ヘルニア闘病記: 12.入院20日目/手術15日後

 同じ病室に、同じ椎間板ヘルニアの入院患者が2人いた。それに加えて私の3人は、同じ苦労を乗り越えた仲間ということで、よく話をする仲になった。

 そんなある日、この3バカトリオは満を持して計画を実行した。

 「脱走」だ。

 全員術後の経過もよく、順調ではあるが暇なリハビリ生活をもてあましていた。そこで、夜病室を抜け出して、シャバの空気を吸おうと思い立ったのだ。

 午後7時半。そろりそろりと病室を抜け出し、病院の非常口をでて、道路に降り立った。

 ・・・嗚呼、3週間ぶりの病院外の空気だ! 3人3様に感動をかみ締めながら、計画の目的地であるコンビニへと向かった。

 別に何がしたかったわけでもないので、病院を出た時点で目的は達成されている。コンビニでなんとなくお菓子を買ったり、立ち読みしたりして、ひとしきり病院外ライフを堪能した我々は、さっさと病院に帰った。

 特に計画がばれた様子もなく、すんなりと各自のベッドに帰り着き、脱走作戦は成功裏に終わった。終わってみればなんて事のない計画だったけど、その日の夜は、暗闇の中でにんまりとしながら眠りについた。たぶん、他の2人もそうだったと思う。

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