日記: 2月5日 (2004年)

 昨晩の話。

 正月前にしなかった自分の部屋の大掃除を、この時期になっていきなり夜な夜な始めてみた。私の部屋はほとんど寝るためにしか使っていないので、大掃除の必要性を感じるに至らず、この時期にまで延び延びになってしまったのだ。

 大掃除のメインは、机の上にうずたかく積まれた去年一年かけて購入した書籍の数々。数えてみると文庫本だけで62冊。1冊500円計算で、31000円だ。これを無駄とみるか、益とみるかは人それぞれ。私は益であると信じたい。

 ってなわけで、掃除開始。というか本の整理開始。

 今にも倒れそうな背の高い本棚に、この62冊の本と、今まで持っていた本を、ジャンル的につながるように、美しく整理することに苦心する。こんな苦労をしても、再読する本はこのうちの1割にも満たない。でも、整理しだすとやはりそこに完璧な秩序を求めたくなるもので、ミステリ、歴史物、ハードボイルド、ミステリ、エッセイ、SF、歴史物・・・というような混沌たる並びはどうしても気に入らないのであった。ミステリはミステリ。エッセイはエッセイでひとまとめにする。

 そうこうしているうちに、すっかり真夜中になり、やっと本の整理が完了。部屋の埃も除去し、すっきりした部屋は、従来の倍の広さを持つように感じられるのであった。

 ヤマもオチもなく終了。

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