カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2016年06月

日記: 6月18日(2016年)

 ホリデーバイク車検で車検を通してきた。

 今までのディーラー車検ではなく、ホリデー車検を選択した理由の1番のところは、「早い」からだ。

 ホームページの謳うところを信ずるならば、車両を持ち込み、その場で1時間待つと、それで車検の更新手続きが完了してしまうらしい。いままでは車検というと、週末に車両をあずけて、代車なりで帰宅し、翌週末以降に受け取りに行く、というようなイメージだった。それに比べると、ホリデー車検の謳っている車検時間はいかにも短い。これはずいぶんと魅力的に感じられた。

 また、「バイクにそれほど乗っていない」が、「コンディションは良好に保っている(はず)」という私のバイクのステータスも、ホリデー車検に向いているように思えた。高走行でバイクの消耗度合いが激しいようであれば、多少コストや時間がかかっても、ディーラーで整備も兼ねて診てもらったほうが安心感がある。でも、今回の私のバイクのように、大して距離を乗っておらず、コンディションも悪くないことが、ほとんど確定的であれば、ディーラーのサービスは過剰になりかねない。逆にディーラーに対して低走行車を差し出すのは気恥ずかしくさえある。

 もちろん低価格であることも大きなメリットだ。記憶していないけど、今までのディーラー車検では7、8万円ほどもかかっていたような気がする。これが見積もりどおりであれば4万円弱になるというのは大きい。

 価格だけでいうと、ユーザー車検がベストなのだろうけど、生憎そこまでのスキルはないし、ユーザー車検は平日にしか行えないというデメリットが大きい。ホリデー車検ならその名のとおり、休日に行えるという点もメリットだ。

 ってことで、いざホリデー車検に行ってみた次第だ。

 ホリデー車検のフランチャイズ店は数多くあるものの、バイク車検まで対応している店舗はあまり多くない。今回は都内近郊の限られた選択肢の中から、ホリデー車検昭島にお願いすることにした。

 店舗にバイクで乗りつけ、受付を行う。事前に案内書を送られていたこともあり、必要な書類の準備も万端だ。てきぱきと受付作業を進めた。

 あとは待機の時間だ。

 車検作業の間、空調の効いた快適な待合室で、ただひたすら待つ。待合室には、飲み放題のドリンク(缶ジュース、缶コーヒー、缶のお茶、等々)があり、漫画類も設置してあった。私はスマホに格納してあった電子書籍を読んで過ごしたが、とにかく暇つぶしを用意してさえあれば、待機時間は1時間程度なので、この快適空間であれば大きな苦にはならない。

 途中1度だけ、車両の状態を整備士の人と確認する時間が設けられていた。ブレーキの減りや、オイル類の減り具合など、バイクの現状を教えてくれる。その際、黄色信号の箇所があれば、後日それを参考に自分でメンテをするなりすればよさそうだし、赤信号の箇所があれば、おそらく替えのパーツがあるものについては、有償で替えてくれるのだろう、と思う。私の場合は、特に問題になるような箇所はなかったので、逆になんの参考にもならなかったが。

 で、入店してから1時間半ほどで、あっさりと車検の更新作業は完了した。

 早い。早すぎる。いままで足掛け2週間かけていたのはなんだったのか、というほどに早かった。

 なお、この時点では新しい車検証は実は発行されていない。写真のような「保安基準適合標章」というものが発行される。正式な車検証の発行には時間がかかるので、それまではこれで代用する、というシステムなのだ。正式な車検証は、後日郵送されて来るそうだ。

 この「車検発行までのタイムラグを、保安基準適合標章と後日の郵送でカバーする」というのが、このビジネスモデルの早さの秘訣なのだろう。実に上手く機能していると感心した。

 ってことで、ホリデーバイク車検。次も是非利用したいと思えるほどの早さだった。値段も見積もりどおりの4万円弱。大満足だ。

 ただ、じゃぁ例えばミニの車検でもホリデー車検を利用するか、というと・・・そうでもないかな。やっぱりミニのような特殊な車の場合は、専門のディーラーによる24ヶ月点検をあわせて受けたいところだから、こういう汎用的なサービスは利用しにくい。あくまでも、車両のコンディションに自分で責任を持てる場合に限り、使い勝手のいいサービスだと考える。

 1.自分で点検・完璧な整備ができる場合、2.さほど消耗していないことが明らかな場合、のいずれかの場合に、強くオススメしたいサービスだ。

 Fly!はホリデー車検を応援しています。

日記: 6月17日(2016年)

 2016年バイク車検更新シリーズ1:車検証の住所変更編。

 バイクの車検証の住所を変更しないまま、ここ8年ほど放置していた。

 今まではそれでも、同一区内の住所変更だったので、納税役所が変わるわけでもないし、自動車税の通知書も正しく届いていたから、別にそれでもよかった。でも2年前の引越しで、ついに納税役所も変わってしまい、それに加えて管轄運輸局も変わったから、そろそろ車検証の住所変更を行い、あわせてナンバーも変更しなければなるまいなぁ、と思っていた。

 ということで、今回の車検更新を機に、車検証の住所変更を行い、新しいナンバーを取得することにした次第だ。

 いつもだったらこの辺の雑務は、車検のついでとしてディーラーにぶん投げているところなんだけど、今回は車検自体をディーラーではなく、安価なサービスを提供するところで簡単に済ませるつもりだったので、車検証の住所変更については、自力で運輸支局までいって行うことにした。

 運輸支局の受付時間は、平日の8:45~11:45、13:00~16:00。お定まりのお役所タイム。役所の受付時間が一般的な労働者にまったく適合していないということについては、いい加減なんとかしろといいたくもあるが仕方がない。なけなしの有給をはたいて、金曜の午後に運輸支局までいってきた。

 ちなみに運輸支局に行く当日までの準備は以下のとおり。

 (1)ナンバープレートを用意。自動車の場合は、ナンバープレートに封印が施されているので、ナンバーの変更を行う場合、その車両ごと運輸支局に行く必要があるが、バイクのような軽車両の場合は、ナンバープレートを自分で外してもって行けばいいらしい。

 (2)車検証。もちろん持参。一応念のためセットの自賠責証書と納税通知書も持っていったけど、必要だったのかはよくわからない。

 (3)住民票。住所変更の経緯を示すために用意。

 (4)戸籍の附票。住所変更が複数にわたる場合、その経緯を示すために用意。わざわざ本籍地の区役所までいって取ってきた。

 これらを用意して、いざ現地で手続き開始だ。

 結論としては、まぁそれなりにスムーズに終わった。あえて難を言えば、ハード(表示や書類)・ソフト(役所の人間)両面で、いまひとつ誘導が弱くて、いちいちこちらから質問をしないと、次のステップに正しく進めなかったのが面倒ではあったかな。この辺は、やっぱり役所は民間サービスと比べると数段劣る感じだ。

 ともあれ、1時間半ほどで無事住所を変更することができた。ナンバープレートの管轄地名も変更になり、気分一新といったところだ。

 かかった費用は以下のとおり。

  • 住民票: 200円
  • 戸籍の附票: 300円
  • 申請書類: 20円
  • ナンバープレート代: 540円

 合計1060円。やりたかったことは、「書類の住所記載欄を書き換えたい」というだけだったので、高いといえなくもないし、でも新しいナンバープレート付きでこの値段なら、悪くないという気もする。

日記: 6月3日(2016年)

 定期的に閲覧しているサイトで、多少時期はずれの話題ではあるけれども、Googleの囲碁AI「AlphaGo」が人間のトップ棋士を破った、という件に関連した話題が掲載されていた。

 これはこれですごいことなのだろうけど、私自身には直接の影響がない。チェスも、将棋も、囲碁も嗜まないからだ。将棋はともかく、チェス、囲碁に至ってはルールもよくわからない。

 私がこの話題で関連付けて思いを馳せてしまうのは、対戦ゲームのAIについてだ。

 「徹底して論理一本で押せる、勝利のみを目的とした二人零和有限確定完全情報ゲームのAI」と、「勝利に向けた最適解であることよりも人間らしい動きをしているかどうかを求められる対戦ゲームのAI」とを、単純に比較しても仕方がない。それは分かっているものの、それでも連想してしまう。対人戦が基本のゲームに、かつ、対戦相手としてAIを用意した、という点が共通項だからだ。

 格闘ゲームから、FPS、RTSやMOBAに至るまで、他のプレイヤーとの対戦を目的としたゲームの対AI戦の性能について、満足した記憶がついぞない。だいたいの場合、「強すぎる」か「アホすぎる」のどちらかで、どうしても血の通った人間との戦いとは、全く別のゲームになってしまう。それが現在の立ち位置だ。

 でも、達成困難とされていた壁を、あっさりと乗り越えたAlphaGoの偉業を見ていると、いつの日か対戦ゲームのAIのクオリティも、人間としか思えないレベルにまで高まる日が来るのだろう、と思えてしまう。それが私の存命中なのかどうかも怪しいけど、その日はきっとくる。

 その時、対戦ゲームは今よりも楽しくなるのか、それとも対戦相手が不要になることで、逆に味気なくなってしまうのか。想像は尽きない。