープ、GJ。

 今回興味深かったのは、取り外した故障パネル。これをすごく大事そうに梱包して、回収していったので、「それ、どうするんですか?」と聞いたところ、「直して使う」らしい。ほっほう。なにに使うのかわからないけど、別のこういった事例のときのための、スペアパーツにでもなるのかな? ということは、私のTVに入ったパネルも、どこかで回収された修理品なのだろうか・・・。まぁ、見れればいいけどさ。うむむ。

日記: 5月22日(2009年)

 マイミクの人の日記で、イース・オンラインなるものを遊んだという話があった。おぅ・・・イースとは懐かしい。イースのオンライン版といえば、何年か前に「100人アドル!?」みたいなキャッチコピーで、開発開始的なニュースを見た覚えがあるようなないような・・・。

 よし、体半分ずらして体当たりしに行くぜ!

 ってなわけで、酔った勢いでイース・オンラインなるものをさくっとDLし、ちこっとだけ遊んでみた。

 えー、とりあえず、体半分ずらして体当たりするゲームではなかった。くくって言えば量産型クリックゲームだ(ええ、わかってましたとも)。どうやら開発もファルコムじゃないみたいで、アジア産ゲームによくある系統のものだと思ってもらって、まず間違いがなかろうと思う。

 しかし操作感は思ったよりはよくて、このサイトを見るような人にわかるかもしれない例を挙げれば、感覚としてはギルドウォーズの操作に近いイメージだった。クリック移動の、ホットボタンでスキル使用。レスポンスは良好で、そのへんの操作にまつわるストレスは少ない。

 で、まぁどうせ続きゃしないんだけど、せっかく1.7GBもDLしたんだし・・・って気分で2,3時間ほどプレイしたので、いろいろと雑感を述べる。

 ・起動がブラウザから。面倒くさい。ダメ

 ・しかもブラウザはIE縛り

 ・ブラウザから起動するためのプラグインのインストールディレクトリが選択不可で「C:\」直下になる

 ・キャラメイキングの外見上のカスタマイズ幅が小さい(髪3種×顔3種×髪色2種、とかそんな感じ)

 ・クリックの反応は案外いい。EQ2よりも「クリックによるターゲット」はしやすい

 ・グラフィックは、負荷の割にはまぁ綺麗に見せてる。この辺は私にはよくわからんけど

 ・見上げると木々や天井や空が綺麗だったりするんだけど、基本的に俯瞰視点なので見えない

 ・深夜4時~6時のプレイなので当然だけど、リリース直後にしては人がいなかった

 ・内容はクリックゲーム。敵が沸く、クリックする。倒す。エンドレス

 ・どこらへんがイースなのか?

 ・音楽だけはイースっぽい

 って感じかなー。基本的にクリックゲームのフォーマットどおりなので、見るべきところはないんだけど、思ったよりはちゃんとしてた気がする。クリックに対する反応がいいのは、ストレスがなくてよかったかな。

 あー、そうそう。一番良かったのはこの点だ。クエストのなかにイベントチックなクエストというか、なんというか、ボスのいる部屋に入るとムービーが流れてから戦闘に入るような、そんな演出つきのクエストがある。で、そのイベントに突入したら、なんとBGMがTo Make the End of Battleになったのだ! うおおおおお! 思わずテンションが上がってしまったよ。これはしびれる。

 しかし、この演出は卑怯だなぁ。