昨晩のワールドカップアジア予選UAE戦は残念というか、情けない結果だった。疑惑の判定どうこうもあるけど、単純に日本にアジアで抜きん出る実力がないように見えた。今後、日本が常に負けるという感じではなったけど、常に勝つという感じでもないなぁ。先が思いやられる。
それはさておき。本日の雑談です。
テーマは、好きじゃないカスタム。全3回。予定。
第1回は、「バイクのナンバープレートを折り曲げる」だ。
このカスタム、よく見る。頻度で言えば5台に1台くらいの割合で見る。これが、嫌いだ。
なんでそんなことをするのかまったくもってわからないんだけど、このカスタムはいろいろな方向で好きじゃない。というか、嫌悪している。知り合いだろうがなんだろうが、このカスタム(カスタムというのも本来はばかれる)をしている時点で、内心軽蔑している。1ランク下の人間にカテゴライズしている。
まず、かっこいいと思えないこと。特殊な趣味の人にはかっこよく見えているのかな? 私には単なる「ナンバープレートの破損」にしか見えなくて、車で言えば「リアバンパーにバックで電柱に接触したときの凹みが付いている」というのと同じ印象になる。私の審美眼は、完成品が歪められている姿に美を見出す、という域には到達していないようだ。
とはいえ、まぁ、かっこいいかどうかは主観の問題だから、それはいいとしよう。ライダーは歴史的な背景もあって、いまだにアウトロー文化を引きずっているところがあるから、そういう「チョイ悪」がかっこいいと思う心理が存在することは、共感はできないけど理解はできる。シャツをインしようが、ネルシャツでデイバッグを背負おうが、ナンバーを折ろうが、「美観の観点でしかないなら」それは個人の自由だ。
このカスタムを嫌悪するのは、次の理由のほうが大きい。
それは、ナンバープレートの意義を貶めているから、という理由だ。
ナンバープレートはナンバーを常に視認できる状態にしておくことによって、車体が行政に管理されやすくなるために、装着することになっているものだ。それは規則であって、義務だ。ナンバープレートを規定どおりに正しく装着し、被視認性を保ち、管理されやすい状態を維持することは、日本国内でライダーになるという資格を得るために、納得づくで交わしたはずの約束事だ。
それを個人の好き嫌いや勝手な判断で反故にする、という身勝手な態度が、なによりも気に入らない。
ファッション目的で折っている人もいれば、意図的に視認性を悪くすることで違法行為の露見を妨害するために折っている人もいるだろう。後者のような犯罪者は論外として、たとえ前者であっても、やっていることは法の執行妨害なのだ。「チョイ悪」どころか「悪」だ。とても容認はできない。
バイクに興味のない人は、ひょっとしたらこういうカスタムをまったく認識していないかもしれない。でも、注意してみてみると、ナンバープレートを折ったバイクの多さに気が付くと思う。
街を歩いてバイクのナンバープレートが折られているのを見かけたら、是非ともこう思ってください。
「アホ発見」と。
今年の4月から法改正でナンバープレートを折る事は禁止になっております。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000124.html
上のリンクは国土交通省の法改正の案内のページね
下の方のリンクの
別紙1)ナンバープレートの表示に係る新基準について
で書いてあります。
そういうアホは今後違法車両に乗っていることになるので警察に捕まるアホだからアホだと思っていてください。
ちなみに罰則規定は、交通違反の点数は2点・50万円以下の罰金。
く、詳しいな!
なんというか、違法行為そのものというよりも(いやそれもダメだけど)、
責任と義務のバランス感覚が薄いというのが気になるんだよね。
多少の速度超過くらいは自分もするし、目くじらを立てないけど、
こういうたぐいの責任逃れ的な行為はダサい。
ズルの原則は、だれにも迷惑をかけない、責任というリスクを負う、だ。