旅飯ハワイ18: キングスビレッジ・ファーマーズマーケットのパエリア

 4日目の夜の買い出しメニューその2。

 Coco Coveでアヒポキ丼を買いだした帰路。キングスビレッジという、なぜか英国風のショッピングエリアで、特定曜日の夕方以降に開催されているファーマーズマーケット(というかただの縁日?)にも立ち寄って、追加の食料を買ってから帰ることにした。

 目的はパエリアだ。アヒポキ丼に続き、またしても飯モノだ。

 というのも、出発前にどこかの旅行記で、「ここのパエリアを買った」というくだりを読んだことを、ファーマーズマーケット開催中のキングスビレッジ前を通った時に思い出してしまったのだ。それで、手にすでにアヒポキ丼を持っていたにもかかわらず、「あぁ、そういえばそういうのもあったな。よし買うか」となったわけ。

 こういうことなら、飯モノを重ねることになったのも、うん、しかたない、しかたない。

 このファーマーズマーケットの開催地であるキングスビレッジというのは、かなり謎な空間だった。立体的に入り組んだ構造の、イギリスはビクトリア調(なんちゃって、だが)の建築物が並ぶ、しかしハワイはホノルルにある商業施設。なぜハワイでビクトリア調なのか、そしてなぜ内部が無意味に迷路の如く入り組んでいるのか。その謎を解き明かすカギは、ついぞわからなかった。これ以上なく胡散臭い。

 ただ、それでもそこに集まる人々の熱気は高く、それなりに楽しげな雰囲気を、皆、発散していた。かくいう私もその例にもれず、ちょっとウキウキしながら散策した。こういう場では、私とてちょっとテンションがあがるのだ。

 で、目当てのパエリア屋を発見し、かなり衛生的に問題がありそうな鍋洗い現場を観察しながらパエリアの出来上がりを待ち、そして買って、帰って、食べた。

 そんなパエリアは、うーん、これパエリアかなぁ?というような感じだった。

 日本でもそんなにパエリアを食べたことがあるわけではないから、どっちが本物なのかはわからないけど、私が日本で食べたパエリアと呼ばれるものとは、かなり遠いシロモノだった。少なくとも凄くおいしいものではなかったな。どちらかというとドライカレーに近い、そんなイメージの一品でしたとさ。

キングスビレッジファーマーズマーケット

パエリア鍋、後始末中(たぶん洗剤を食べることになる鍋洗い工程だった)

パエリア

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