日記: 6月5日(2011年)

 圧力鍋編。

 料理の話をしているときに、ドヤ顔で勧められる率の高い調理器具ランキングで、常にトップ付近を占めるのが圧力鍋だ。私はそれを聞くたびに、「そんなもん邪道じゃ!」とか思って反発していたんだけども、その実、内心ではかなり興味があった。

 で、ついに転んだ。中華鍋のついでに圧力鍋を衝動買いしてしまった。

 買ったのは3.5Lサイズのもの。圧力鍋は構造上上部に空間が必要だそうなので、実質容量は2Lくらいになりそうだ。まぁ普段使いには2Lもあれば十分だろう。

 鍋を箱から取り出し、洗い、取扱説明書(鍋に取扱説明書!なんてことだ!)を読み、早速定番の豚の角煮を作成してみた。

 これがまた圧力鍋を使った角煮のレシピが、インターネット上にいろいろありすぎて、どれがいいんだか全くわからん。適当に見繕って都合よく解釈して作ってみた。

 結果は・・・ふーむ。

 ちょっと煮過ぎた・・・かなぁ。脂身はトロトロになったけど、赤身が繊維質だけになりすぎて、コンビーフのようになってしまった。このギリギリ一歩手前で止めたいところなんだけど、圧力鍋は様子を見ながら調理ってわけにはいかないから仕方がないか。

 また、様子を見れないおかげで、味見をしにくくて、少し薄味になってしまったようにも思えた。レシピを適当に見繕って、自分流アレンジにする、ということが裏目った形だ。アレンジしきれなかった。

 わかったことは、煮込み時間とか、味とか、その辺の分野で、「自分好みに仕上げていくアドリブ」を効かすのが、圧力鍋の苦手分野のようだ、ということだ。材料を入れて、ぐるぐるぽん、という調理になるので、途中で路線変更をしにくい。化学実験のような厳格なレシピに則る調理にしたほうが無難なようだ。私は基本的に感覚派(=いい加減な料理方法)なので困ったものだ。

 ただ、時間がかからないってのは確かだね。いつもなら3時間以上かかる豚の角煮を、1時間足らずで完成させることができるというのは間違いなく大きな利点だ。

 また、構造上密閉されていて、外に何がしかが排出されることが少ないので、部屋も空気も汚染されないで料理ができるというのはとても気楽だ。

 トータル的に、バランスのいい調理器具だと感じた。早いし、綺麗。でも味の微調整とか、過熱時間の感覚がまだないので、味のほうはやや落ちる、ってとこか。拙速料理用器具。電子レンジ以上、通常の鍋未満。

 ただ、味の至らない部分の理由の大半は、私が熟練していないせいだと思うので、徐々に徐々に巧速に近づいて行くものと期待しよう。

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