SWTOR: WZ途中抜け

 問題発言になるのかなー、黙っといたほうがいいのかなー、とか思って触れなかったこの話題なんだけども、Patch 1.2で存在しなくなるかもしれない問題だから、今のうちに触れておこう。

 ずばり、「WZでの途中抜けは是か非か」だ。

 私の立場は「是」。もちろんそうじゃない人がいることも知っている。でも私は今の仕様であれば、自分が抜けることも、他人が抜けることも、まったくもってなんとも思わない、というのが本音だ。

 私が気にならないのは、多くの場合誰にもデメリットがないからだ。

 意図的に抜けるケースの大半は、「明らかに勝ち目がないから」だ。この場合、抜けようが抜けまいが結果が変わらない。「負けたのは抜けたという行為のせい」というのは感情論に過ぎず、多くの場合あてはまりはしない。真実は逆で、「(事実上)負けたから抜ける」のだ。であれば、抜けたい人は抜けて次のアクティビティに向かったほうがいいし、残った人も得る結果(=確定的な敗北)が変わることはないのだから、抜けるという事後的な行為についてマイナスの感情を抱く理由がない。

 もっと言ってしまえば、誰かが抜けた際の補充はいらないとすら思っている。途中抜け、リタイヤにもしデメリットがあるとすれば、それは負け試合の補充人員に充当されることこそがそうなりえる。長いキューに並んだ末に、負け試合の補充人員に充当される人は、もっとも責任がないにもかかわらず、もっとも大きな(というか唯一人)デメリットを負わされることになる。だからそんなものは排除したほうがいい。また、勝負のついた試合は速やかに収束させるべきで、人数差をつけることで決着を加速させるという意味でも、補充は不要だ。

 また、途中抜けという行為そのものが生理的に嫌い、というのもあるだろう。それはそれで別にかまわない。でもその嗜好の影響範囲はその人自身にとどめるべきで、他人に強制できるほどの普遍的正義ではないはずだ。だから残りたければ残る、出たければ出る、それでいいと思う。自分の好みに正義の化粧を施して、高々と掲げるのは、太古の昔から人々が繰り返してきた過ちそのものだ。

 現状のルールでリタイヤを制限するというのは、野球でいえば「チーム分けはポジション年齢性別経験を考慮せずに完全ランダム」「1回表50対0の試合であってもコールドルール無し」で「途中棄権は禁止」というのに等しい。完全な暴論だ。こういった状況で主張すべきことはリタイヤの制限ではなく、コールドルールの整備、実力に応じたチーム分けとリーグ分け、などのはずだし、その整備が整うまでの一時的な回避策としてみれば、リタイヤを許容することは、人道的とさえいえるはずだ。

 幸いなことに、Patch 1.2ではこのあたりの解決になりそうな要素が、多少は見受けられる。ランキング制や、負け側への粘る利点の付与などだ。だから上記は今の間しか当てはまらない話である可能性はある。同時にリタイヤという現状の回避策の剥奪も示唆しているので、ちょっと危うい感じがするけども、まずは期待してみよう。

 でもそれまでは、上記の主張は私は力強く支持したいと思っている。

 最後まで試合を成立させるべし、というのは美しい金科玉条だ。でも、それをなしうる土壌がなければ、単なる強制労働制度に成り下がる。私はそう思っているので、今日もアンバランスドな試合からはとっとと抜けるのでありました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です