日記: 3月13日(2014年)

 暇つぶしの思考実験。

 私が長年見てきたところによると、MMORPGのプレイヤーは以下の2軸で分類するとしっくりくる。

  • メカニクス: ハンドスキルの上手さ、飲み込みの速さ、ゲームセンス、ゲームキャリア、などなど。知識的、技術的な優劣の要素。
  • ロールプレイ: 数値的なメリットと、数値に表れないキャラクター設定などへのこだわりとのバランスの取り方の要素。

 メカニクスに関しては、単純に上手いか下手かの問題だ。MMORPGの場合、極端なエンドコンテンツを除いては、メカニクスに優れていなくても、十分に楽しむ事ができるということが、広範な層にアピールできる要素になっている。MMORPGの場合、他のジャンルに比べれば要求されるメカニクスが低めなので、技量が多少低くてもメカニクス上位たりえる。

 ロールプレイというのは、要するに「戦士をする場合オーガが有利だけど、見た目はエルフが好き」という場合にどちらをとるか、というようなことだ。こういった部分をどこまで妥協して、どこまでは数値を取るか、というようなレベルの話。本当の意味でのロールプレイ(演技)までは要求しない。

 これらの要素の大小の組み合わせで、以下のような分類ができる。

  • トップレイダー(メカニクス大、ロールプレイ小): 最難関コンテンツを最速でコンプリートするような層。種族はおろか性別の選択までも、数値上の有利不利を大きな判断基準にする。数値を追い求める事が第一で、他の要素は二の次。多くのギミックを、単なる障害で疎ましいものと感じる。他のクラスは別世界の住民だと思っていて、特に優越感を表明することもない。
  • コアゲーマー(メカニクス大、ロールプレイ中): 最難関コンテンツを2番手でコンプリートする層。トップレイダーに近しい価値観を持つが、トップレイダーほどには些事を捨てきれない。一般層が街で目にする上位陣は概ねこのクラス。トップレイダーへの劣等感や、他のクラスへの優越感を稀によく見る。
  • マニアック(メカニクス大、ロールプレイ大): マイノリティ嗜好をもち、しかもそのことを自慢気に思っている天邪鬼な層。メカニクスは悪くないが、最難関コンテンツに挑むための育成、準備、情報収集のような、誰もがするような地味な作業は苦手。ゲーム序盤、中盤では頼りになるが、最終盤になると失速していく。
  • ソルジャー(メカニクス中、ロールプレイ小): 攻略本を見ながらゲームをクリアするタイプ。基本的にはゲームクリア(またはそれに類する目標達成)のみを目的としていて、種族選択なども最適解を常に知りたがるが、自分ではそれを割り出せない。メカニクス不足はプレイスタイルでカバーできるので、それなりの実績は残す。上位レイドギルドで兵隊として活躍するのが夢。
  • トゥルーニュートラル(メカニクス中、ロールプレイ中): すべての階層にチェンジできる素質を持った中庸の徒。多くの「ゲーム好き」はここからMMORPGの門を叩き、他のクラスへと変貌していく。
  • ゲームファン(メカニクス中、ロールプレイ大): ゲームを大いに、かつ、気楽に楽しんでいる層。用意されたギミックの多くを義務ではなく権利として楽しむことができ、かつ、ロールプレイ的な楽しみ方も存分にしている。ある意味、大人の遊び方ができているタイプ。
  • フォロワー(メカニクス小、ロールプレイ小): なんとなく参加、友人に誘われて参加、相方がやっているから参加、というような主体性に欠ける層。やれといわれたことをしている、というような態度が見え隠れ。なにが楽しいのか自分でもよくわからないで遊んでいる。遊び始めたきっかけとなるものがなくなると、真っ先にやめるタイプ。
  • コミュニケーター(メカニクス小、ロールプレイ中): キャラクターを動かすこと、仲間とわいわいやることが楽しく、難しいコンテンツ攻略などには興味がないという層。が、報酬アイテムにはそれなりに興味がある。いわゆるひめちゃんはここ。仲良しギルド。レイドにいくよりハウジング。
  • ロールプレイヤー(メカニクス小、ロールプレイ大): コミュニケーターに近いが、そのなかでも極端に自分の架空のキャラクター像にこだわりを持っている層。何をしているのかよくわからない黙々タイプ、突き抜けたロールプレイをしているので面白いタイプ、などいろいろなタイプが生息しているが、いずれもレアで異彩を放っているという点で共通している。

 私は自己分析的には、もちろん遊ぶゲームによってアプローチの仕方は変わるんだけども、多くの場合「マニアック」かなと思っているよ。大体一緒に遊ぶ人たちは、「コアゲーマー」「マニアック」「ソルジャー」「ゲームファン」が多い感じ。

 「コミュニケーター」とはほとんど接点がないので、ひめちゃんとやらをみたことがない。ボクのひめちゃんはどこなのー?

日記: 3月13日(2014年)」への5件のフィードバック

  1. Laon

    すごいな、そこらのゲーム雑誌に載せれそうな内容だ。

    ボク? うーん、ゲームファンかなぁ。

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