カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2004年01月

日記: 1月17日 (2004年)

 今日は関東もあちこちで雪。

 なので、飯以外では家をほとんど出なかった。積もるほどではないので、雪かきや交通の乱れというような、雪にまつわる面倒な要素に関わる心配はなさそうだけど、さすがに寒い。今年の冬は例年になく暖かいので油断していたけど、だんだん本格的な冬って感じだ。

 てことで、あまりにも暇なので(いや、そうかなぁ)、大河ドラマ「新撰組」第一回の土曜再放送なんかをのんびりと見てみることにする。

 新撰組と言えば、誰でも知っているとおりの、どんより暗いイメージつきまとう、悲しい負け犬物語なわけだけど、三谷幸喜の脚本だけに、少なくとも現段階では悲壮感はかけらも感じられず、むしろかなり喜劇的な仕上がりだった。そのぶん時代劇らしい重厚さがなくて、特に新撰組ファンには賛否両論ではないかとは思うけど、ま、そこそこの出来ではないか? というところかな。作風はトレンディー大河ドラマと揶揄された「前田利家」に近い気もする。少なくとも、歴代最低クラスの視聴率だった、去年の大河ドラマ「武蔵」よりはいいんじゃないっすか?

 でも三谷の幕末というと、死ぬほどつまらなかったダウンタウン浜田主演のドラマ、「竜馬におまかせ」を思い出してしまって、どうもマイナスイメージだ。ああならないといいんだけど。

 個人的には江口竜馬がよかった。

日記: 1月16日 (2004年)

 Webに定期的に文章を掲載するようになってもう7年になる。

 振り返ってみると、相当に長い期間であり、今までに掲載してきた全文章をまとめれば、一冊の本ができる程度のボリュームになっているかも知れない。内容はともかく。

 そのうち最初の1年ほどは、掲載していた文章は主にゲームの紹介記事や体験記で、更新頻度はさして密ではなかった。急激に更新頻度が向上したのは、やはりこの項のような「Web日記」を書き始めてからだと思う。初期の頃の日記は、その後の改装で消滅してしまって手元にないんだけど、それを書き始めるにあたってはパワートダイのナリナリ日記(だったかな。ここではそう呼称する)の影響を強く受けた覚えがある。

 私は基本的に、自分でWeb日記を書いているにもかかわらず、極一部の知人を除いては、他人のWeb日記やゲーム日記というものを、全く見ないタイプなんだけど、このナリナリ日記だけは、赤の他人のサイトにもかかわらず、よく閲覧していた。そのときに、「ああ、つまらんつまらんと思っていたWeb日記も、書き方次第ではこうもおもしろくなるのだな」と思い、自己修練を兼ねて日記の掲載を始めたわけである。

 ナリナリ日記は、その数年後に流行る「文字飾り系日記(侍魂など)」とは違って、ほとんど文字飾り(フォント変更等)を行わず、純粋に文章力と独特の文体、それにネタで勝負していた。この点が私には潔く思えて、その後の蝿日記の参考にしたものである。おかげで今でも、必要以上に空白行を取ったり、大きいサイズのフォントやカラーフォント、斜体や太字の多用は、少なくとも日記コーナーでは禁じ手にしている。

(これらはWebでしかできない独特の表現方法なので、無論普通は使うべきだとおもう。ただ、私は当初ある意味目標だったナリナリ日記の文章力に、可能な限り追随するために、日記においては封印しているのである)

(でも、これらを使うと、ほぼ誰でも「テンポのいい」文章が書けるので、文章能力の向上が阻害されるんじゃないかなー、と言う余計な心配をしたりもする)

 そんなこんなで今日。結局ちっともたいした文章を書けない私ですが、相変わらずこうして、文章を定期的に掲載する日々を送っているわけだ。

 そんな無駄に長い経験から悟ったことは、Webで文字を飾らない文章を掲載するには、いくつかのコツがあると言うことだ。最後に「私的に読みやすいと思われるWeb文章のコツ」を列挙して、述べまくってる今日の日記を終わらそう。完全な私感だけど。

1、
「本当に純粋に文章を見せたいのなら、まずフォントサイズは3にする」

 といいつつ、この項のフォントサイズは2。でも、やっぱり小さいと読みづらい。読みづらい理由には、文字が小さいから見えにくい、というのもあるにはあるけど、それ以上に、文字が小さいぶん一行の文字数が増える、というのが大きい。一行が横にずらずら長いのは、本当に読みにくい。ということで・・・

2、
「一行はあまり横に伸ばさない」

 というのが、文字サイズ以上に重要だ。特にフォントサイズを2にしているなら、これは絶対だ。ブラウザの端から端までずらずらと文章が並ぶなんて言うのは論外といえる。

 旧 Fly Dukedom中国旅行記(未完)や、DAoC Walker βは、フォントサイズ2でずらずら横に長い行、という今言ったダメな例。ブラウザを最大化してみてみると、やっぱり少し読みにくい。

 私は自分のブラウザを、700*500くらいのサイズにしてWebを閲覧する人なので、製作段階で1000*800以上で閲覧されることを想定していなかったのが、このミスの原因だ。一方で、Space Walker βではフォントサイズ2で、程良い横幅、となっている。こちらの方が、明らかに読みやすいと思われるがどうか。

3、
「段落と段落の間に空白行をいれる」

 通常、日本語の文章では段落と段落の間は空白行にはしない。改行するだけである。でも、Web上では特に個人のサイトにおいて、空白行を挟む場合が多い。通常の文章では、空白行を挟む場合というのは、相当に前後に内容の隔たり(次の論点へいったり、次の場面へ移行したり)がある場合だけど、なぜかWeb上では通常の段落分け程度の気軽さで、空白行が用いられている。

 ま、その方が読み易いんで、いいんじゃない? ってことで。

4、
「読点(、)を多めに入れる」

 日本語は縦書きのための言葉です。横書きだと、普通に読みにくいです。

 これを少しでも読みやすくするために、気持ち多目に読点をいれると、幸せになれるでしょう。

5、
「できれば、行間を広げる」

 デフォルト状態では、Web上の文章の行間は少し狭い。スタイルシートの知識が少し必要だけど、可能なら行間を少し広げた方が、読みやすくなるだろう。これは無理にとは言わないけど。

 ・・・とまあ、こんなとこで。

日記: 1月15日 (2004年)

最近宇宙関連のニュースが熱い。

ついさっきも、火星の着陸していたカプセルから、無人探査車スピリットが地表面に降り立ったというニュースが流れたばかり。粘土質の土壌があるのでは? といったような、火星上の水の存在、ひいては生命の存在の可能性をこれから調査する。調査の結果がどうあれ、火星表面の無人探査機という、その単語だけですでに、SF好きにはたまらない。

さらにすごいのは、アメリカのブッシュ大統領が今朝発表した、「月基地建設」「火星有人飛行」計画だ。2010年に地球の衛星軌道上に完成予定の国際宇宙ステーションを足がかりに、2015-20年にはアポロ計画以来の月有人飛行を実施。さらにはそこに長期滞在用の月基地を建設して、火星有人飛行へのステップにするというのだ。

再選を狙うブッシュ大統領のパフォーマンスという可能性は高いけど、月基地などというSFにしかなかった遠大な計画が、自分の生きている間に実現するかも知れないという、ほんのわずかな可能性は、私の心を弾ませるに十分すぎる威力を秘めているのであった。

そうそう。上の宇宙計画とは若干主眼がずれるけど、これも熱い。反銀河! ミニブラックホール! まさにSF。

日記: 1月13日 (2004年)

油断すると、ケツが痛い。

・・・より詳しく言うと、気を抜いて座っていると左の尾てい骨に体重がかかって、それがケツの肉を圧迫して痛い、のである。

この現象は、背骨が歪んでるというか、腰が歪んでいるというか、そんなところを原因として起こっているようで、そもそも左の尾てい骨に体重がかかるという状態が、体の重心が左に傾いているから発生する現象に他ならない。

こんなふうになったのは、例の椎間板ヘルニア手術後、鍛えるべき腹筋・背筋を鍛えなかったせいだ、というのが自分的に納得のいく理由であり、実際ぴしっと背筋を伸ばして「油断しないで」座っていれば痛くないので、それが常態となるように筋肉を鍛えさえすれば直るにちがいないんだけど、問題はこの「歪み」がいつから発生したか、ということである。

手術前から歪んでいて、それが原因でヘルニアになり、かつまた今のケツ痛をも引き起こしている、という「歪み術前発生説」が一つの考え方。おそらくこれが正解だろう。数年に渡るPC依存的生活の中で、確かにPCに向かう私の姿勢は、お世辞にも良いものとはいえず、絶えずグニャリと傾いた姿勢でいたから、多分そうなのだろうと思う。

一方、二つ目の考え方は、手術の影響で背骨の形に不均衡が発生し、筋力で支えない限り「傾いた状態が自然体」という骨格になっている、という「歪み術後発生説」である。これは妥当性に欠けるものの、考えだすと少し怖い。今はいい。鍛えていないといっても、まだまだ若者である私にとって、上半身を支えるくらいのことは簡単にできるからだ。でも、遠い将来老人になり、自分の腰を主に骨格で支えねばならない時期が来て、私ははたしてまともに行動できるのだろうか。腰を曲げ、ほとんど地面と上半身を平行させて歩く老人などを見ると、他人事ではなく、不安がつのる今日この頃である。

・・・そこまでおまえは長生きしないって? ごもっとも。