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GW2: 奪取

 また新シーズン開幕。今シーズンの組み合わせは、IoJ↓、BG↑となり、JQとSBIが残留となった。

 週1で組み合わせが変わることは賛否両論のようだけども、おおよその大勢が決するまでの「緊迫感のある前半3,4日」と、それを維持するための「多少落ち着ける後半3,4日」、というようにテンションに緩急がつくのは悪くないかな、と思いつつある。私程度のぬるま湯PvPerとしては、週7日間の毎日が緊迫感のある接戦というのも息が詰まってしまう。今くらいのペースがちょうどいい気もしているよ。

 もちろん今こう思えるのは、大勢が決するまでに、最低でも数日単位を要する程度には、そこそこ均衡の取れた組み合わせに、ここしばらく恵まれているからだ。大勢が1日足らずで決してしまって、残り6日は消化試合だったほんの3週間前までは、もう少し考え方も違っていたかもしれない。

 さて、そんな均衡の取れている新シーズンなんだけども、今回は新興のBGが強い。数も多いし、機動力にも富んでいる。総数にそんなに差があるとは思えないし、同数同士の野戦ならば負けるとも思わないんだけども、効果的に戦力を投入することに長けていて、多くの局地戦でこちらの数的不利を作られて負けてしまう。用兵がうまい。

 そんなわけなので、今週末はそういった不利を克服するために、普段しないようなことをいくつか行った。

 1つは自然発生的に行われた、他の日本のギルドとの大規模な共闘だ。

 はじめはいつもどおり、基本的にはバラバラに動いていた、いくつかの日本のギルド。しかしBG軍の強力な守備体制に手を焼き始めると、日本のギルドが意識的/無意識的に息を合わせはじめ、最終的には4つも5つも集まって、1つの砦の攻略に取り組むという、なかなか胸が熱くなるようなシーンを現出させることになった。GW2発売前に、「日本人が集まるのであればこういう展開が発生したら熱かろうなぁ」と妄想したような場面に、ついに遭遇できたわけだ。これは興奮した。

 残念なのは結果で、結局砦攻略はならず、撃退されてしまった。うーん、悔いが残る。それでも各ギルドが死力を尽くして1つの敵に立ち向かう光景はいいものだったし、ギルド名物になりつつあるゴーレム隊も一定の活躍をしたし、いい戦場経験だったと思う。

 そしてもう1つは、ギルドでオーブの奪取をしたことだ。

 上記の挙国一致大同盟戦争の翌日。依然としてスタートダッシュを成功させたBGの防衛体制は強固で、なかなか巻き返しが図れない。そんな戦場で、我らがDeath Chainsawの3個小隊は、敵の警備が薄くなった一瞬の隙を突いて敵の村のオーブを急襲。一目散に自軍砦まで駆け戻り、オーブを自軍のものにすることに成功したのだ。

 この成功までには、ステルス戦術のシミュレーションや、ポータル位置の確認、そして何度かの急襲失敗を繰り返したという下地があったので、ついに成功したときの達成感は大きかった。

 成功するときというのはあっけないもので、大きな戦闘もなく、忍び込んでパクって逃げただけなんだけどね。でもオーブを奪ってから、小規模ながらも敵の迎撃隊を退け、そして砦に入るまでの数分間は、とても緊張間があって、非常に面白かったよ。

 初日は散々だけど、2日目は多少持ち直す。この展開は先週のスタートと同じだ。最後に笑える捲土重来プレイは楽しいので、今回もそうあって欲しいものだ。

 「やっぱり均衡したWvWvWはおもしれー。負けん気の強さと・・・タフな精神力と・・・ゲーム内随一の戦闘力をもっている。そして・・・最後にJQが勝つからだ。勝つから楽しーんだ」

GW2: PvEをしないギルド

 「PvEのプレイ頻度は、かなり低いです」

 これは今お世話になっているギルドDeath Chainsaw入隊前にみた、ギルドのサイト(?)にあったフレーズ。正直PvE好きな私としては、この部分がやや不安であったものの、GW2に関して言えばPvEでやることはほとんどないし、気にしてはいなかった。

 実際に入隊してみると、その言にたがわず、本当にコアタイムはWvWvWばっかりのギルドだった。私はそのつもりで、それを期待して入ったので良かったんだけども、今までのMMORPGでは「いつもはPvPに何人か行っていて、PvEにも何人か行っていて、特定日にみんなでレイド」というような環境が多かったので、こんなに全員が毎日PvPにしか行かない集団というのには驚いた。

 そんなDeath Chainsawなんだけども、先日入隊以来はじめて、ギルドで徒党を組んでPvEを行うことができた。今まではせいぜいWvWvW解散後に、クールダウンをかねたダンジョンランをしたくらいなので、新鮮な体験だった。

 おこなったのは、ハロウィンイベントの背中装備がもらえるクエストだ。要するに、知っている人にみんなでついていっただけなんだけども、ゾロゾロとレイド規模でPvEゾーンを歩くのは、ギルド入隊以来初めてのことだったので、これしきのことでも遠足のようで楽しかった。

 ところがギルドの古参メンバーとしては、こういう催しの新鮮さの度合いが、私の感じていた程度ではなかったらしく、こんな発言が飛び出ていた。

 「PvEゾーンをこんなに集まって歩くのなんてなに以来だ?初めてか?」

 いやいやいやいや。ほんと?

GW2: マジンゴー

 ♪ちゃらっちゃ♪
 ♪ちゃらっちゃ♪
 ♪ちゃらっちゃーちゃーちゃ♪
 ♪ちゃらちゃらちゃらー♪
 ♪ずん、どん、ずずん、どん♪

 ♪そーらにー♪
 ♪そびえるー♪
 ♪くーろがねのーしろー♪

 ってなわけで、昨日のWvWvWで大活躍したのは、ゴーレム隊だった。

 腹痛で緊急AFK(UNK言うな)をしたら、AFKが長すぎて強制ログアウトをくらい、戻ってみたら、WvWvWゾーンがキュー待ちになっていて、数分後にやっとゾーンインできたと思ったら、ギルドメンバーがなにやらVCでやたら盛り上がっていて、敵の砦を攻略中だった。おおぅ、よくわからんが楽しそう。なのに乗り遅れたか!

 乗るしかないこのビッグウェーブに。ってことで慌てて駆けつけてみると、ギルドメンバーの操るゴーレム2体が、のっしのっしと歩きながら砦のドアをガシガシ殴っていた。どうやらこのゴーレムの活躍で盛り上がっていたらしい。なるほど確かにこれは痛快だ。

 強力な対建造物攻撃力を発揮するゴーレム隊を含む部隊は、敵の抵抗が少なかったこともあり、快進撃を続けた。ゴーレムがその真価を遺憾なく発揮し、大活躍する光景に、ギルドメンバーのテンションはいやがうえにもあがっていく。写真は占領後の砦内で、2体のゴーレムが1箇所に重なって手を振り回して、「アシュラマンやー」とかふざけている姿。もはやなにをやっても楽しい心理状態だ。

 中央の砦、北西のタワー、北東のタワー、東の砦を立て続けに制圧していく。メスマーポータルチームによるゴーレム運搬も、すっかり手馴れたもので、この快進撃は留まることを知らないかに思えた。

 しかし終焉は突然訪れた。

 敵本隊との遭遇戦で、調子に乗って最前線に突入し、腕を振り回すという快楽に溺れたゴーレム隊は、見事に返り討ちにあい、大破。その後、偶発的ながら東の砦で3号機の建造を図るも、これまた謎の高速進入部隊(ゲートを殴った気配もなく、一瞬でゲートを抜けてきた。ポータルのエフェクトは見えたけど、あれは一体・・・?)に襲い掛かられ再起失敗。

 あえなくゴーレム隊はその生涯を終えたのだった。トホホー。

GW2: こまごまと

 小さな話をだらだら。

 【Alt】

 Mesmer、Guardianに加え、先週末昼にWarriorを作ってみた。Warriorは武器を振るう姿が格好いい。そしてやっぱりMeleeが性に合ってる気がする。遊んでいて楽しい。育てる時間はあんまりなさそうだけども、とりあえず早く帰れた日には、デイリーくらいはこいつで消化していくのもいいかもしれない。でもMesmerも育てたい気もするわけで、にんともかんとも。

 あと、このゲームのMeleeの挙動はあまりよくないと再確認した。リープの感触とかが特にいまひとつ。リープやノックバックのような、物理的な移動を伴うスキルの挙動は、SWTORがずば抜けてよかったなぁ。

 【ハロウィン】

 面倒くささが「ハロウィン的なファッション」という報酬の魅力を上回ってしまい、熱心に手をつける気がわかない。最短距離の手順が、わかりやすく記載されていて、面倒くささが報酬の魅力を下回ればやるかもしれず。という、ゆとり思想。

 【キャンディコーン】

 とかいいつつ、キャンディコーンだけは見かけたらついつい掘ってしまう。具体的な使用予定はないのに。

 【Engineer】

 Lv80ヒット後、装備やビルドをPower、Precision、Condition Damageに寄せた、ガラスの豆鉄砲プレイを続けてきたわけなんだけども、さすがにマンネリになってきた。ダンジョン通いをして、堅い装備にしてみようかとか妄想中。

 【WvWvW】

 結局JQが昨日はトップに躍り出ていた。昼も、というか、昼がJQは強いとかなんとか。

GW2: 補給基地の戦い

 週があけてまた新シーズン開始。

 今シーズンの最上位リーグは、前シーズン最下位のHoDサーバーがリーグを抜けて、かわりに成長著しいIoJサーバーが上がってきた。都合、JQ、SBI、IoJの鼎立というかたちだ。

 そんな新シーズンの開幕3日間の戦況は・・・なかなか苦戦中だ。早々にオーブを他国に奪われ、久方ぶりにオーブの手厚い加護なしで始まった新シーズン。拠点制圧度やポイントは奇跡的なバランスで3国が綺麗に拮抗しつつも、いずれにおいてもJQサーバーは微量に出遅れてしまっている。

 昨日夜23時の段階で、ポイント2位、オーブ2つ確保とだんだん持ち直してきたようだったけど、日本(アジアパシフィック勢)のコアタイムが終わったらどうなっていることやら。体感だと、日本のコアタイムの現勢力は[SBI>JQ>IoJ]に感じるけど、昼間はどんな感じなんだろう。1日経っても大きくバランスが変わりはしないから、似たようなものなのかな。

 そんな今の混沌とした状況は、ギルドでは大変な好感を持って迎えられていて、やっと熱い戦いができる、とみんな息巻いている。が、元来思想のぬるい私としては、鼻歌交じりで踏み潰せる相手がいなくなって、おののいていたりもする。「熱い戦いでいいですねー」とかみんなに合わせてお茶を濁しながら、内心では「(ぎゃー!)」「(ひー!)」と悲鳴を上げる日々だ。まぁ、敵がいないよりは遥かにいいけども。

 さて、そんな今シーズンの熱い戦いの連続の中でも、特に印象的だったのが写真の場面。Borderlandマップの南東の補給基地の防衛戦だ。

 周囲を崖と水とで囲まれた、くぼ地の真ん中にある補給基地。その真ん中に拠点を築けば、上から撃ち落とされるわ、水中から奇襲されるわと、防衛には向かないことおびただしいこの地を、しかしできるだけ守ってみようという自己犠牲的な作戦を立案、実施した。

 まずは敵の襲来に備えシージを並べて待つ。

 やがてここに我々がいることが敵に知れ、ちらほらと敵がやってきた。とはいえはじめのうちはせいぜい1か2グループ規模が相手だったので、なんなくはじき返した。このくらいでは、そもそも数でさえ自軍有利なので問題にならない。

 しかし、徐々に敵の襲来は激しくなり、やがて敵本隊らしき大軍勢がやってきた。

 正面から、側面から、背後から、水中から、敵の猛攻に曝される我々。シージを軸に弾幕を形成し、敵の突入の阻止を試みるものの、だんだんと苦しくなってきた。こちらの牽制は全方向に分散せざるを得ない一方で、敵の攻撃は包囲の中心に集中してくる。

 やがて守備陣形はほころびを見せはじめ、徐々に戦力が削られていき、ついには抵抗むなしく防衛戦は敗北に終わった。

 ってなわけで結論としては、「やっぱあそこは守れないね」ということだった今回の作戦だけども、それでもまぁ、かなり善戦したんじゃないかな。戦線の維持時間もそれなりに長かったし、戦略的な意味の薄い場所に寡兵で多兵を引き付け続けたことは、決して無意味じゃなかったと思う。

 やることはシンプルだったから、ガラスのハートの私としても、とくにパニックになることもなかったし、大いに楽しめたとさ。