加国12: 終わりに

 ってことで、カナダ旅行を終えたので、総括などを簡単に。

 今回旅行したのは、主にカナディアンロッキーの周辺。雄大な大自然をこの目で観たい、というのが第一目的だった。そういう意味では、十分にその欲求はかなえられたのではないかと思う。

 似たような目的で、似たような場所であるスイスにも以前行ったわけなんだけども、しかし実際に行ってみるとスイスアルプスとカナディアンロッキーはだいぶ趣を異にする場所だった。

 一番の違いは「色」だった。目に入る風景の色の中で、最も印象的なものが、スイスは白、カナダは灰色という違いがあった。スイスアルプスは、標高が高いために、同じ秋の時期であっても、山全体が雪のために真っ白だった。一方でこの時期のカナディアンロッキーは、まだ山が雪を冠していないものが多く、灰色の岩肌がむき出しになっていた。これによる景観の差は大きく、似ているというのは単なる根拠なき憶測だったと思い知らされた。

 もちろん、スイスアルプスに酷似していないということは、カナディアンロッキーの魅力を少しも損なうことではない。カナディアンロッキーの雄大さは、大いに感動するに値するものだった。スイスアルプスに比べ空間の広大さが際立っていて、大きな国土を背景にした山並みは、どちらかというと女性的な印象を受けたアルプスとは逆に、男性的な威容を楽しませてくれた。

 また、個人的には今回、初めての海外レンタカードライブを成功させたという点で、達成感が大きい。日本ですらレンタカーなどほとんど利用したことがないので、右も左もわからずに気合でトライしてみたのだけども、なんとかこなすことができた。右走行、左ハンドルということも含め、困難は大きかったけども、終わってみればいい経験だった。これで「海外運転経験のある人」になれたというのは、単純にうれしい。

 ただ、そのほかの部分は、うーん、正直に言うとそんなでもなかったかな。カナダという国、文化、対人交渉、そういう部分に個人的な感動は少なかった。チップの風習は好きじゃないし、アメリカ同様の移民の国だというのも旅先としては私は少し物足りない。文化が多様だといえばそうなのかもしれないけど、その国の歴史や個性の「薄さ」が物足りなく感じてしてしまうからだ。もちろん、この多様性や混沌さを魅力に感じる人もいるだろうから、これは好みの問題だ。私にとっては、特にバンクーバーにアジア人が多すぎで、正直興ざめした。

 インフラ等、旅をする上での快適さは文句のないレベルだったし、ホテルの広さなどはこれまでで最高だった。旅先としては十分に勧められる。でも、私が再訪するかというと、しばらくは別にいいかなぁ、ってところだ。スイス、スコットランドなどは帰ってきた次の日でも行けるものなら行きたかったんだけどね。

 さて、次はどこにいこうかなぁ。ちょっと毎年連続しすぎたから、そろそろお休みにするのも手かもしれないな。ま、じっくり1年考えよう。

加国12: 終わりに」への3件のフィードバック

  1. Nez/蝿

    なぜ!

    次はイタリア、アイルランド、トルコ・・・結局いろいろ行きたい。
    いずれいくぞう

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