続ヘッドフォン話。
いまいち費用対効果を大きく感じてはいないものの、Divisionのプレイ中に行違うモブキャラたちのぼやき声などがよく聞こえるようになって、臨場感は多少増した状態でゲームライフを送れている。悪くないかもしれないな。
さて、本題だ。
前回のヘッドフォン話のコメントで、USB-DACなるものを紹介された。知らないアイテム名だった。オーディオ素人の私は、それについて気の利いた返答をしようと、少々ウェブで調べ始めた。すると理解が増すどころか、逆に疑問が膨らんでいってしまった。その過程を述べるだけで、1回分の記事になりそうだった。なので、そうしてみることにした。
・・・という回。
USB-DAC。
USBはUSBとして、問題はDACだ。digital to analog converter。デジタルをアナログに変換する装置。ほどの意味になるらしい。
音声データは機械の中ではデジタル信号として生成される。それを人間が聞ける形のアナログに変換する作業を担っているのが、どうやらDACというもののようだ。
PCのサウンドカードにもDACは内臓されてはいるものの、そのデジタルアナログ変換機能はカスい。そこで、その機能を外付けにすることで、音質を上げよう、というのがUSB-DACというものの意図するところらしい。
PC[デジタル→アナログ]→ヘッドフォン[アナログ]
であるところを、
PC[デジタル]→USB-DAC[デジタル→アナログ]→ヘッドフォン[アナログ]
とするということだろう。そこまではイメージできた。いかにも機能しそうな、実のあるデバイスに思える。
しかし、だ。
私の今回購入したヘッドフォンはUSB接続なのだ。
USB接続のヘッドフォンの場合、デジタルアナログ変換機能はどこについているのだろうか。全然まったく知らないけど、理屈で考えてUSBはデジタル信号を送受するものだろうから、PC内でデジタルアナログ変換されていると考えるのは無理がある気がする。それではUSBで送受できないからだ。だからヘッドフォン内でデジタルアナログ変換を行っていると考えたほうが理屈に合う。
つまりこういう仮説になる。
PC[デジタル]→ヘッドフォン[デジタル→アナログ]
なにも文献的裏付けのない理論だけど、破たんはしていないはずだ。
もしこの仮説が正しいとすると、USB-DACの出る幕はないのではないだろうか。言いかえればUSBヘッドフォンには、USB-DAC相当の機能が備わっているのではないだろうか。そうとしか思えない。
USB-DACをUSB接続のヘッドフォンで使うには、無理やりこうするしかないけど、
PC[デジタル]→USB-DAC[デジタル→アナログ]→なんらかの装置[アナログ→デジタル]→ヘッドフォン[デジタル→アナログ]
これではなんの意味もない。明らかに変換過程での劣化しか生まない。
この仮説を補強してくれる傍証として、1)USBイヤホンってあまりないな(DAC収納スペースが足りない)、2)USB-DACにはアナログ出力しかない(USBヘッドフォンを対象にしていない)、というのもある。両方とも仮説が真であれば腑に落ちる話だ。どうだろうか。
結論:
1)USB-DACは面白い装置ではあるけど今回購入したヘッドセットの機能強化には寄与しない。
2)別途ピンジャックでつなぐようなスピーカー類を導入するのであれば大いに寄与しそう。
・・・という仮説を得た。
まぁ、全然間違ってる可能性も大いにあるけどね! Fly!は上記の正確性を保証しません。
PC用のヘッドセットはUSB接続になっているのか。
音関係はオーディオ用しか使ったことないので逆に知らなかった。
てっきりマザボのピンジャックに刺しているのかと思った。
それならそのヘッドセットはDAC機能も同時に搭載されているね。
なのでDACを使っても意味ないね。
さらに音を鳴らすにはそのアナログ化された信号を増幅するのだが、アンプというのはその部分を処理する。もともと弱い信号を増幅するためにその過程でどうしてもノイズが入るのでアンプの性能で音が変わるというわけだ。そしてそのアンプ部分もヘッドセットに内臓されている。
当然PC用のスピーカーもUSB接続はそういう仕組み。
あと最近はDACにもアナログ出力のほかもデジタル信号のまま出力する端子とかアンプ機能までついていたり、
アンプにもDAC機能を付けてUSBやHDMIでアンプに接続できるとかになっていますね。
ただオーディオ用のアンプは10万なんてかわいいくらいとってもお高いので、そのためにアンプを買い替えは流石に辛いから私はDACを利用しているかな。
最近はデジタル信号をそのままで音を鳴らすデジタルスピーカーやヘッドフォンも出てきたが、成熟されているアナログスピーカー等を比べるとどうしても完成度が違う。
詳しくは知らんけど音というものは空気の振動というアナログなものなので、そのままデジタル信号を音にしようと信号の切れ目とかで人間にはどうしても違和感があるように聞こえるみたいで、スピーカーの振動版を駆動する前にアナログ信号に変換しているみたいです。そしてデジタル化をするにはその振動版の構造自体を変更したり色々工夫しているみたいなので大変みたいですよ。
オーディオ沼、深すぎる!
もうズブズブにはまり込んでいます。
一度こういう物に金かけると元に戻れなくなる病。
行きつく先はMY電柱
MY分電盤。MY送電線。