日記: 10月11日 (2004年)

 唐突だけど、英雄伝説 VI 空の軌跡(日本ファルコム,2004)をクリアした。

 ここしばらく中途半端に数十分から一時間前後時間が余って暇していることが多かったので、時間つぶしのために買ったこのゲーム。もともと同様の理由から、PS2とスーパーロボット大戦を買うために出かけた店で、数十分悩んだあげくPS2を買う度胸がなくなり、安上がりにすませたものだ。

 よくよくかんがえてみると、「日本製」で、「シングル」で、「PC」の、「RPG」というものを買ったのは、これがはじめてだったりする。過去遊んだPCのシングル(もできる)RPGは、思いつく範囲でも、Diablo、BG2、NWN、ダンジョンシージ、M&M、ディヴァインディビニティ、PoR・・・と洋物ばかり(RPGに限った話ではないけど)。

 さらに考えてみると、「日本製」の「RPG」という条件だけにしてみても、最後に買ったのは・・・セガサターンのデビルサマナーというありさま。いかに「日本のRPG」というものから遠のいていたかがわかる。

 さて、ゲーム内容は・・・まぁ、プレイ前になんとなく頭の中に抱いていた「普通の和製RPG」というものそのままだった。最初のうちはゲーム世界にものめり込めず、だらだらとプレイしていたものの、ゲーム世界に違和感を感じなくなりだすと、わかりやすいストーリーにすんなりとはまることができて、いわゆる「ゲームを進める苦痛」を感じることなく、クリアまでサクサクと進めていくことができた。

 水準と比較して、システムがどうとか、ストーリーがどうとかということは、比較対象がなくてわからないんだけど、まあそれなりに良くできていたんじゃないかなぁ、と思う。たぶん、斬新さのあまりない普通のゲームって感じじゃないかなと。ストーリーは「普通」におもしろかったし、システムも「普通」に受け入れられたし、グラフィックもまあ「普通」でぎりぎり一般人に見せても大丈夫な感じがした(オタクオタクしすぎてはいない・・・と思う)。

 (以下ちょっとネタバレ)

 でも、ストーリーがこのソフト一本で全然完結してなくて、エンディングがもろに「次回へ続く」っていう予告編だったのでがっかりだ。ストーリー面での「謎」の部分を知りたいというのが、ゲームを進める上で、(おそらく制作者の思惑通りに)大きな推進力になっていたので、最後までいったのに謎が明かされないというのは、かなり残念な作りといえる。

 しかもおそらく、続編が出る頃には、クリア直後に抱いていた「謎を知りたい」という欲求がかなり薄れてしまっていることが予想され、その時に今と同じくらい、微妙な暇時間を持っていない限り、この謎を知ることはできない可能性が非常高いのである。

 そんなわけで、トータル的にいうと、序盤60点、中盤~終盤80点、結末40点、って感じでした。

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