カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2015年06月

日記: 6月21日(2015年)

 この週末は、満開のレンゲツツジを観に行った。

 行き先は長野県は茅野市の車山高原~霧ヶ峰のエリア。いわゆるビーナスラインのクライマックスとして、ライダーやドライバーには、おなじみの景勝地だ。かくいう私も、何度も、何十回も通ったことのあるエリアになる。

 でも、このエリアについては、基本的には道沿いの景色を楽しむ程度の付き合いでしかなくて、それ以外の楽しみ方については、積極的に知ろうとはしていなかった。なんとなくきれいな高原の景色を見ながら、バイクや自動車で走れればよかろう、というような認識だった。

 ところが先日(といっても1、2ヶ月前だけど)、あるTV番組にその認識を一変させられてしまった。

 その日NHKで放送していた番組は、八島ヶ原湿原から車山山頂まで歩く、というような趣旨だった。そこに映し出された映像は、私の知っているような、緑と青と白からなる草原のビーナスラインエリアとは、大きく趣を異にするものだった。

 おなじみの緑と青と白からなる草原の風景に、オレンジ色の絨毯をかぶせたように咲くレンゲツツジ。そのあまりにも華やかな光景は、私の知らないこのエリアのもうひとつの姿だった。

 それを見た私の感情は、悔しい、というようなものだった。勝手知ったるはずだったこのエリアのことを、どうやら何も知らなかったらしい。くわっ! このまま済まさでおくべきか・・・。

 ってなわけで、レンゲツツジの最盛期を調べ、その時期に狙いを定めて、ドライブ旅行に出かけた次第だ。

 結果からすると写真の通り、一面のレンゲツツジを満喫することができた。前日も翌日も雨、という梅雨の悪天候のなかで、1日だけとはいえ抜群の好天に恵まれるという幸運にも浴した。それどころか前日までの雨が、草花に活力を与えるという効果すらあったようで、より一層瑞々しく輝いた自然の光景が、そこには広がっていた。この季節の、このタイミングでの、この好天。毎年観られる、というほど平凡な景色ではなかったに違いない。

 有給を含め3日の行程中、2日が雨の旅行になったわけだけども、それでも十分に満足だ。

日記: 6月6日(2015年)

 先日、実家のマシンを買い換えたという話は、ここでしたような気がするんだけども、その結果として、今度は相対的に劣っている自宅側のマシンの性能に、不満を感じるようになってしまった。特に、SSD+HDD体制となった実家マシンに比べ、HDD単体構成である自宅マシンの読み書きの遅さ(Windowsの起動などの遅さ)には、閉口するようになってしまった。

 ってことで意を決して、自宅のマシンにも部分的な強化を施すことにした。

 今回変更したのはまずSSDの登載。それに伴うOSのクリーンインストール。そして、もののついでのビデオカード換装だ。

 結果、以下のような構成になった。

  • OS: Windows 7 Business 64bit
  • マザーボード: ASUS P6T
  • CPU: Intel Core i7-920
  • メモリ: DD3 4GB * 4 + 2GB * 2
  • ストレージ:SSD256GB + HDD2TB
  • ビデオカード: GeForce GTX 960

 太字が変更点だ。

 うーん、こうしてみると、今回変更してないとこも相当古いな。

 記録によれば、P6T&Core i7-920の構成にしたのはWindows Vista時代の2009年8月19日らしい。かれこれ6年も前だ。それからというもの、すーっと同じマザーボードとCPUでしのいでいるということになる。マシンの寿命が長いことはいいことだけど、世の中の技術の進歩がさほどではないことが原因だと考えると、少し残念でもあるな。

 メモリはつどつど増設していったせいで、いびつな構成になっている。先日役目を終えた旧実家マシンの残骸に、4GBのDDR3が数枚あったと思うから、そのうちそれを持ってきて、DDR3 4GB*6の構成にしてしまおうかな。24GBもあって使いきれるのか、と問われると、まぁ使わないだろうけど。

 そして今回の変更の感想は、というと・・・。

 まずはSSDだ。起動は確かに速くなった。でも実家マシンほどには、速くはなっていない。BIOSの設定で、起動時のチェックや情報表示を省いていないせいで、そこに時間がかかっているようだ。「Windowsを起動しています・・・」の表示が出るまでに、時間がかかってしまっている。そこから先は劇的に速くなったものの、片手落ち、といった感じだ。ま、基本的にはスリープ運用になるだろうから、このままでよしとしよう。

 また試しにGTA5をSSDにインストールしてみたけど、これは思ったほど高速化に繋がらなかった。ローディングは多少速くなったけど、劇的とまでは言えず、やっぱりローディングを待つ時間は「長い」と体感するままだった。SSDの効果がないというより、GTA5のローディングが重すぎるせいだろう。

 一方ビデオカードの強化のほうは、ちゃんとGTA5の動作の高速化に寄与するようになった。GTX 660からGTX 960という、効果の薄そうな廉価版同士の換装ではあるものの、今まで描画の重さを感じていた場面(雨とか夜明けの日差しとか)であっても、FPSの低下が少しは抑えられるようになったと思う。劇的に変化した、というほどではなかったけど、期待通りにはなった。

 なによりも、熱の発生が控えめに感じられたのがうれしかった。完全に暖房器具と化していた660に比べると、そこまでマシンが熱くならない。使っていて安心感がある。また体感は出来ないものの、消費電力も低下しているようなので、見えないところでプラス効果が出ていることだろう。

 他に付随的な効果としてプラスになったのは、OSのクリーンインストールを行ったので、マシンがきれいになった、ということだ。ストレージがまっさらなマシンは気分がいい。エンジンオイルを入れ替えたような気分だ。

 逆にマイナスになったのは、謎のサウンドラグが発生してしまう、ということだ。例えば、「LoLでナレーションが入ると、一瞬画面が固まってしまう」というようなことが起こるようになってしまった。「ふぁーすとぶらっど」とか「だぼーきーる」と同時にカクつく。割と致命的。なんだろうね、これは。オンボードのサウンドカードのドライバがおかしいのかな。

 ともあれ、スペックが多少上がり、マシンがすっきりして、まずはよかった。マシン内の物理的な清掃も同時に行えたから、熱問題が深刻になる夏に向けて、エアフローも改善したことだろう。よきかなよきかな。