日記: 9月25日(2016年)

 前日からの続き。

 2つ目は、ゲームとは関係ない話になるけど、「無断リンク」というマナー違反の概念だ。

 なに? 無断リンクって?

 ・・・いや、知っているけど、それを失礼だと思う意味がわからない。

 ウェブの素晴らしいところは無断リンクにこそある。これは言い過ぎではなく、確実にそうだ。ウェブという大海原の中に浮かぶ、情報という島々を、自由に橋をかけて行き来できる。それがウェブ発展の礎だったわけだし、これからもそうだ。なのにそこに橋かけ許可性のようなマナーを主張する行為は、自由を以って美徳とするウェブの理念からして、滑稽だとしか思えない。

 もちろんウェブ上とはいえ、プライベートにしておきたい領域があるのもわかる。でもそういう場合に用いるべき手段は、「鍵をかける」とかそういう物理的な管理であるべきで、「無断リンクはマナー違反」というような概念の押し付けを以ってすべきではないのだ。情報の秘匿は、プライベートにしたい側の人間が汗をかくべきことで、一般の情報の旅行者に負担を求めるべきものはあってはならない。あくまでも自由こそがウェブ最大の美徳であるべきだからだ。

 かくいう私も20年近く個人サイトを持っているけど、そのどの部分にも自由に勝手にリンクを張ってもらってかまわない、と思っている。また、よそのサイトのURLも、張りたいときに自由にリンクを張ってきた。

 もちろん悪意を持ってリンクを張る、いわゆる「晒し」という行為もあるだろう。さらには「炎上」というようなこともありえる世の中だ。そういうことを懸念しての「無断リンク禁止」宣言だということもわからないではない。でも、はっきりいって、「晒しが怖くて公開できるか」というのが真実なのだ。

 自分の経験や見解をポテンシャル的には数十億人の目に触れられるかもしれない場に出す。それがウェブにおける情報公開というものだ。であれば、自分の出した情報に賛否両論があるのは当たり前だし、どんな過激な人物に目をつけられるかもわからない。

 そんなリスクを負ってなお、敢えて情報を公開する。公開するという自己満足に浸る。そういう、言ってしまえば「ちょっと頭のおかしい人」であってはじめて、ウェブ更新者、今風に言えばブロガーたる資格があるのだ。

 昨日知ったのだけど、数日前に某所で私のサイトの転載記事が、正直ちょっと恥ずかしい感じに掲載されたらしい。でも、この恥ずかしさは転載者のせいではなくて、私が恥ずかしい記事を書いたせいなのだ。だから、別に転載されたことについてはなんとも思わないし、気恥ずかしくはあるものの、世の中でどう見られてもかまわない、と思った上で公開した記事だから、それを隠したり消したりする気も毛頭ない。

 そういう覚悟をした人間からすると、やっぱり「無断リンク」などというのは意味不明で滑稽な概念に思えるのでした。

 (なお、この「某所」ではリンクは張られていなかった。個人サイトにはリンクを張らない、がそのサイトのポリシーらしい。張らないのもまた個人の自由だ。この記事で私が「某所」を恥ずかしさを理由に伏せているのも自由だ。他人の行動を制限しない限りなんでもいいと思う。無断リンク禁止は行動を制限するのでダメだ)

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