ということで、さっそく用意された自室にこもり、おもむろにスリングによる投石の訓練を始めることにした。
開始時のSlingerスキル値は10。これを30にするのが今回の目標だ。
手順は以下の通り。
まず自室内にトレーニングダミーを置く。これは一応メインで上げているCarpentryスキルで、容易に作成できた。
次に植物繊維と枝を採取して、スリングを5、6個作っておく。
次に採石場に行き、持てる限りのスリング弾を拾ってくる。重量制限いっぱいまで持って、およそ700個くらいだ。そしてノロノロと拠点に戻る。
あとはひたすらトレーニングダミーに向かって、投石を繰り返すのみだ。スリングは100発弱も撃つと壊れるので、用意しておいた予備とどんどん交換していく。
投石は、溜めなし即撃ちのションベン弾だとスキル値の上昇が少し悪いけど、それ以上はいくら溜めても同じようだ。なので、溜め2秒程度で発射するのを繰り返すことにした。1サイクル4秒ほど。
スキル値の上昇は、クオリティ50以上の食事で満腹値80以上をキープしたとして、1発あたり平均0.005%。2発で0.01%。20発で0.1%。200発でやっと1%上がる、というスンポーだ。
これで何度も何度も何度も何度も何度も採石所と自宅とを往復し、なんとかSlingerを30にすることに成功した。
どれだけ投石したのかは数えてはいなかったけど、上記のデータに則ると、10から30に挙げるのに、撃った弾数は4000発、採石場と自宅の往復は6回、というほどだったものと推測される。
また所要時間は、1発撃つのに4秒とすれば、射撃時間は約4時間半。採石場との往復に20分かかるとすると、準備時間は2時間。スリングの準備にも30分くらいかけたとして、合計で7時間ほどかかったようだ。
この先はスキル値60を目指すことになるわけだけど、スキル値が30を超えたところで、ダミーへの投石によるスキル値の上昇が半分になってしまった。つまり、投石400発でやっとスキル値が1上がるという計算になる。
この条件で30から60にするには、12000発もの投石が必要になる。推定21時間の大事業だ。
これは、うーん、遠すぎるな。また気が向いたときまで、修業は中断しよう。
今更ながらキャラ作成時にSlingerにガン振りすればよかったなぁ。