私は今回初参加だったんだけど、このところこういったスパーリングが散発的に行われ始めている。対人攻撃はダミー人形を相手にするよりも、倍の効率でスキルが上がっていくので、今までダミー人形を相手に頑張っていた私としても、この傾向は歓迎すべきものだ。
この件を見ても、またそのほかの様子を見ても、最近戦闘スキルを上げようという風潮が、遅まきながら我々の村にも巻き起こっている。
いままで肩身が狭い感じで、ひそひそと戦闘スキルを上げていた私としては、仲間が増えてうれしい限りだ。
しかし同時に、こういう光景を見ると、それがどうしてもUOの思い出と重なってしまいもする。
UOでは、ひとしきり初期の金策が終わり、持ち家を持てるようになると、そのあと安全な敷地内でスパーリングをして戦闘スキルを上げる、という光景がよくみられた。
これは、発展がひとつ次のステップに行った、という象徴でもあったんだけど、それと同時に、それ以外のすべきことがなくなった、という状況の現れでもあった。
LiFでもそういう時期に来ているのかもしれない。
もちろん、本格的にやることがなくなるのはまだまだ先だと思う。でも、街の施設はある程度整いはじめているし、各々の担当スキルにおいて最終Tierの60や90までは到達した、というようなタイミングでもある。
中世の住人として、超一流ではないかもしれないけど、一流にはなってしまった。
そこで一流から超一流を目指すという苦行の前に、あるいは合間に、サクサク上がる戦闘スキルで楽しもう、という風潮なのではないだろうか。
今は、楽しい。でも、戦闘も一流になって、生産も超一流に近づいて、その先。そこでなにをしよう。
UOではそこが、PvPerや純粋な生活好き以外にとって、多くの人の引退のタイミングだった。LiFではどうなることやら。