先日、実家のマシンを買い換えたという話は、ここでしたような気がするんだけども、その結果として、今度は相対的に劣っている自宅側のマシンの性能に、不満を感じるようになってしまった。特に、SSD+HDD体制となった実家マシンに比べ、HDD単体構成である自宅マシンの読み書きの遅さ(Windowsの起動などの遅さ)には、閉口するようになってしまった。
ってことで意を決して、自宅のマシンにも部分的な強化を施すことにした。
今回変更したのはまずSSDの登載。それに伴うOSのクリーンインストール。そして、もののついでのビデオカード換装だ。
結果、以下のような構成になった。
- OS: Windows 7 Business 64bit
- マザーボード: ASUS P6T
- CPU: Intel Core i7-920
- メモリ: DD3 4GB * 4 + 2GB * 2
- ストレージ:SSD256GB + HDD2TB
- ビデオカード: GeForce GTX 960
太字が変更点だ。
うーん、こうしてみると、今回変更してないとこも相当古いな。
記録によれば、P6T&Core i7-920の構成にしたのはWindows Vista時代の2009年8月19日らしい。かれこれ6年も前だ。それからというもの、すーっと同じマザーボードとCPUでしのいでいるということになる。マシンの寿命が長いことはいいことだけど、世の中の技術の進歩がさほどではないことが原因だと考えると、少し残念でもあるな。
メモリはつどつど増設していったせいで、いびつな構成になっている。先日役目を終えた旧実家マシンの残骸に、4GBのDDR3が数枚あったと思うから、そのうちそれを持ってきて、DDR3 4GB*6の構成にしてしまおうかな。24GBもあって使いきれるのか、と問われると、まぁ使わないだろうけど。
そして今回の変更の感想は、というと・・・。
まずはSSDだ。起動は確かに速くなった。でも実家マシンほどには、速くはなっていない。BIOSの設定で、起動時のチェックや情報表示を省いていないせいで、そこに時間がかかっているようだ。「Windowsを起動しています・・・」の表示が出るまでに、時間がかかってしまっている。そこから先は劇的に速くなったものの、片手落ち、といった感じだ。ま、基本的にはスリープ運用になるだろうから、このままでよしとしよう。
また試しにGTA5をSSDにインストールしてみたけど、これは思ったほど高速化に繋がらなかった。ローディングは多少速くなったけど、劇的とまでは言えず、やっぱりローディングを待つ時間は「長い」と体感するままだった。SSDの効果がないというより、GTA5のローディングが重すぎるせいだろう。
一方ビデオカードの強化のほうは、ちゃんとGTA5の動作の高速化に寄与するようになった。GTX 660からGTX 960という、効果の薄そうな廉価版同士の換装ではあるものの、今まで描画の重さを感じていた場面(雨とか夜明けの日差しとか)であっても、FPSの低下が少しは抑えられるようになったと思う。劇的に変化した、というほどではなかったけど、期待通りにはなった。
なによりも、熱の発生が控えめに感じられたのがうれしかった。完全に暖房器具と化していた660に比べると、そこまでマシンが熱くならない。使っていて安心感がある。また体感は出来ないものの、消費電力も低下しているようなので、見えないところでプラス効果が出ていることだろう。
他に付随的な効果としてプラスになったのは、OSのクリーンインストールを行ったので、マシンがきれいになった、ということだ。ストレージがまっさらなマシンは気分がいい。エンジンオイルを入れ替えたような気分だ。
逆にマイナスになったのは、謎のサウンドラグが発生してしまう、ということだ。例えば、「LoLでナレーションが入ると、一瞬画面が固まってしまう」というようなことが起こるようになってしまった。「ふぁーすとぶらっど」とか「だぼーきーる」と同時にカクつく。割と致命的。なんだろうね、これは。オンボードのサウンドカードのドライバがおかしいのかな。
ともあれ、スペックが多少上がり、マシンがすっきりして、まずはよかった。マシン内の物理的な清掃も同時に行えたから、熱問題が深刻になる夏に向けて、エアフローも改善したことだろう。よきかなよきかな。