Kingdom Come: Deliveranceおもしれー。
いやー、この1週間あまり、どっぷりとKCDにはまってしまった。他ゲームも並行して遊んでるので、プレイ時間はそんなにでもないけど、これは実に面白いな。
ひさしぶりに骨太のオープンワールドRPGを楽しめている、という感じだ。
スカイリムやFO4以降のオープンワールドRPGっていうと、私のゲーム体験歴では、UBIのスナック感覚の軽いオープンワールド(これはこれで別の良さはある、と弁解しておく)ばかりだったから、その感覚もひとしお。本作のまとう「ホンモノ」の雰囲気は、本当に長くなかった感覚だ。すっかりやられてしまったよ。
ただ、まぁ、出来としては、スカイリムにはやっぱり及んでいないところもある。
私が1番そう感じる部分は、「プレイヤーがこだわれるポイントにバリエーションが少ない」ということだ。
スカイリムで言えば、戦闘に関しては近接武器のチョイス以外にも、弓でいく、魔法でいく、暗殺でいく、というような豊富な遊び方があったし、生産スキルの種類も多かった。
この点、今作では近接武器のチョイスこそあるものの、あとは趣味で軽装鎧にできる程度(する意味はあまりない)。唯一チョイスできる近接武器だって、なにを選ぼうとも、馬上でヒットアンドアウェイをする以外の方法で、一対多で無双することはできないっぽいし、一対一ならクリンチして殴るゲームでしかない。そして生産に関しては、薬しか作れない。ライフスタイルにバリエーションなどないのだ。
ただ、その辺を加味しても、オープンワールドの世界の作りこみは見事だ。15世紀のチェコをうまくデフォルメしつつ、見事に再現している。舞台装置がいいぶんだけ、その世界への没入感も強いから、お使いクエストをこなすだけでも楽しむことができる。これこそがオープンワールドの醍醐味、というものは存分に味わわせてくれる。それで十分といえば十分なのだ。
ついつい横道クエストばかりをこなしてしまって、前に進むことができないし、明日にはDivision 2の新拡張もでるから、しばらく休憩になってしまうかもしれないけど、本当にこれはいい拾いものをした。
あらためてKCDは、高く評価しておきたい。