WAR: Rift

 ランク29になって、マスタリーポイントを消費することで覚えられる、いわば特化型スキルのなかでは最上級のアクションが使えるようになった。この話の中では、このアクションを最終特化アクションと仮に呼称する。

(ついでにいえば、「アクション」は「使用可能通常スキル」、「スキル」は「アクション、タクティクス、モラル等の総称」という意味で、ここでは使用している。本来の意味との齟齬は無視だ)

 さて、この最終特化アクションは、各キャリアごとにある3つのマスタリーそれぞれに1つずつあるので、ランク29の段階で、Magusの最終特化アクションは、当然3種類あることになる。そのうちの遠距離系統のものは、あいにくまだ試していなくて、T2進出以来選択していた中距離系統のものと、ランク29以降の定番である近距離系統の2種類だけを、いまのところ試してみたことがある。それについて今日は話したい。

 まず中距離型の最終特化アクション。これはギルドチャットでは「オナラ」と呼んでいたけど、要するに毒ガスを撒くというAEDoTだ。毒ガスを撒く箇所は任意の地点を選択でき、選択地点からかなり広い範囲にわたって、しばらくの間、毒ガスが設置される。そして、その毒ガスエリア内にいる全ての敵に対して、2秒に1回ダメージを与える、というスキルだ。つまりクラウドキルだ。即死はないけど。

 使ってみると、まぁそれなりに役に立つように思えた。すごく大きなダメージを与えられるというわけではないけど、その地点に留まることを敵は当然嫌がるので、敵の移動を促したり、敵の移動パスを制限したりという、ダメージ以外の部分での、心理的・戦術的な効果が期待できる。前述したように、現在のところMagusの定番の最終特化アクションは近距離系統のものなので、「あまり見かけない」というのも、これを使っていて楽しいポイントの1つだ。

 んが、そんな細かな特徴は全て、近距離系統の最終特化アクションを使った瞬間に吹き飛んでしまった。

 現役WARプレイヤーの皆さんは、もう先刻ご承知のこととはおもうけど、Magusの近距離系統の最終特化アクションは、通称Riftと呼ばれるスキルで、その効果は「半径65ft以内の敵を自分のいる位置に強制移動させる」というものだ。この効果は、あまりにもひどすぎる。

 敵との距離をとる。地形を利用する。良好な視界を確保する。味方との適切な距離を保つ。およそスキルを使用するためにホットキーを叩く以外の、全てのRvRにおけるプレイヤーの行動、つまり「腕の差」があらわれる部分は、「移動」に他ならない。このアクションは、それを全く無視して「なかったこと」にしてしまうのだ。それは、プレイヤーの操作技術を無視することと、限りなく近い意味で同義になる。上手い位置取り、上手い撤収、上手い突入・・・これらの妙は、このアクションの前では何の意味も持たないのだ。

 このアクションを覚えて以来、6、7戦ほどシナリオを戦ったけど、あまりにも簡単に敵の戦線を崩壊させることができた。突っ込んできたタンクを引き戻すことも、下がったキャスターを引き寄せることも思いのままだ。当然私の勝率は格段に向上して、上記6、7戦にしても、ほぼ全てに勝利しているんだけど、うーん。Exp効率が向上して嬉しいような、ゲームがつまらなくなりそうで怖いような、複雑な心境だ。

 かといって、「つまらないから封印」というのは、私としてはちょっと違うんだよね。個人的にはそんな、いわば手加減を人に強要するのもされるのも嫌いで、だから有効な戦術である以上、思い切り多用していこうとは思っている。それでつまらなくなるとすれば、それは多用するプレイヤーのせいではなくて、ゲームデザインのせいだから仕方がない、というのが私のスタンスだ。

 でも、本心をいえば、このアクションはWARには不要だと思うなぁ。正直なところ、このアクションどころか、あらゆる「敵を強制的に移動するスキル」は、存在しないか、あるいは極々限られているべきだとさえ思う。それは前述したように、「どこに移動するか」「いつ移動するか」がこのゲームで必要とされるプレイヤースキルの大部分を占めているからだ。そこにランダム要素は必要なく、存在しても納得のいく程度の低頻度でなければならない。残念ながら今のWARは、その許される頻度のラインを、はるかに超えてしまっているようだ。

 そんなわけで、ランク29になってからというもの、Riftの力によって、突然勝率は上がった。私自身がRift使いなので、「常にRift使いがいる」という条件で遊べるのも大きいのだとおもう。Rift、Riftと世間で騒がれているのも納得だ。

 ・・・だけど、そのぶんRiftに少し縛られているような感もある。できれば遠距離系統の最終特化アクションも試してみたいんだけど・・・なんか、Riftのないランク29以上のMagusの存在を、世間が許してくれそうにないんだよなぁ。使う前はそんな空気は無視できたけど、その強烈さを身をもって知ると抗いにくいし、自分としても、Riftがもたらしてくれる勝利の快感を捨てがたい。

 Riftを体感する前にオナラを試せたのは幸運だったよ。むーん。

WAR: Rift」への2件のフィードバック

  1. TOPON

    CR強いですね~
    アレの強い点としてその効果もさることながらインスタントで詠唱できてレジスト不能でCD30という隙の無い構成がそれをさらに後押ししている感じです

    毒ガスもシナリオではそれほど目立ちませんがKEEP防御戦で運用するとオイルに匹敵する効果が獲られていい感じですよ

    遠距離は・・・Magusに遠距離というのはSHに近距離パスを取らせるようなものとしか思えなくて

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  2. Nez/蝿

    連勝できたのはたまたまで、
    やっぱり勝率せいぜい5割でした!
    Rift使いの動きを見てくれる仲間と一緒だと
    だいぶうまくいきますね。
    でも注意を喚起するsayをするのも面倒くさいので、
    そのときの運任せプレイです、うへうへ。

    他のRift使いを観察して、ようやくdpsとRiftの
    両立のさせかたがわかりつつある今日この頃。
    T4まであと1.5ランクです。

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