作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 8月5日(2025年)

 足底腱膜炎の記録。

 前回の記録から、さらに1カ月ほどが経過した。

 相変わらず違和感はあるものの、なんとなく痛みかたがマイルドになってきたような気がする。ただ、普段から足をできるだけ使わなくしているので、足の痛みがマイルドなのが「治ってきているせい」なのか、「ただ負荷が少ないせい」なのかがよくわからない。たぶん、両方なのではないかと思う。

 そして足をできるだけ使わない生活を続けた結果、足そのものの耐性は下がってしまっている。

 少し歩くと、足底腱膜炎とは関係なく足が疲れて、足の裏が痛くなる。この場合の痛みは、足底腱膜炎の痛みもあるけど、歩きすぎの疲労によるものの割合が大きい。そういう「足の裏が疲れて痛い」というごく普通の症状が、普段から歩かなくなったことで、少ない歩数で発生するようになってしまった。

 要するに「鍛えられていないもやしっ子の足」になってしまった(もともと大して鍛えられてはいなかったけど)。

 なので、足底腱膜炎が明確に治るまでは、できるだけ足に負荷をかけない生活は続けるのだけど、そのあとではまた、再発しない程度に足を多く使って、鍛えなおすターンが必要になりそうだ。

 完全復活までの道のりは遠い。

日記: 7月30日(2025年)

 パチモンのSwitch 2ドックを購入した。

 ドックというか、TV出力のためのケーブル変換セット、かな。

 写真の通り、箱には思いっきりSwitch 1の写真が書いてあるという実に怪しげかつ不安な一品。なにゆえ私はこんなものに手を出したのか、そしてそれははたしてちゃんと動いたのか。今回はそんなことを述べていこうと思う。

 さて、まずはSwitch 2の「ドック環境」=「TV出力環境」についてだ。

 複数個所のTVやモニターにSwitch 2を映したい場合、追加投資をなにもしないのであれば、Switch 2の純正ドックとケーブル類一式を全部持ち運ぶ、というのが唯一の選択肢になる。だけど、これはあまりにも荷物もかさばれば、配線の手間も都度都度かかるため、いい手段とは言えない。1年に1回、とかいう頻度の場合にのみ視野に入る選択肢だ。

 次のまっとうな選択肢は、純正のドックをもう1つ買う、というものになる。これが一番安定ではあるのだけど、ネックになるのはやはり値段だ。およそ15000円弱の値段になる。電源とUSB-HDMI変換というシンプルな機器のために、こんな値段を要求してくるのは、いくらなんでも暴利が過ぎるというものだ。屈したくない気持ちになる。

 というわけで、第3のまっとうではない選択肢である、パチモンのドック、に手を染めることになるわけだ。

 Switch 2も発売から2カ月近く経ち、市場にはおそらく中華製とおぼしきパチモンのドックが散見されるようになってきた。今回はその中でも比較的安かったものをチョイスし、購入した。購入価格は2300円強だった。安い。

 ここでもう1つ、電源に関する話もしておきたい。

 今回の件では、電源に関する勉強をすることになって、知見がまた1つ広がった。

 事の始まりは、Switch 2のセットアップ時に、Switch 1用の電源を流用しようとしたところ、純正ドックであってもTV出力できなかった、という出来事にあった。

 そこで「なんでだろうか?」と調べてみたところ、USB type-Cの電源にはPDという規格があって、その中でもワット数によるスペック差がある、と知った。

 USB電源なんて口があってればなんでも一緒だと思っていたけど、全然違ったんだな。急速充電とかは、そういうものが影響してくる仕組みだったのか。我ながら無知だったわ。なるほどなるほど。

 となると今回のパチモンドック用の電源も、その規格を調べて購入しなければならないだろう。

 そこで頼れるAI秘書のGemini君に聞いてみたところ、Switch 2の純正のアダプタは60WのPD対応のもので、Switch 2をTVモードで出力するには54W以上のPD電源が必要らしい、と教えてくれた。OKじぇみに。

 というわけなので、自宅にある手持ちのUSB電源では対応できるものはなさそうだったので、余裕を見て100WのPD対応の電源も合わせて購入した。これまた中華っぽい怪しげな安物。PD規格の電源は意外と値崩れしていなくて、これも3000円弱ほどしたけど、Switch 2以外にも使えそうだからいいとしよう。

 これらパチモンのドックと怪しげな電源とで、Switch 2のTV出力実験をしてみたところ・・・無事出力することができた。

 これでいちいちドックを持ち運ばなくても、2か所でSwitch 2をTV出力できるようになったな。純正ドックの半分以下の投資額で済んだし、満足だ。

 よしよし。

日記: 7月23日(2025年)

 グルメ回かつ買い物回。

 カルディの、レンジで肉を料理するシリーズ、を3種試したという話をしたい。

 「焼豚はレンジで
 「レンジで手羽唐揚! あらびきペッパー味
 「レンジで手羽唐揚! スパイシータンドリー味

 いずれもジッパー付きの袋の中に調味料が入っているという形の商品。規定量の豚肉や鶏肉を買ってきて、それを開封した袋の中に入れ、調味料と肉を袋の中でなじませ、ジッパーを閉めて電子レンジにかければ、数分後に料理が完成する、というようなもの。

 値段はどれも300円くらいで、対応する肉の分量は250g前後。鶏肉や豚肉の値段が100gで200円弱だとすると、肉の値段に近い値段を上乗せして調理することになるので、自炊といえども割安感はあまりない。

 ただ調理工程は恐ろしく楽なので、手間賃や時間をお金に変えたと考えれば、まぁ悪くもないかもしれない。ただその場合、「出来上がった総菜を買う」というものとの対決になるので、やはりコスパで語るのは難しい。

 それらを踏まえて、それぞれの感想を述べよう。

 【焼豚はレンジで】

 豚バラブロック270gほどで調理。特に漬け込み時間は必要ない記載ではあったものの、時間があったので3時間ほど袋の中で漬け込んでからレンチンした。レンチン後の包丁スライスが、唯一の作業らしい作業だった。

 これは旨かった。味が良かったこともそうだけど、出来立てであることへの価値を感じられる仕上がりだった。総菜でチャーシューを買っても、こういう出来立て特有のジューシー感は得られないという点で、付加価値を感じられる商品だった。

 調理工程からして、もっとパサパサなんじゃないかとか、ゴムみたいなんじゃないかとか思っていたけど、ちょうどいいくらいの弾力のある「軽くゆでたゆで豚」くらいの仕上がりだった。角煮のようなトロトロ豚バラもいいけど、こういう歯ごたえ豚バラも好きなので、大変よろしかった。

 マイナスポイントは、レンジ庫内を汚しやすいということだ。「レンジで手羽唐揚!」と違い、この商品にはジッパーを密封した状態でも排気ができる排気弁が付いていないので、ジッパーを締めて調理すると、ジッパーが圧力で開いてしまい、庫内に調味液が多少飛び散る。そこが、困るといえば困るところだった。

 【レンジで手羽唐揚!2種】

 手羽中10本ほどで調理。包丁で切る必要すらない部位なので、作業はほぼ皆無。ジッパー付き袋には前述のように排気弁もついているので、レンジ庫内も水蒸気以外の汚れは付きにくい。お手軽商品だった。

 ただこちらは、これは唐揚げとは言わんな、というようなものが出来上がった。なんと表現すればいいのか、スパイシーな小麦粉フレークをまとった鶏肉、というような風情のものが完成形だった。

 これはこれで、それなりにはおいしいのだけど、衣もしっとり風味だし、とにかく唐揚げでは断じてないものだった。これを買って作るくらいなら、スーパーの総菜の唐揚げを買うのでいいかもな、というような気はした。

日記: 7月20日(2025年)

 このところ買い物の話が多いんだけど、今回も買い物の話。

 Fire TV Stickを買い替えた。

 我が家では、いわゆる第2世代のFire TV Stickを長らく使っていたんだけど、これをFire TV Stick HD(第3世代相当)に買い替えた、という形だ。

 2016年に第2世代、2020年に第3世代がリリースされたので、周期を考えればそろそろ第4世代がくる頃かもしれない。だから第3世代はスルーして第4世代まで引っ張りたいな、と思っていた。だけど2024年に、第4世代ではなく、第3世代のガワだけ変えたFire TV Stick HDがリリースされてしまった。

 あれ? これはもうしばらく第4世代相当のものはリリースされないのかもしれないぞ。

 そう思って、これ以上第2世代を引っ張ることはやめ、第3世代の購入に踏み切ったというわけだ。

 買い替えてしばらく使った感想としては・・・少し快適になったかな、というくらいだ。

 ハードウェア由来の動作の重さは、スペックアップによってそこそこ軽減されたと体感できる一方で、ネットワーク由来の動作の重さは、当たり前だけどほとんど変わらなかった。

 Fire TV Stickを使用していて感じる不快さ、重さの多くは後者由来なので、結局あまり改善しない要素のほうが多かったかな。

 スペックアップによる動作の改善をはっきりと体感できる部分は、インターネットブラウザ機能かな。マウスカーソルの動きや、画面スクロールのスムーズさなどは、かなり良くなった。でも、そもそもFire TV Stickでブラウザを触る、ということ自体が普段の生活の中では皆無と言ってよく、ここが改善されてもうれしくもなんともなかった。

 あとは全体的に、ちょこちょこ動作が改善されてはいると思うんだけど、本当にわずかな差で、気が付きにくい。セールで半額程度での購入だったから高い買い物でもなかったので、買い替え自体に後悔はないけど、さりとて感動もない。

 せいぜいそんな感想かな。

日記: 7月14日(2025年)

 新しいロボット掃除機を購入した。

 購入したのはEufy Robot Vacuum 3-in-1 E20(Anker)だ。

 3か月前に修繕して「まだまだ舞える」とか言ったルンバ870をあっさり見放しての新機種購入となる。

 我が家のルンバ870君は、前回のタイヤ修繕以降も、毎日順調に掃除してくれてはいた。

 だけども、興味本位で昨今のロボット掃除機事情を調べたところ、我が家のルンバ君(11歳)はもはや5周遅れくらいの低性能なのだ、と知ってしまった。時代遅れ感が半端なかった。

 そういった事情を調べさえしなければよかったのだろうけど、調べて知ってしまうと、もう駄目だな、潮時だな、と思ってしまった。

 ってことで、時代に追いつくべく新規購入したロボット掃除機Eufy E20のレビューを、我が家のルンバ君(ルンバ870)との比較を軸に述べていきたい。

 【価格】

 まずね、ルンバシリーズは高い。これ。性能に対する値段が高い。コスパが悪い。

 もちろん信頼と実績のブランド代ではあるんだけども、今は競合メーカー、特に中華メーカーも実力を上げてきていて、同等以上の性能で、かつ、低価格な競合モデルが、市場にはごまんとある。「ロボット掃除機はルンバじゃなきゃ」の時代は、とうの昔に終わった。

 少なくとも、11年前のルンバ870から乗り換えた場合に、価格/性能面で不満に思うことになるような機種は、市場に存在していない。買えば必ず満足できることが確信できた。

 そういう業界事情は、私をしてルンバを脱却させる大きな原動力になった。

 今回購入したEufy E20は、Amazonプライムデーのセールで購入価格49000円くらい。11年前のルンバが7万円近かったことを思うと、かなりお買い得だったと思っている。

 【吸引力】

 ルンバは吸引力を公称していないんだけど、我が家のルンバ870に関して言うと、ウェブで調べた範囲では1300Paという数値が拾える。これに対して今回購入したEufyE20は、8000Paだ。常にフルパワーでは運用しないにしても、吸引力では比較にならない。

 なお、1300Paでも別に不満はなかったということは付記しておく。

 【マッピング】

 ルンバ870は「ランダムに乱反射しまくればそのうち部屋全域を掃除できるだろう」という動きをする。かわいいがアホの動きだ。

 一方でEufy E20は今日のミドル帯以上のロボット掃除機と同じく、センサーで部屋の形状を読み取り、部屋の外周をなぞるように掃除してから、真ん中をジグザグに掃除していく「塗り絵方式」で動く。格段に頭がいいし、効率もいい。

 【衝突被害】

 ルンバ870は上述したような動きのため、勢いよく家じゅうの壁や家具に激突する。そのため我が家の壁や家具には、ルンバ870のつけた傷跡がくっきりとついてしまっている。

 一方でセンサー式のEufy E20は、壁や家具の直前5-10mmくらいで動きを止め、ギリギリをなでるように進む。たまに衝突することがあってもソフトタッチなことがほとんどで、ルンバ870に比べるとほとんど無害と言っていい。

 【走破性】

 この点だけは、Eufy E20はルンバ870に少しだけ劣っているかもしれない。

 ルンバ870はどこにでも突撃していく動きをするため、動けなくなるまで突き進む。それが功を奏して、車幅ギリギリの隙間を攻めて進んでいったり、坂道も車輪が浮くまで登っていこうとする。野生のパワーを感じる。

 しかしEufy E20は賢いぶんだけ諦めが早く「そこはもう少しチャレンジしろよ」というところを進まないことがある。優等生がゆえの欠点だ。

 ルンバ870のド根性を基準に作られた我が家の「ロボット掃除機フリー環境」は、Eufy E20というもやしっ子に合わせて、もう少し「ぬるま湯仕様」に変更しなけらばならなそうだ。

 【ごみ処理】

 Eufy E20は最近流行りの、ステーションにごみをためる方式。ステーションに充電に帰る度に、掃除機内のごみをステーションに吸引させて、掃除機内を空にする。これは掃除機内のゴミによる空気抵抗を減らし、吸引力を保つという意味合いと、ごみを格納できるスペースを大きくすることによって、人間がごみを処分する頻度を減らすという意味合いがある。

 まだ運用して間もないので、これらの恩恵はあまり受けていないけど、ごみ処理の頻度が下がることは、QOLを上げるだろう。ただステーション側に消耗品のゴミパックをセットしなければならないのは、逆にちょっと面倒くさい可能性がもある。主に物資補充の観点で。

 【メーカーの信頼性】

 Eufy E20は中華メーカーであるAnker製。中華ではあるけど、Ankerはバッテリー事業を中心としたメーカーとしての知名度が高く、それなりに信頼性があると判断してチョイスした。ロボット掃除機事業に参入して10年以上経過している(たぶん)ことも、信頼できそうだった。

 【3-in-1】

 Eufy E20の最大の特徴は、コードレススティック掃除機、に変身できるという機能。かっけええええええ。

 【Wifiとアプリ】

 Eufy E20はWifiで設定、操作を行うことが前提になっている。今日の中年世代や、それより若い人々には問題はないだろうけど、お年寄りには少し難しい機器かもしれない。

 アプリを見ていると、毎日の掃除の航跡を、マッピングされた我が家の間取り図の中にリアルタイムで描いてくれて、PC前で仕事をしつつ「お、今台所を掃除しているな」というようなことが見えたりするのは面白い。でも、アプリではスケジュール設定くらいしかしないので、正直なくてもいいといえばいい。

 【総評】

 11年の歳月が生んだ技術力の進歩に、今は大いに満足している。

 運用開始後まだ数日なので、欠点らしい欠点は走破性くらいしか発見できていない。走破性に関しては、乗り越えられないスロープの角度を緩くする計画を立てて、運用側で解決を試みている。

 あとはルンバの経験からすると、大事なのは消耗品の交換部品の供給体制かな。ブラシやローラーやタイヤのような部分の消耗がいつかは起こるだろうから、このあたりの交換部品の供給が滞らないかどうかが気になるところだけど、それはまだちょっと先の話だろう。