フジテレビの親韓偏向報道で世間が騒いでいる。
この手のニュースを見ると、バーチャルオンラインゲーマー蝿14歳としては、ついつい日本のオンラインゲーム事情とダブらせて考えてしまう。
今のTVで騒いでいる内容の一部は、日本のオンラインゲームシーンが通ってきた歴史と酷似している。韓国産のコンテンツが浸透し、そのファンが多数いるというのは、TVドラマもオンラインゲームも同じだ。タイムリーな話をすれば、ちょうど今この時期も、TERAのリリースに一喜一憂している人をあちこちで散見できる。
オンラインゲームにおけるその現象は、TVにおける韓流ブームと同じ、というか、さらにその上をいくムーブメントだ。国産オンラインゲームよりも韓国産オンラインゲームをやる人の比率は、国産ドラマよりも韓国産ドラマを観る人の比率を大きく上回っているに違いない。すでに日本のオンラインゲーム界は韓国産オンラインゲームの上陸を完全に許し、駐屯されている段階に入っているのだ。
ここでオンラインゲームとTV業界とに共通する私の感想は、韓国ごり押しうぜえ・・・ではもちろんなく、国産コンテンツ情けない、だ。
韓国に悪感情を抱くのは簡単だ。でもそれはあくまでも感情の問題であって、右傾化しようが国粋主義を唱えようが愛国心に訴えようが、なんの解決にもならない。
問題は、国産コンテンツがつまらない、というただ一点に尽きるのだ。
韓国産オンラインゲームや韓国産ドラマは、例えば米国産オンラインゲームや米国産ドラマに比べれば、低品質だと思う。安価で低品質、それが問題となっている韓国産コンテンツの立ち位置だ。
でも国産のコンテンツはそれにすら勝てない。コストがかかる低品質、それが国産コンテンツなのだ。
もう国産のオンラインゲームの傑作は生まれ得ないのだろうか。せめて韓国産の量産型ゲームを駆逐する程度の盛況を見せることはないのだろうか。そんなことをおぼろげに自問しては、悲しい自答をしている。
Fly Dukedomは日本のゲームメーカーの奮起を期待しています。
こんにちわ。
ゲーム業界で全盛期から見てるんですが、やはりこの国でまともにゲーム業界が成長できなかったというのは、ベンチャーに対してのマネーサプライの致命的な欠落と、パブリッシャーの大企業病の悪弊がモロに出た事じゃないかなと思うんですね。
日本の場合、欧米のようにしっかり経営の面倒が見れるベンチャーキャピタルという物が事実上存在せず、また不動産担保でしか物を貸さない、ソフトという物になんの価値も認めない金融機関しかないというのも大きいです。
何しろ、ゲーム会社というのは街の八百屋より信用がないですから、お金なんて全然借りれません。
結局、個人のレベル、中小企業のレベルで何とかなる開発コストで済んだ範囲でしか、日本のゲーム業界というのは成長出来なかったんです。
ご存じの通り、ゲームの高度化によって、かかるコストはうなぎ登りになっていきましたからね。
そして、ゲーム業界その物が育たず、実質的に日本のゲーム開発従事者のかなりの割合がアダルトなどアングラな仕事をやっている状況です。
勿論、こんな有様では、高度な技術を持った開発者が育ちにくい。
その点、韓国では国が潤沢にカネを出し、どんどんゲーム業界が育っていった。
日本から韓国に流れているオンラインゲームの売り上げは実のところ、日本のコンシューマー市場にハードを足した金額より、更にでかいです。
現状、既に日本のゲーム業界は終わってると思います。
日本の大手すら、既に国内に見切りを付けて海外のデベロッパーの活用をはじめてますし、市場としても最早日本は見ていないそうですよ…。
そういえば、韓国のネットゲームのエンジン部分は日本にかつてあった会社のネットゲームのエンジンだという噂がありますね。
詳細な分析が!
そして悲しい結論が!
しかしながら私としては、終わりかけてるってのは同意ですけど、
お金がないっていうだけの理由とは思ってないんですよね。
才能がなくても業界にいられる、ってのが最大の理由だと思っています。
才能がないやつは辞める、ってのが
厳しいクリエイター/エンターテイナーの世界のはずなのに、
ゲーム業界やTV業界だけそうじゃないってのが
外野からは奇異に見えるんですよね。
歌手、作曲家、小説家、漫画家・・・etc
こういう人々に言わせれば、今のゲーム業界やTV業界の苦境は
「甘えんな」ってことになると思うなぁ。
もちろん悪いのは個人ではなく社会構造の問題として。
仰る事は同感ですね。
ただ、その状況を生み出してるのも結局社会構造というか、資金調達が困難と言う所に起因してると思うんですよね。
昔、タケノコのようにゲーム会社が沢山出来てたときは、開発者の層も厚かったですし、開発者が多く育ったんですね。
その頃を勝ち抜いた開発者が今の日本のゲーム業界の基を築いたとも言えます。
しかし、その後PS辺りから開発コストが個人、或いは中小の手に負えなくなってくると、基本的にカネを大手から引っ張って下請けをやるという、形態が増えてきてメーカーが激減していきました。
下請けなんてのは基本的に売れなくても切られるだけでそれ以上のリスクは無いが、利益も薄いので余力もない。つまるところ人材の育成がその辺りから鈍りだしたわけです。
で、食えないからと先に書いたアダルトとかアングラな方に足を踏み入れてしまうと、ぶっちゃけた話そこでゲーム開発者としてのキャリアは終わりです。
そこからキャリアをスタートしたら、希有な例を除いてはそこからコンシューマなどに巣立つ事もない。
それだけスキルの要らない特化した業界だからですね。
話を戻しますが、ゲーム開発者がどんどん育ち、ヒエラルキーを形成し、実力のある者が這い上がっていき、実力のない者は消えていくという、自然淘汰が働いていれば、これだけつまらないゲームばかりになるなんて事は無かったでしょうね。
日本はゲームの市場が小さいのかというと、実はそんな事はないです。
韓国製ネットゲーなど基本無料ゲーム等に費やされてるカネはコンシューマに倍するとか言われてます。勿論軽く数千億規模(携帯まで含めるとどのくらいの市場規模か想像も出来ないですね)
多分ですが、韓国のゲーム会社の売り上げのかなりの部分は恐らく日本からの売り上げではないでしょうか。
他にも、パチンコとか他の国には無いモノなんかもありますから、遊興費その物には日本人はバカみたいにお金使ってます。
明るい材料としては、iPhoneやAndroidなどスマホのお陰で、また個人、中小レベルでもゲームの開発が出来る様になってきました。
ここから、また色んな人材が育っていくかも知れません。
なるほど。
同人レベルだと強いが、企業としてまとまるのが困難だった、
って感じですかね。とてもわかる気がします。
よし、宝くじが100回ほど当たったら投資しよう。