日記: 1月27日(2016年)

 昨日の夕飯は「チキンマックナゲット15個」だった。

 ・・・。

 はい、そこ。驚かない。私はたまにそんな食事をするジャンクフーダーなのだ。

 ナゲットが無性に食べたかったんだよおおお!

 でもね。これは本当におかしいのかな? 食事として間違っているのかな? 非難に値する行動だったのかな? みんな既成観念で決め付けていないかな?

 ってなことを思ったので、ナゲット15個という食事がどの程度罪深かったのか、実際のデータを見てみて、ちょっと考えてみたい。

 マクドナルドの公式サイトによると、チキンマックナゲット15個と、バーベキューソース1パッケージ分との、合計の栄養価は、以下のようになっている(ちなみに、私はあまりソースを付けない派なので15個に対して1パッケしかつかっていない)。

  • 重量: 320g(300g+20g)
  • エネルギー: 873kcal(840kcal+33kcal)
  • たんぱく質: 43.4g(43.2g+0.2g)
  • 脂質: 56.8g(56.7g+0.1g)
  • 炭水化物 46.9g(39.3g+7.6g)
  • ナトリウム: 1681mg(1512mg+169mg)
  • カリウム: 786mg(747mg+39mg)
  • カルシウム: 29mg(27mg+2mg)
  • リン: 788mg(783mg+5mg)
  • 鉄: 1.7mg(1.6mg+0.1mg)
  • ビタミンA: 45μg(42μg+3μg)
  • ビタミンB1: 0.481mg(0.48mg+0.01mg)
  • ビタミンB2: 0.301mg(0.30mg+0.01mg)
  • ナイアシン: 22.2mg(22.0mg+0.2mg)
  • ビタミンC: 7mg(6mg+1mg)
  • コレステロール: 156mg(156mg+0mg)
  • 食物繊維: 2.3g(2.1g+0.2g)
  • 食塩相当量: 4.2g(3.8g+0.4g)

 一方で、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」が定める30~49歳男性の1日分の必要量(カロリー)、推奨量(主要栄養素)、目安量(その他)、は以下のようになっている。

  • 重量: -
  • エネルギー: 2,650kcal
  • たんぱく質: 60g
  • 脂質: 20~30% ※
  • 炭水化物 50~65g
  • ナトリウム: -
  • カリウム: 2,500mg
  • カルシウム: 650mg
  • リン: 1,000mg
  • 鉄: 7.5mg
  • ビタミンA: 900μgRAE
  • ビタミンB1: 1.4mg
  • ビタミンB2: 1.6mg
  • ナイアシン: 15mg
  • ビタミンC: 100mg
  • コレステロール: -
  • 食物繊維: 20g以上
  • 食塩相当量: 8.0g

 (※脂質は総脂質の総エネルギーに占める割合で目標値が示されている。脂肪エネルギー比率(%)=脂質(g)×9/総エネルギー(kcal)×100で算出されるため、この計算式に乗っ取ると、チキンマックナゲットの値は、56.8g×9/873×100=58.6%。基準を大幅に上回る)

 比較し易いようにチキンマックナゲットと必要/推奨/目安量との比率を示すと以下のようになる。なお、値に幅のあるものは多い値を採用した。

  • 重量: 基準なし
  • エネルギー: 33%
  • たんぱく質: 72%
  • 脂質: グラム基準では判断し難いがかなり多いのだろう。上記※参照
  • 炭水化物 72%
  • ナトリウム: 基準なし。概ね食塩相当量で判断できるはず
  • カリウム: 31%
  • カルシウム: 4%
  • リン: 79%
  • 鉄: 25%
  • ビタミンA: 表記単位が違う点に関する知見がないので考察から除外
  • ビタミンB1: 34%
  • ビタミンB2: 19%
  • ナイアシン: 148%
  • ビタミンC: 7%
  • コレステロール: 基準なし
  • 食物繊維: 12%
  • 食塩相当量: 53%

 なるほど。

 まず、カロリー的には1日3食とすれば、ちょうどいい量であることがわかる。

 但しダイエット的な観点で言えば(ダイエット目的でチキンマックナゲットを食う人はいないだろうが)、脂質の割合が多い点が問題となる。この脂質割合を打ち消すためには、残りの必要カロリーを、野菜のような脂質の少ない食料で採る必要があるだろう。

 たんぱく質については、問題がない。ナゲットを15個食っておけば、あとは残りの食事で十分必要量に達する。質のいいたんぱく質かどうかは甚だ疑問だが、憶断はすまい。

 炭水化物が多いというのは少々意外だった。食べているぶんには、せいぜい衣だけにしか炭水化物感を感じないのだが、つなぎなどで多く含まれているのだろうか。

 ミネラルについてはカルシウム不足が懸念される。リンが多いこともその懸念を増大させる(リンを過剰摂取するとカルシウムの吸収率が下がる)。ナゲットだけで生活をすると骨が脆くなりそうだ。

 ビタミンは想像通りにビタミンCが全く足りない。チキンナゲットを食べてビタミンCを摂取しようと思う人もいなかろうが、問題点としては大きい。

 食物繊維が足りない。

 食塩が多い、という点はジャンクフード界共通の持病。ソースをつけない派の私ですらこうなのだから手がつけられない。適量(15個に対して3パッケ)を使えば、状況はさらに悪化する。

 ・・・ということで。

 1食がチキンマックナゲット15個であっても、たまにそうなるくらいでは、大きな問題はない、と言えそうだ(どんな不健康な食事にも言えることではあるが)。思ったよりも、理想値から逸脱していない。

 が、3食チキンマックナゲット生活を長く続けるようだと、当然ながら健康には生きてはいけないようだ(昔ナゲットだけで十何年生きた、とかいう外国の話をみたけど)。完全栄養食では全くない。

 どうしてもチキンマックナゲットをメインにして生きていきたいのであれば、1回の摂取個数を10個に抑えて、かつ、十分な量のサラダを付け合せる、というのが現実的なラインだろう。不足しているビタミン、食物繊維を補えれば、問題は激減する。依然として残るのはカルシウム不足くらいか。牛乳を飲めばいいかな? 脂質が増えるけど。

 ともあれ、やはり、バランスのいいメニュー構成が肝心だ。

日記: 1月27日(2016年)」への4件のフィードバック

  1. boness

    赤坂駅前のマクドにはナゲット48ピースセットがありますね。ファンに訴求できてるんだろうか?

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  2. Nez/蝿 投稿作成者

    ほほう。
    Wikipediaでみると国別で何個売りしているかは違うとか。
    日本も昔は5/9/16だった、とか読んで思い出した。懐かしい。

    返信

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