日記: 12月3日(2007年)

 さくらインターネットのレンタルサーバーの管理画面に、さくらインターネットの前社長の辞任と新社長の就任のお知らせが表示されるようになった。

 知っている人は知っていると思うけど、この社長交代劇の背景は、すごく大雑把に言ってしまえば、

 「ロード・オブ・ザ・リング・オンライン日本語版が大失敗」

 という悲しい結果によるものらしい。

 さくらインターネットの前社長は、EQ1を何年もかけてレベルキャップに到達させたという、相当なMMORPG好き、MMORPGに理解のある人物であるらしい。で、その趣味が高じてなのか、はたまた商業的な判断だったのかはわからないけど、さくらインターネットは、米国ターバイン社製オンラインゲームの日本語版ライセンスを取得し、MMORPG事業に参入していた。しかし、どうやらそれが商売として成り立たなかったようなのだ。

 LotROを早々に見切った私がいうのもなんだけど、正直に言って残念だ。これで、日本で「本格MMORPG(曖昧な定義で申し訳ない。EQ、DAoC、WoWクラスの、世代最高峰のものと思ってください)」が普及する目がさらに薄くなり、私の望む未来が、もううっすらとすら視界に入らないほどに、大幅に遠のいてしまった。この「大会社の社長が本格MMORPG好き」という、千載一遇の好機を逸したのが、返す返すも残念でならない。

 組んだ相手がターバインってのがなぁ、とか、もはやMMORPGというビジネスモデルが云々、とか、言いたいこと、言われ続けていることはいろいろあるんだけど、その辺は考えずに、今はとりあえず残念とだけ言っておこうと思う。

 自分好みのMMORPGのために巨額の富を投じる。そんなMMORPGプレイヤーの誰もが夢見るシチュエーションを実際に実施した、史上数少ない例が失敗に終わった。これが日本で最後の例になってほしくはないけど、あとに続くものの出足を鈍らせるには、十二分以上の効果を上げたに違いない。

 嗚呼、お先真っ暗。

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