作成者別アーカイブ: Nez/蝿

蘇英09: 国立スコットランド美術館

 スコットランドという「一地方都市の美術館」ということで、あんまり期待もせずに入ったんだけども、思いのほか豪華な内容だった。

 私はそれほど美術に詳しいわけでは無いんだけども、それでもラファエル、レンブラント、ゴーギャン、モネ、ゴッホなどなど、浅学な私でも知っている欧州有名画家の作品が、たくさん展示されていた。モダンアートにあまり共感できない私としては、せいぜい印象派までが楽しめるレンジ。そんな保守的な私からすると、この美術館の展示物の大半が、ルネッサンスから印象派という内容だったことも幸いして、心安らかに楽しむことができた。

 ひとつ残念だったのは、イギリスの著名な画家の作品がそんなになかったことだ。とはいっても、イギリスの著名な画家という存在自体がそんなにいなくて、要するにターナーやコンスタブルなんだけども、私はコンスタブルの描くのどかな田園風景を愛しているので、それを多く楽しめなかったのが残念だった。この辺の作品はマイナーなせいか、あんまり来日しないしね。ま、来日しても見に行くかというと、そこまでの熱心な美術ファンではないのだけども。

 写真は↓

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APT: 22日目

 体重: +3.7kg(前日比+1.6kg)
 運動: 22日目ここまでサボり

 22日目。帰りが遅かったり、頭痛だったり、飲んだり、食ったり、実家だったりで、サボりまくった挙句の計測でこのザマ。リバ対策どころか、完全なリバウンド王。あたかも体が冬眠準備をしているかのごとくだ。

 ちょっとこれは禁じ手の食事制限をも辞さないと、半年の苦労が水の泡になってしまう!

日記: 10月16日(2009年)

 純和製MMORPGのクローズドβテストに当選したので、少しだけ触れてみた。NDA未確認であることと、まだまだ開発途上であるので、タイトルや具体的な内容に関する記述は、とりあえず避ける。

 で、遊んでみた感想なんだけど、恐ろしく安っぽい。予算がないというのは、ある種仕方なくはあるんだけど、それにしても悲しくなるほど安っぽく、古臭い。ここでいう古臭さとは、「古き良きハイ・ファンタジー」というような、ゲーム世界やアプローチのいい意味での懐古主義的なものではもちろんなくて、純粋にプログラミングやシナリオが、使い古されていてセンスの無いものだということだ。第一線級のクリエイターによる仕事ではないことが、プレイ開始1分でわかってしまう。

 おそらくこのゲームも、アジア系MMORPGの基本路線であるところの「低予算作成/短期間資金回収」のビジネスモデルを画いているんだろう。それは商業的には正解なのかもしれないけど、この種の絵を画いたMMORPGが私に馴染むことは、過去にほとんどなかったので、このゲームもまた私の中からはほぼ消えたと考えている。まだクローズドβであるという部分にだけ、少しだけの望みがあるものの、概ね残念だ。

 (そのくせ音楽やアドバイザーに無駄な予算を使っているのが不可解だ。費用対効果を挙げるほどの集客力がある名前なのかがわからないけど、ただの客寄せパンダなんだろうなぁ)

 しかしこのゲームに限らず、和製MMORPGは基本的に考えが甘いというか、コンセプトが素人っぽいというか、そういう浅さを感じるんだよなぁ・・・って偉そうだな。ま、いいや。

 つまり企画が「ぼくのかんがえたさいきょうのげーむ」というようなレベルのものが多いのだ。

 「○○のシナリオと、××のキャラと、△△のシステムが組み合わさったゲームが最強!」というような、既存ゲームを「いいとこどり」する妄想は誰でもするし、ゲーマーにとって最高の酒の肴になる話題だ。だけど、それをそのまま企画化しただけ、というようなレベルの企画では、当然そうそう上手くいくはずもない。それで上手くいくようなら、誰だって天才ゲームプランナーだ。

 にもかかわらず、「まさかそういう安易な思い付きを本当に実行してしまったのでは?」という疑惑が見え隠れするゲームのなんと多いことか。

 別にパクるのはいい。面白くしてくれるなら、どんどんいいとこどりして欲しい。でも、いいとこどりした時点でアイデアが枯渇しているようでは、そしてそれを乗せる土台に手を抜いているようでは、やっぱりいいゲームにはなるまいよ。

 既存物を改良してヒットさせるのは日本製品のお家芸だけど、MMORPGにおいてはどうやらそれは、全くもってうまくいっていないようだ。和製MMORPGの隆盛を願う私としては、MMORPG開発の現場の人々に、かつてお家芸をお家芸たらしめてきた過去の偉人たちが、どれだけ「本気でパクっていたのか」を学んでいただき、それを活かしてくれることを願わずにはいられないのでした。

日記: 10月14日(2009年)

 Funcom社の新作近未来MMORPG「The Secret World」のβサインアップらしきものの案内メールが来た。

 The Secret Worldはよく調べてはいないけど、かなーりダークなイメージの世界観を持つMMORPGで、明るい世界観のほうが好みな私としては、やや興味を抱きにくくはあるんだけども、暇なのでサインアップだけしておいた。

 (・・・これ多分βのサインアップなんだけど、そうだよね?・・・いや、ひょっとしたらただのコミュニティのサインアップかもしれないな・・・うむ、ここでコミュニティに参加した人の中から、いずれ抽選でβテスト権が当選される、というのが正解に近そうだ。まぁ、面倒くさいので英文をほとんど読んでいないので、違ってたらすいません)

 で、このサインアップの方式が面白い。手順はこうだ。

 1)登録に必要な項目は、全10問の心理ゲーム形式のようになっている
 2)すべてに答えると最後に「心理テストの結果から判断される、自分にふさわしいゲーム内陣営」が報告される
 3)その結果を踏まえた上で、自分の意思で陣営の選択をする
 4)ようこそ○○陣営へ!

 この一連の流れを経ることで、本質的には「ゲームのコミュニティに参加」することができるんだけども、表面上は「ゲーム内の陣営に参加」したことになり、「ようこそ、XXX陣営へ!」というような、ロールプレイングしたウェルカムメッセージが表示されるのだ。いやー、凝ってるなぁ。この辺の妙な本格っぷりが、洋ゲーの真髄だ。

 さて私は、「DRAGON」という陣営が心理テストの結果表示された。質問の半分は、内容をあまり理解しないでクリックしたから、心理テスト結果の正確性は疑わしいけども、どうやらこの「DRAGON」という陣営は、どちらかといえば混沌勢力に属する陣営なのかな? 単に頭でっかちな霊感軍団って気もするけど、いずれにしても胡散臭い陣営のようだ。

 困ったものだ。私は正義プレイがしたいんだぞ。

蘇英09: リンリスゴー

 エジンバラからスターリングへ向かう途中にある小さな町、リンリスゴー。

 ここには、メアリー女王が生まれたというリンリスゴー宮殿や、へんてこりん(失礼)な金属製の尖塔をもつセントミカエル教区教会があるということで、スターリングへの遠出のついでに、時間があれば立ち寄りたいと思っていた。・・・のだけども、結局諸々の事情でリンリスゴーには下車せず、リンリスゴーは電車内から駅とセントミカエル教区教会の尖塔とを眺めただけに終わった。

 ちなみに私は、リンリスゴーって地名の響きが意味もなく好きだ。

 写真は↓

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