日記: 6月3日 (2006年)

 朝起きて、そのまま外に出て空の様子を伺う。完全な曇天。うーん、遠出をするには不安だなぁ。

 朝7:00の段階での天気予報によれば、東京:曇り、山梨:曇りのち晴れ、とのこと。うーん、まぁ大丈夫ってことにするか。東京で雨に降られる前に、山梨方面まで抜けちゃえば平気そうな気がするぞ。

 ってなわけで、いそいそとバイクに跨り出発した。今日の目的地も、道志、山中湖方面だ。富士吉田のうどんでも食らって帰ろうかというプラン。

 ・・・だったんだけど。

 R413で津久井湖を抜けたあたりから、走行中に雨の水滴がヘルメットのシールドを、ぽつぽつと覆い始めた。まだ降水量自体は、傘を差さないで歩ける程度なんだけど、なにしろ高速で移動してる分、普通に歩く数倍の投影面積で雨水を受けてしまう。少し走っただけで、あっという間にシールドを通した世界が水玉模様に彩られていく。

 視界が悪くてしょうがないので、シールドをあげると、今度はメガネが水滴の襲撃を受ける始末。仕方がないので、シールドを閉めて、水滴越しの世界で運転を続けることにした。まぁ、まだ霧雨程度だから、服についた水滴は、走行風で濡れた端から乾いていく。視界もこのくらいなら、注意して運転すれば、そんなに危険でもないだろう。

 しかし、さらにR413を進み、いわゆる道志みちと呼べる範囲(どこからどこなのか正確には知らないけど)に到着するころには、標高があがったせいか、雨足は強まる一方で、霧雨は見事に小雨にランクアップを果たしていた(なんてこった!)。

 さらにしばらく我慢して進んでいた私なんだけど、行く手の上空は現在地以上にどんよりと雲に覆われて見えて、進路と未来にまるで光明が見出せない。っつーことで、結局Uターンして、帰ることにしてしまった。レインスーツはもっていたものの、靴はただのスニーカーだし、グローブもぐしょぐしょだし、視界は悪いし、不快なまま進んでもしゃーないな、と判断したのだ。

 とりあえず記念に、以前アップしたムービーと同じ地点で、比較するための動画を撮影したことで、なんとなく自分の達成感には納得をつけておいた。後日アップする予定なのでご覧あれ(今アップできる環境にないので写真だけ)。

 途中、再び通過した津久井湖でトイレ休憩。なんと、そのときには時間のせいか場所のせいかはわからないけど、あっさりと雨はやんでいた。ひょっとしたら今からまた道志に向かえば晴れてるのでは、とふと思ったけど、右往左往するのも雨にいいように踊らされてる感じでいやだったので、後ろ髪を引かれながらも、おとなしく帰還を継続することにした。

 昼飯は、吉田のうどんならぬ、八王子のR16沿いで長浜ラーメンを食らった。同じ麺でも大違い過ぎるよ、ママン。

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