私がPCデスクで使っている椅子は、サンワサプライのSNC-NET4BKNという椅子で、2006年から使い続けて早19年目にもなる、超長寿選手だ。私のPCライフの相棒の中でも、最長老と言っていい。
この椅子。今この記事を書くために調べて知ったのだけど、なんと驚くべきことに、当時から今現在まで現役で売られ続けているらしい。公式サイトでは「廃止」と書いてあるので、もう再生産はされないのかもしれないけど、市場在庫はまだあるらしく、Amazonなどではまだ購入できる。
この椅子を購入した当時は、PC用の椅子というと、もっと安くてチャチで小型な数千円のものか、あるいはバカ高いエルゴノミクスな椅子ばかりという中で、この椅子は機能、サイズ、コストのバランスのいい椅子として、一部で高い評価を受けていた。私もそういったインターネット上の評価を参考にして、購入した覚えがある。
それから19年。選択肢の多い今でこそ、Amazonでの評価はそこそこ程度になってしまっているとはいえ、これだけ長年生き永らえてこれたのは、一定以上の性能がちゃんとあったからだろう。実際私も良い買い物をしたと思っているし、愛用もしてきた。
とはいえ19年だ。
さすがに私の椅子もだいぶくたびれてきた。
座面は擦り切れる寸前で、生地が薄くなった箇所からは中のスポンジが見え隠れしている。アームレストはもう何年も前からソフト樹脂部分が裂けてしまっていて、何度か自力で補修をしたものの、もうボロボロだ。
もう十分にモトは取ったことだし、そろそろ椅子も新しいものに買い替えの時期かもな・・・と思っていたのだけど、そこでふと思いついてしまったのだ。
カバーを付けてボロい部分を隠せばいいのでは、と。
ってことで試した様子が写真だ。
うーん、悪くない。
思った以上に座面、アームレストともにカバーがジャストフィットしていて、違和感がない。ぴったりフィットしているので、カバーが動いて居心地が悪い、というような問題もまったくない。見栄えが良くなっただけではなくて、汚れたら洗えるという安心感も得た。最初からカバー運用でもよかったな、と思うくらいだ。
というわけで19年目の私の椅子。カバーという新兵器を得て、引退寸前から事態は一転、軽く25年目くらいまでは現役続行を見据えられそうな勢いになってしまった。
がんばれ。