A氏から好評を伝え聞いていた「Dungeon Defenders(DD)」なるゲームを、私も購入して遊んでみた。
Steam英語版で15ドル弱。円高のおかげで実質1200円程度。円高は海外ゲーマーには本当に助かるなぁ。そんなのんきなことも言ってはいられないのだろうけども。
DDはいわゆるTower Defense(TD)系のゲーム。一定のスポーン地点から押し寄せてくる敵を、いろいろな機能を持った、自動迎撃する建築物(タワー)を設置することで、拠点に到達される前に倒す、というFlashゲームなどでおなじみのジャンルだ。
本来のTDは建物を設置するだけの、「味方ユニットが動かないRTS」というようなゲームだったのだけど、最近ではこれにFPS要素を付加したタイトルが増えてきている。建物を設置するだけではなく、プレイヤーが動かせるヒーローユニットを用意して、建築物の助けを借りながら、自分でも攻撃をするというシステムだ。
DDもこの流れを汲んでいるタイトルで、建築物の建築のほかに、プレイヤーキャラクターの操作も駆使して、敵軍を迎撃するつくりになっている。さらにDDにはRPG的な、プレイヤーキャラクターの成長要素まで付加されていて、なかなか贅沢な仕上がりだ。
ただ個人的には、この「全部乗せ」の設計は良し悪しかなぁ、とも思っている。
本来「決まったリソースをどう配分するか」を「神の視点で優雅に操る」というパズル的側面が、TDの楽しみの大半だったと思うんだけど、FPS要素を取り込んだことで視点の超越性が損なわれて、「広い視野の確保のしにくさ」「判断の忙しさ」が生まれてしまっているし、RPG要素を取り込んだことで、成長度合いに応じて「リソースの変動」が生まれてしまっている。TD本来の楽しみ、という部分に限定すれば、間違いなくシンプルなTDよりも少なくなってしまっていると思う。
もちろん、そのかわりに「アクション性」や「成長の楽しみ」がもたらされているので、悪いことばかりではない。でもTDというジャンルに振り分けてしまうと、かなり大味な部類になるであろうことは、1、2時間のプレイしかまだしていないものの、十分に予感できた。たぶん、そのとおりなのだろうと思う。
とはいえ、DDは気軽に遊べる良タイトルだ。1200円以上の価値は間違いなくある。私自身は上記のように言いつつも、ちまちま緻密に考えるのが好きなわけでもないので、いざとなればレベルを上げてクリアできてしまいそうな大味さは歓迎できる。厳密な意味でのTDであることを強く指向している人でなければ、多くの人が楽しめる内容だと思うので、広く万人にオススメできそうだ。
かくいう私も、動きはコミカルでかわいらしいし、軽快だし、しばらくは面クリア&キャラ育成を楽しめそうだ。うむうむ。
※以下は、初回プレイの様子をだらだらとUstreamで録画したもの。こんなゲームです。
(ところで、昨晩はじめてプレイしたセーブデータが、今朝起きたらすべて消えてしまっていた。セーブするには何か条件が必要なのだろうか。2時間くらいやったのに、萎えるわー)
私はonline用のrankedモードでしか遊んで居ないが、それだと特に問題起こっていないかな。サーバー側の不調でリログしないと消えたように見える状況の報告ならあったけど。
PC側に保存されるLocalモードでは遊んで居ないのでよく分からないです。
当然データ保存方式が違うのでLocalで遊んだキャラはRankedでは遊べませんね。
インディゲームなので不安定や不完全なのは確かだと思います。
でも1200円以上の価値は私にもあるような内容でした。
すでに4キャラのレベルカンストで遊ぶことがすでに殆ど無くなっていますが・・・
4クラスカンストはどう考えてもやりすぎです!
オンライン協力プレイがあるというのは予想外だった。
しかしキャラ作って即Lv1で乗り込んだら、部屋からキックされた!
寄生失敗。damn