と、昨日の分の日記(7/17分)を今書き終わったところで、一週間前の約束の、WoPの話なぞをしてみよう。
とりあえず、以下に私の初プレイの様子をお届けする。
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WoPのやたら小さいクライアントをダウンロードし、あっというまにインストールを終えた私は、早速起動してWoPの世界に飛び込んだ。
イングランド国籍でキャラクターをテキトーに作り、ゲームを開始する。キャラクターメイキングは、名前と国籍の決定以外にすることがなく、非常に簡単ではあるが、そのぶん作成直後の段階では、自キャラに対する愛着は持ちにくいと感じた。
ゲームを開始すると、画面いっぱいに、SFC版大航海時代IIかと見まごうばかりの90年代風グラフィックで描かれたゲーム世界が現れる。スクリーンショットで前もって見知っていたとはいえ、そして、ゲームは見た目ではないとはいえ、あまりの視覚的なショボさに、軽い落胆の念を禁じ得ない。
さて、私のキャラクターがいるのは、どうやらどこかの港町のようだ。名前はEleuthera。日本語でいうところのエルーセラ島(現バハマ国)のようだ。これから我がキャラクターは、ここを基点に・・・
・・・何をするんだ?
なにをしていいものか、全くわからない。とりあえず、街の中をあちこち移動してみることにする。
街は、メニューから行き先を選ぶだけでそこへ移動できるという、アドベンチャーゲーム式の簡略化されたものになっていて、ほぼテキストオンリーの素っ気ない構成をしている。街の施設は、酒場やら、船工場やら、市場やらと、大航海時代シリーズでおなじみのものがそろっているようだ。
大航海時代とWoPは、ゲームの基本的な部分で似通った部分が多々あるようで、大航海時代シリーズのプレイ歴という経験と勘は、多少なりとも役に立ちそうだ。
ってなわけで、大航海時代シリーズの基本であるところの、「交易で資金稼ぎ」をしてみよう。儲かるのかどうか、全く知らないけど、きっとできるに違いない。市場へ行き、船倉に詰めるだけの商品を買い込んで、いざ出航である。
カリブ海の大海原へ、怪しげな船員(=私)の操船のもと、我が愛船はゆくのであった。
しかし、困ったことにどこへ行ったらいいのか、全く持って指針というものがない。うーん、困ったぞ、と思って適当にアイコンを押しまくる。すると、灯台マークのボタンを押したところ、なんだかわからないが矢印が出てきた。その矢印の下には・・・
AbacoまでXXマイル。
というような表示が出るではないか。とにかく他に指針がない。この道しるべを頼りに、次なる港を目指してみよう。
帆をいっぱいに張り、矢印方向へと突き進む。途中風向きの問題で、やたら航行速度が落ちるというような、帆船ゲームならではの心地よいイライラ感を感じたりしつつも、特に海賊や敵国船の襲撃にあうことはなく、順調に航海することができた。
帆走すること数分。目の前には、Abacoの港街が見えてきた。Abacoというのは、予想通り街の名前だったようだ。ふー、やっと到着である。
下船するのに少し操作法がわからず手間取ったものの、例によって「テキトーにボタン連打法」でもって、なんとか下船することができた。うむ、大地に足をつけると安心だ。・・・この感情は、海の男としては失格かも知れない。
ともあれ、Abacoの街の市場へ向かい、運んできた品物を売りさばく。これで、航海の一区切りはついたといったところか。初心者船長の、はじめての航海は、まあ安全裏に終わっただけでよしとすべきかな。
でも、ただひとつ、今回の航海の不満点を上げるとすれば・・・
売値より買値が高かったと言うことだけだな。
・・・
・・・
うわーん! 意味がないよママン!
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とまあ、こんなかんじで、小一時間ゲームをやってみたんだけど・・・。
やった感じから率直にいって、あんまりおもしろくもなかったかな。展開がかなりまったりしてて、しかも作りが安っぽい。5~6年前くらいの、小物(M)MORPG連発ブームの頃に出まくった、意味不明なオンラインゲームたちの流れを受け継いだゲーム、という印象を強く受けた。
「どうすればおもしろくなるか。俺ならこう仕様変更するのに」・・・というゲーマーがゲームに対する不満とともに抱きがちな、超個人的ひとりよがり改善案も、今回に限ってはあまり思い浮かばない。根本的な規模や演出の段階で、万人に喜ばれるメジャーゲームとなることを期してないから(たぶん)、そしてそれゆえに、私にとってもこのゲームがしっくりこないから、一から完全に作り直さない限り、私が遊び続けるようなゲームにはなりそうもないからだ。そして、一から作り直したそれは、もはやWoPではないのである。
そんなわけで、私はもうやらないだろうなぁ、WoP。