日記: 1月24日(2011年)

 病気で寝たきりの生活だったせいで、すっかりリズムが乱れて夜に眠れない。仕方がないので、開き直って新しいエントリーでも更新しておこう。

 とは言っても、ここ数日というもの寝てただけなんで、これといったネタがない。なのであんまりしたくはないんだけど、とりあえず寝てた間に話題になったらしいニュースを取り上げて、述べてお茶を濁そうと思う。

 面白かったのはやはり、「武田薬品工業が2013年4月入社の新卒採用から、TOEICで730点以上を義務化」っていう話だね。面白いポイントがいくつも詰まっていて非常にいい話題だ。なんでTOEIC?ってのも面白いし、またこのニュースに対する反応(主に2chの)も面白い。

 前者について言えば、本当に英語力が必要だから立てたハードルなのか、ってのが争点だと思う。
 
 で、もし足きりとかではなく、本当に英語力を採用の基準にしたいなら、TOEICなんていう当てにならない試験結果を使うよりも、それは参考程度にして、面接そのものを英語で行ったほうが効率がいいと思うんだよなぁ。その上で募集要項には、「面接はすべて英語で執り行います。TOEIC700点以上相当の英語力が必要となります」とでも書けばいい。こうすれば元々英語が出来る人に、TOEIC受験のための余計な出費を強いないでいいし、フィルタリングも正確になるし、万事丸く収まると思うんだけどね。

 一方で世間の反応が妙に神経質というか、反会社的なのも眺めていて面白い。

 「730点未満の社員は解雇しろ」とか「英語しかしゃべれないバカを雇うのか」とか、どうみても学生か就職浪人の被害妄想で微笑ましい。一般企業が社内SEを新たに採ったら、JAVAだのPHPだの知らない社員はクビだとでも思ってるんだろうか。英語を要件に入れると、英語以外ができなくてもスルーするとでも思っているんだろうか。

 TOEICを要件にすることの効率はともかくとしても、明確にほしい人材を提示してフィルタリングしてるだけなのに、非難する要素がどこにあるのかさっぱりわからない。

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