カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2008年04月

日記: 4月29日(2008年)

 残念な結果になった(?)カーナビを使って、実際に運転してきた。なお、今回購入したカーナビは、ソニーのnav-uシリーズのNV-U2というPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だ。

 で、使用した感想なんだけど・・・こ、これ、良いやーん!

 私にとって、カーナビを使って運転すること自体が初めてだったんだけど、これは実に便利なものだな。うーん、世にカーナビが普及するわけだわ。3D世界を俯瞰視点で見ることができるということは、恐ろしく視野の拡大になるものだと実感させられた。カーナビなる文明の機器を使うのが初めてだっただけに、その衝撃は大きい。

 ルート検索とか、音声ガイドとかも便利なんだけど、カーナビが利用者の価値観を本質的に変えることは、「地図上の現在位置がわかる」ということだな。地図を見ながら走っていると、しばしば自分がどのくらいの距離を走ったのかをロストしてしまい、現在位置の把握に手間取ることがある。ところがカーナビの場合はそういったことがほぼ起こり得ず、現在自分がどこにいるのか、曲がる予定の交差点までどの程度の猶予があるのかが、瞬時にわかる。これががとても大きいことだと感じた。

 思えば、マップのないMMORPGをやっていたときには、「マップなんてなくてもいいぜ!臨場感が大事だぜ!」とか思っていた気がするけど、実際にマップのあるMMORPGが当たり前の時代になると、「マップは必須だぜ!ないとつらいぜ!制作の手抜きだぜ!」となってしまった。どうやらそういったことが、現実社会でも起こりそうな気配だ。

 加えて、私の心を大いに揺さぶったのは、このNV-U2をバイクに搭載するという例が多くある、ということだ。自動車用ナビとしてみると、ナビゲーション機能に絞った、最小構成のエコノミークラスのカーナビでしかないんだけど、バイク用ナビとしてみると、必要かつ十分な機能を盛り込んだ、非常に高性能なナビという地位にまで登れるようなのだ。

 バイクに搭載するには、ステーや電源を考えないといけないから、実際にバイクに搭載するかは微妙なところだけど、そういう別の利用法があることは、ナビ購入の際に払った代価を納得するのに、大きな説得力になって、私の心を大いに癒したのでした。

日記: 4月28日(2008年)

 私の実家の車は古い。

 古いからと言って、別にプレミア的な価値があるわけでもなく、ただ単に古い。購入してから10年は経っている車だ。そんな車だから当然装備も貧弱で、オーディオはラジオとCDだけだし、カーナビもない。名づけて、「古くってスイマセン」号。

 そんな我が家の「古くってスイマセン」号に、ついに新たな装備が加わった。先々週、実家に帰ったところ、父が嬉しそうに私に言ったのだ。

 「カーナビを注文したぞ。ネット通販で。母さんに言われてな」

 話を聞くと、どうやらこういうことらしい。私の父と母は、月1くらいで1泊2日の温泉旅行にいくという習慣がある。ところが、先月の旅行先の地方都市で、ものの見事に迷子になってしまったらしいのだ。街中を「ああでもない、こうでもない」とぐるぐる走り回り、やっとの思いで宿に着いた頃には疲労困憊だったとか。それで辛抱たまらず、母の一声でカーナビの購入に踏み切ったらしい。しかし・・・。

 ―カーナビのことよく調べたの? 実物見ないで買って大丈夫?

 と私が訊いたところ。

 「・・・まぁ、大丈夫だろ。カーナビが届いたら、お前の家までカーナビ頼りで行ってみるからな!」

 という、大変威勢のいい、しかし大変不安なお返事が返ってきた。ろくに調べもせずに購入したことは明らかだ。かくいう私も、カーナビのことは何も知らないので、なんのアドバイスもできない。だけど、嬉しそうに「私の家に行く」と言っている父を見て、どうかいい買い物になってくれるように、と願っていた。

 そして今週末。首尾よく届いたカーナビは、なかなか見栄えも良く、当然両親はその操作法の習得に苦戦しているようだったけど、まぁ、そこそこのモノが届いたように思えた。近所のドライブでテスト運用をしてみたところ、まずまずの使用感だったそうだ。「声で200メートル先右折とか言うの。200メートルってどのくらいなのかしらねぇ。きゃはは」とわけもわからないなりに、母も嬉しそうだ。

 しかし、父の顔色が冴えない。どうしたのかと思って訊いてみた。すると・・・。

 「道がないんだよ。お前の家まで行くのに、新しく道ができただろ。それが・・・ないんだ。そこの部分でカーナビが役に立つと思ったんだけどなぁ」

 実家から私の家まで、最短距離で行くルートをとれば、去年新しく開通した道を通ることになる。父はまだその道が開通してから、実際にその道を通ったことがなくて、そういう未知の部分でこそカーナビが役に立つぞ、と購入前からワクワクしていたのだ。だからこそ、購入したら私の家に行くなどとも、言っていたわけなんだけど・・・。

 どうやら地図のデータがやや古かったらしい。カーナビに搭載されている地図データは、2007年4月のデータだと記載されていたから、すごく古いというわけでもない(少なくとも我が家の紙の地図のどれよりも新しい)。だけど当然、半年前に開通した道路は載っていないわけで、父の描いた画は実現不可能な画だったわけである。

 カーナビに道が載っていないなんてことを、想定すらもしていなかった父の落胆振りは、目に余るものがあった。そんな父を見ていると、私まで悲しい気分になってくる。それで何とかならないかと思って、カーナビについて色々調べてみたんだけど、その結果は「この事実を是認するしかない」という悲しい現実を思い知らされるだけのことだった。

 この話を聞いてすぐに、「カーナビの情報が古いんじゃ役に立たんではないか!不良品か!」と私も思ったんだけど、そして、同じように考える人は世の中にいるらしいんだけど、それはどうやら世間知らずというもののようなのだ。例えば、このサイトでは、全く同じ商品に、全く同じ印象を抱き、全く同じ憤慨をしている人がいるんだけど、それに対する返答は、ことごとく冷徹かつ現実的だった。確かに現実的に考えれば、リアルタイムで新しい道の情報をカーナビに搭載することは難しい。カーナビというものは、ある程度「古い情報」であることは、織り込み済みの機器のようなのだ。少なくとも、今の技術では。

 インターネット社会に浸りすぎていて、なんとなく地図データくらいはリアルタイムで、最低でも1ヶ月遅れくらいで、自動更新されるような気でいたけど、仕組み上、そんなはずはないんだよなぁ(そういうハイエンド機もあるようだけど)。考えればわかることだけど、思い込んでいたら目が暗くなる、といういい教訓になった。

 しかし、残念だ。新兵器で我が家に乗り込むことを、男の子オーラ全開で期待していた父の目の輝きを思い出すと、是が非でも達成させてやりたかった。そんな上から目線の余計な心配を、子である私がしていることが知れれば、そこにこそ父は憤慨するんだろうけどね。

 でも、残念だ。

日記: 4月25日(2008年)

 ゲームかジャンクフードの話題ばかりといわれてもめげない蝿です。ということで、今回はジャンクフードの話題。

 ジャンクフード界の雄といえば、いうまでもなく我らがマクダーネルズ。一時期の低価格路線はどこへやら、今じゃすっかり高級フード販売店に成り下がりやがって、愛すべきダブルチーズバーガーセット(ポテトL)を食うのに、人口過密地域価格で、630円もかかりやがる! くわっ! こんなハンバーガーの味をしたラードの塊が630円だと! アホか!

 でもやっぱり僕らはマクダーネルズが大好きなわけで、今日も今日とてマクダーネルズでお食事だ。

 そんな高級路線のマクダーネルズで、最近推し進めている新商品展開が、皆さんんご存知メガマックシリーズだ。以前言ったような気もするけど、私はそもそもビッグマックが好きではないので(マヨネーズが苦手)、この新商品展開に全然興味がなくて、同様にその亜種であるメガテリヤキも、これまたテリヤキバーガー自体が好きではないので興味が湧かなかった。

 ところがそんな私に、メガ・マクダーネルズから最強の刺客が現れた!

 その名も、メガマフィン。

 くぉぉぉぉ! マクダーネルズ愛好家である私の、マクダーネルズメニューの中でも最も好きなバーガーは、実は朝マックのソーセージエッグマフィンなのだ! それが、そのマフィンのソーセージが2枚だとう! それならダブルソーセージエッグマフィンって名前でいいじゃないか・・・などと思わないこともないけど、ええい、食いたいではないか!

 ってことで、食ってきた。

 ・・・んー・・・これはないな。ソーセージエッグマフィンのよさは、妙にアメリカナイズされていない、塩コショウが基調の味覚構成にあると思うんだけど、このメガマフィンは、愚かにもその美点を捨て去り、ケチャップ系のソースを塗るという暴挙に出ているせいで、その他のバーガーと変りのない、個性を失った味に堕している。

 結論:これならソーセージエッグマフィン2個食ったほうがいい。

日記: 4月17日(2008年)

 全国のメガネっ娘ファンの皆さんこんにちは。萌えメガネっ娘で有名な、バーチャルネットゲーマ蝿14歳です。むしろ、はぇ、です。

 私は結構な近視で、ほとんど一日中メガネをして生活している。

 メガネはフレームを変えるだけで顔の印象が変えられたり、メガネの人がたまにメガネをとったときの別人感を他人に与えるのが面白かったりで、捨てたもんじゃないと思ってるんだけど、最近ちょっとメガネに飽きてきた。特にバイクに乗る時は、ヘルメットがフルフェイスだということで、ヘルメットをかぶるたびにメガネを着脱しなくてはならないのが、非常にわずらわしい。

 ってなわけで、コンタクトを導入してみようか目下悩み中なのだ。とはいえ、メガネから完全に乗り換えるというのじゃなくて、替えのメガネの一つ、という選択肢としてのコンタクトだ。たとえばバイクに乗る時とか、気分が乗った時とかだけ、ワンデーのコンタクトにするとかどうなんだろう、などと構想を練っている。

 ただ、コンタクトは慣れのものだろうから、たまにしか着装しないのもどうなんだろう? どうせつけるならやはり常用したほうがいいのだろうか? となるとツーウィークのほうがいいのだろうか? でも2週間で結局3回しか使わなかったらワンデーだよな? とか考えがまとまらない次第。

 実は私、数年前・・・Diabloをやっていたころはコンタクトだったんだよね。長期使用型の、煮沸とかが非常にめんどいヤツ。だけど、不規則な生活&目を酷使しまくる生活でコンタクトのメンテをしてられなくなり、EQを始める頃にはやめてしまったのだ。やめてしまった理由の、99.9%は「メンテがだるい」だったから、ワンデーとかツーウィークならいける気がするんだよなー。ツーウィークもだるいといえばだるいけど、生活が昔ほど不規則ではないから、メンテも毎日の決まりごとにすれば、ツーウィークくらいなら大丈夫な気がするよ。

 あと別の選択肢としては、レーシックというのもある。これもかなり考えて、身近にレーシック経験者も何人かいたから、話を聞いたりもした。で、これはこれで興味深かったんだけど、やっぱり不可逆な処理を行うのは怖いかなぁ、というのがチキンな私の今の感想なんだよね。

 うーむ、悩む。

日記: 4月11日(2008年)

 昔、EverQuestの小説の翻訳や刊行の権利をアスキーが取ったというニュースがあった。・・・んだけど、ちっともその後の続報はなく、発売予定だった第1弾「Rogue’s Hour」の刊行もないまま、3年の月日が流れた。

 で、そんなこともすっかり忘れ去っていた今日この頃、突然(?)EQ小説刊行のニュースが!

 Norrathに魂を引かれた者たちに捧ぐ

 正直に言って、全く、これっぽっちも、海外のEQ小説なんぞに興味はなかったんだけど、この記事に書いてあることを読むと、すごく小説を読みたくなってくるなあ。EQプレイヤーらしき人が書いているプレビューだけに、元EQプレイヤーの心をくすぐる内容が多すぎる。これは、買ってしまうかもしれない・・・。

 しかし、刊行第1弾は「The Ocean of Tears(Stewart Wieck)」になったんだな。記憶を頼りに調べてみたけど、当初のEQ小説翻訳版の刊行予定は、

  第1弾:Rogue’s Hour(Scott Ciencin):ローグの話
  第2弾:The Ocean of Tears(Stewart Wieck):ダークエルフの話。
  第3弾:The Blood Red Harp(Elaine Cunningham):ウッドエルフ娘の話。
  第4弾:Truth and Steel(Thomas M. Reid):傭兵と女聖騎士の話。

 という展開だったようなんだけど、これではいきなり第2弾からということになる。第1弾は企画倒れになってしまったのだろうか。まぁ確かに第2弾のほうが、壮大っぽいあらすじではあるから、ツカミとしてはこれが正解なのかもしれない。幻の第1弾企画は「訳者に新進気鋭の女流作家を起用」とか標榜しているけど、きっとその若い娘が、うまくEQっぽさ、重厚さとか、バタ臭さとか、クラシカルファンタジーの雰囲気とかを出せなかったのであろう。と、勝手に解釈。

 さらに、こちらでより詳しく内容を見てみると、チャプター構成は以下のようになるらしい。

  プロローグ アータルタールの誓い
  1 クラッシュボーンの砦
  2 連合帝国軍
  3 ネリアックへの道
  4 湖の神託
  5 カッタの帝国
  6 ノーラスの大行進
  7 イノルークの蛇
  8 涙の海
  9 ネクロマンサーの逃亡
  10 フェイダークの狼
  11 アータルタールの呪文
  12 小島の神
  13 セルの手
  14 コンドル号の難破
  15 裏切り者の待ち伏せ
  16 漂流者の復讐
  17 ダークブライアーの秘密
  18 ウェイルの港
  19 フリーポートの街
  20 “三人”の怒り
  エピローグ イノルークのコアダ・ダル

 なにこの布陣。面白そうにもほどがある。

 例えばエピローグのサブタイトル「イノルークのコアダ・ダル」なんかは、「コアダ・ダル」がハイエルフを指すEQ用語であると(ちなみにダークエルフは、ティア・ダル)、そして「イノルーク」はダークエルフの創造神であり、ハイエルフにとっては不倶戴天の敵であると知っていないと、面白さがまるっきりわからないないんだろうけど、逆にわかっていると「知っていないとわからないことがわかる」というスパイスが効いて、非常に興味深く思えてしまう。

 ・・・とまぁ、ここまでテンションを上げてみたんだけど、よくよく考えると私、いままであまりEQやEQ2の公式サイトのストーリーや、拡張パックごとに展開されるストーリーを、そんなに熱心に読んだことがないんだよね。大体が、最初少しだけ読んで、すぐに読むのが面倒くさくなって投げてしまう。その理由の大部分は、Webで長編ストーリーを読むことの難しさと、翻訳のまずさにあったように思うんだけど、そんな過去の悪い事例を思い出したら、少し熱が冷めてしまった。

 発売まであと約2週間。うーん、買うか買わぬか、悩むなぁ。