EQ2JE: 根なし草の憂鬱

 ほんの一ヶ月弱前に移籍したばかりなんだけども、またギルドを移籍することにした。

 なぜ? と聞かれると、サラサラと理由が出てこない。ま、去るギルドについての批評をするなどという、人道に悖る真似はしたくないし、他人のせいにもしたくないから、口を閉ざすのがベストだろう。

 でも、正直少し後ろ髪を引かれる思いはある。

 まず人数の問題。今回の移籍は、元々同じギルド<Odyssey>だった頃の仲間そろっての、一斉移籍になるので、私はともかく優秀な他の仲間を一気に失うのは、きっとギルドにとって痛手のはずだ。この部分が一番悩んだところで、結局は自分のプレイと、義理人情とを比較衡量して、ゆっくりと天秤が移籍に傾くに任せた。これはもう、他人より自分を取ったとしかいえないなぁ。願わくば我々の移籍のダメージが軽微であってほしいけど・・・もはや心配していい立場でもないか。

 また、人数と同じような話だけど、せっかく仲良くなった人たちと、しかも複雑な感じでお別れするという問題もある。今回の場合、抜け方が抜け方だし、在籍期間も短いしで、今後も私にいい印象を持ってくれというのは、都合のいい話。そう思うと、グッド&ドライな人間関係の構築を旨とする私としては、実に辛い。バッド&ドライは最悪だ。考えすぎだといいんだけど、とほほ。

 あとは、移籍先を知らないという問題だ。これはもう、仲介してくれた知人を信じて、なにかあったときはその知人のせいにするしかないな。うへうへ。移籍先はまだ内定どまりなので、実際に入隊したら素敵な・・・たぶん素敵な・・・おそらく素敵かもしれない仲間たちを紹介するかもしれないし、しないかもしれない。お楽しみに。

 とにかくそんなわけで、前向きというよりも、斜め前向きな第一歩になりそうだ。

 波乱の局面を迎えたEQ2。足毛の明日はどっちだ!

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