カテゴリー別アーカイブ: MechWarrior 5: Mercenaries

MW5M: パンチ実装


 MW5にパンチが実装された。

 パンチ。要するにぶん殴るという機能だ。

 メックウォーリアシリーズの原作であるところのボードゲーム版バトルテックでも、アドバンスドルール的に存在していたと伝え聞く、近接格闘ルール。

 これをコンピューターゲーム版であるメックウォーリアシリーズで再現したのは、私がプレイする範囲では初めてなんじゃないかな。今までは、体当たりで装甲を削り合うくらいのことはできたものの、積極的に殴り合うようなことはなかったと思う。それともMW5の原型となったオンラインゲーム版のMWOでは、先行して実装されていたりしたんだろうか。

 ともあれ、そんな画期的なパンチ機能なんだけど、これはなかなか面白かった。

 まず普通に威力が高く、熱が溜まらず、弾丸も消費しない、優秀な攻撃手段だというのが好印象。デメリットがない。ひょっとして腕の装甲は消費しているのかな。細かいルールはよくわからないけど、強力な攻撃手段と考えてよさそうだ。

 近接ビルドのメックに乗って、すれ違いざまにぶん殴ったり、追い詰めた軽量級をボコにしたりするのもいいし、建物を破壊するミッションで、建物の破壊用に使うのも便利だ。使い勝手が大変よろしい。

 これまでメックに「腕がある」ことの利点が、「腕を盾にできる」くらいしかなかったんだけど、これで情勢ががらりと変わったとまで言えるかもしれない。わからんけど。

 先日、日本語パッチに合わせて復帰した時には、パンチ機能は実装されていなかったと思うから、この数日でバージョンアップしたんだな。こんな劇的なアップデートに、丁度タイミングよく立ち会えるとは、復帰の時期がよかった。

 あと今回の復帰で、以前よりも変わったな、と感じたのは、ミッション中にサルベージできるクレートが増えた、ということかな。結構あちこちにクレートが落ちていて、ミッション中に宝探し感覚でうろうろするという楽しみもできた。

 そんな感じで、この1年余りで、MW5もいろいろ進化してきたらしい、ということを体感できた。少しずつ改善していっているという姿勢は、見上げたものだ。偉いぞピラニア。

 ゲームの進行状況のほうは、だんだんと序盤から中盤戦といった様相になってきていて、ゲームスタート時近辺の新鮮な楽しみは減ってきているけど、まだまだ、もう少しこの復帰戦を遊んでいけそうな感覚がある。

 傭兵家業はもうしばらく続くのだ。

MW5M: 序盤が楽しい

 和訳パッチを試してからというもの、その流れでこのところ頻繁にMW5で遊んでいる。

 久しぶりに遊ぶと、やっぱりメックは面白い、という再発見があった。それにたぶん、プレイしていなかったこの1年余りで、何らかのパッチが当たってもいて、QOLが向上してもいるのだろう。とにかく想定より全然長く遊べていて、これは嬉しい誤算と言わざるを得ない。

 そして、どんなゲームでもだいたいそうだけど、序盤から中盤にかけての成長期こそが、一番楽しいんだよね。今はちょうどその時期なので、楽しさの絶頂期なのだ。面白い。面白いぞ。

 以前のプレイでは、素直にシナリオに沿って、どんどんと評判を上げ、戦地を移動することを意識して遊んでいたんだけど、今回は同じことをしてもなんだし、この序中盤をしゃぶりたい気持ちも強かったので、シナリオを進める意欲少なく、のんびりとプレイすることを意識している。

 さながら上昇志向のない中心領域のダメ傭兵隊長気分。副官に「働いてくださいよ」とか諭されながら、宇宙を当てもなく旅し、ダラダラと食いつないでいる、そんなイメージだ。これもまた気楽でよい。

 その分、今まで行っていなかった領域を、無意味に開拓できて、新たな発見があったりもする。開拓したからといって、特にメリットはなにもなかったりするんだけど、宇宙マップの端っこが埋まっていくのは、実力や名声はないけど宇宙の地理には詳しい世間擦れした傭兵隊長、みたいな気分に浸れて悪くない。

 飽きるまではもう少しかかりそうだから、それまではこの調子でゆるりと遊んでいこう。

MW5: 日本語化パッチ

 いつの間にかMW5に有志による日本語化パッチがリリースされていたので、それを適用してプレイをしてみた。

 ・・・というだけの記事。というだけの動画だ。

 遊んでみた感想としては、いいね。実にいい。

 もともとMW5を以前にプレイしていた時は、必死にほぼ全訳しながらプレイしていたので、ストーリーの流れは英語版でも理解できてはいた。でも私の英語力だと、自力翻訳プレイにはかなり時間がかかっていたし、プレイの流れの中では理解が及ばず、プレイ後の録画の見返しでやっと意味を理解するような部分も多かった。

 それに引き換え、日本語化パッチを当てた後のプレイ環境であれば、プレイ中にテンポよくストーリーを理解していけるので、快適さが段違いだ。

 動画でもいくつか挙げたような、用語のおかしさなどは散見されるものの、意味が分からないというほどの部分はなく、十分実用的だった。

 Fly!は日本語化パッチを作る有志の皆さんを応援しています。

MW5M: ヤツらの目的

 【これまでの傭兵部隊】
 
 自機: BL-7-KNT Black Knight
 最大ランス構成: 270 t
 メック戦士: 6

 【あらすじ】

 傭兵部隊としての存在感を中心領域で順調に上げ続ける日々が数か月、数年と過ぎていった。そんなある日、仇敵Black Infernoに襲撃を受けている居住区から、救援要請を受信した。

 これまでのSpearsの調査によれば、Black Infernoの襲撃と難民の発生区域のパターンと、近年の星間連盟時代の遺失技術の発見パターンとが符合しているらしい。ヤツらは遺失技術の発掘のために、襲撃を繰り返していると類推して良さそうだ。

 つまり今回の救援要請も、遺失技術の発掘目当ての可能性は濃厚だ。これ以上ヤツらの思うままにはさせまい。断固阻止だ。

 ということで、久々のMW5M。年末休みがあったというのに、あまりプレイしていません。

 正直に言うとちょっとだれてきたかなー。

 このゲームの枠組みは、

  • 量産ミッションを繰り返して評判値を上げる
  • シナリオが進む
  • ユニークなキャンペーンミッションをこなす
  • 評判値上げに戻る

 というルーチンなんだけど、とにかく評判値を上げるのがめんどくさくて。これまでのシリーズでは、こういう「つまらない量産型ミッションの繰り返しを強要される」ってことはなかったからなぁ。

 いままでの傭兵部隊シリーズでも、キャンペーンミッションとキャンペーンミッションの間に、「傭兵部隊運営の自由度を演出するためのサイドミッション」はあった。だけど、それは別途シナリオを用意して作られたユニークなミッションであって、決して量産型ミッションって感じではなかった。だからサイドミッションもある程度は楽しめた。しかし今作のサイドミッション・・・というか量産型ミッションには、まるで魅力がないのだ。

 それに加えて、難易度もかなり上がってきている。今回のスクリーンショットのキャンペーンミッションもだいぶ難しくて、1度は失敗してしまった。成功した時も、防衛対象の耐久度は残り8%だったし、かなり苦戦をしたよ。

 そんなわけで、だらだらと同じような評判値稼ぎをしなければならないのに、ミッションは難しい、という二重苦が、プレイの気楽さを削ぎ、プレイ頻度の低下を引き起こしているのでしたとさ。

 ・・・っていうか、なんで毎度毎度、総トン数が3倍以上の相手をするんだろうなぁ。ゲーム性が「メック無双」みたいになってるよ。こういうのは単純に難しくなることももちろん嫌だけど、なにより世界観的に嫌なんだよなぁ。そういう無茶を、たまにならともかく、何度もする世界じゃないでしょ、これ。戦略に知性が感じられないよ。

 そういうのはガンダムでやれ。コンスコン強襲でやれ。

MW5M: 最初の一撃

 【これまでの傭兵部隊】
 
 自機: Quickdraw QKD-4H
 最大ランス構成: 225 t
 メック戦士: 5

 【あらすじ】

 難民にまつわるマーリック家とリャオ家との争いは、ひとまずケリが付いた。その後は、できるだけ5大家のいさかいには手を出さないようにして、ダヴィオン家の恒星連邦領内で海賊退治のような仕事をこなし、地力の増強に努めていた。 

 そんな中、Spearsから吉報が届いた。Spearsの調査が実を結び、Black Infernoの活動の一端をつかんだというのだ。奴らが民間から接収し、我が物とした製油所の位置を把握したらしい。我々は現場に急行し、激しい戦いを経て、製油所を壊滅させ、やってきたBlack Infernoの部隊を駆逐することに成功した。

 ついに奴らに一撃を与えてやったぞ。

 ゆっくり進めているけど、ここへきてだいぶ難易度が上がってきた。同じトン数でも、強いメック、弱いメックはあるようで、ちゃんと強いメックを、強さを活かして運用しないと、クリア時の損害がだいぶ違ってくるし、場合によってはクリアそのものが難しくなるようになってきた。

 今回のこの製油所のメインミッションは、実は1回失敗した。趣味&テキトーに選んだ部隊では勝てなかったのだ。初のミッション失敗だったよ。

 特に考えなければならないのは、AIの機体のような気がする。自分に機体であれば、まぁある程度はどんな機体でも使い方次第で戦えるんだけど、AIは良いところと悪いところがあるので、その辺のAIの特性を見極めないと駄目な気がしてきた。そしてAIが崩れると、戦力差で自分も崩れる。まだ何がいいのかまではわからないんだけどね。

 とりあえずは「よく折れる腕がメインウェポンな機体は避ける」「突出して狙われない」「アウトレンジで損害なく殴る」あたりが簡単だ。それと「いいメック戦士を揃える」もそろそろ考えていこうと思う。