日記: 5月1日(2016年)

 今年のGWを乗り切るための遊び道具として、Far Cry 4(FC4)をポチった。Far Cryシリーズに手を出すのははじめてになる。

 1年以上前のオフラインゲームだけど、同じUBIのオープンワールド型FPSということで、マンネリ化してしまったDivisionの続編的な気分で、短期集中で遊べるのではないかと期待しているよ。ちなみにFar Cryシリーズの最新作は、Far Cry Primalなんだけども、こちらは原始時代がモチーフという変化球なので(そして最新作なぶんだけ割高なので)敬遠した次第だ。

 FC4を選択したのには、GW中はゲーム活動時間が不定期になるから、オンラインゲームでは遊びにくい(時間が合わずソロにしかならない)、という事情もある。空いた時間にチマチマと遊びやすいという意味でも、悪くない選択肢だったんじゃないかな。

 さて、そんなFC4。序盤を少しだけ遊んだ印象としては、なかなか面白そうだ。舞台がヒマラヤ高地の国ということで、一種清らかな雰囲気のなかを散策できる。綺麗な空気を吸っているような錯覚を、モニター前のプレイヤーが感じてしまうようなゲームだ。微妙に操作体系がDivisionと違う点が戸惑うけど、慣れれば問題はないだろう。

 同じオープンワールドゲームの代表作であるベセスダ系のゲーム(TESやFallout)との大きな違いは、「セーブ&ロードによる安定行動ができない」っていうところかな。同一状況のやりなおし、という甘えが許されていない。

 また別の違いとして、私にとって物足りないと感じた部分は、「成長要素が薄い」というところだ。武器やスキルによる成長はあれども、基本的にビルドのような概念が少ない。だから縛りプレイの面白さがない。「今回はスナイパーでいこう」「今回はピストルでいこう」というような楽しみ方が本当に自己満足にしかならなくて、キャラクターの数値には反映されない。周回プレイに向かないつくりだと感じられた。

 付随して、キャラクターの外見をカスタマイズできないのも物足りなく感じられた。常にFPS視点で、TPS視点にできないので、そもそも自キャラを客観視することができない。洋服とか、アーマーとかで見た目を変えられて、それを眺められるだけで、ぐっと面白くなりそうなのになぁ。もったいない。

 全体的にベセスダ系がRPG寄りなのに対して、FCはFPS寄りなのだろう。FC4においては、目標の達成、シナリオの進行が大事で、生活観とか、キャラの設定付け、愛着などは重要視されていないようだ。だから文句をいう筋合いではないところに文句をつけているのかもしれない。でも、Divisionが(完成度はともあれ)あれだけ売れたのも、RPG要素を強めたためだと思うから、今後FC5がでるのであれば、そのあたりがもう少し強化されていると、個人的には嬉しいところだ。

 とはいうものの、これは少ない不満点であって、全体的には十分に面白い。GWはおろか、もう少し先まで大いに楽しめそうだ。

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