夏前から計画を立て始め、モデルルーム見学、施工会社や自治体、管理組合とのやり取りなどを経て、先日ついにリフォーム工事が終わったという次第だ。
リフォームしたバスルームの簡単な仕様を話すと、メーカーはタカラスタンダードにした。商品はグランスパ。タカラの普及モデルだ。
メーカー選定の決め手はやっぱり素材。後述するように、棚だのカウンターだののオプション関連は、一切付けないつもりだったので、そういう部分のデザインや細やかさの違いは、選定の上では影響してこなかった。そうなってくると、壁面や浴槽の「素材」という、最も基礎的な部分を売りにしているタカラが、一番心に刺さった。
オプション仕様によるカスタマイズについては、ほぼ標準仕様のままで追加設備などは盛らず、むしろ基本的な付属品すらも削っていく、という方向で注文した。浴室暖房のようなリッチな設備なしは当たり前で、さらに手すりなし、鏡なし、棚なし、カウンターなし、のないないずくし。
この辺のものは、リフォーム後に使っていくなかで必要性を感じたら、随時市販のマグネットタイプのものを追加購入すればよかろう、という方向性にした。
ただあまりにもコスパ仕様だと、それはそれで貧相な仕上がりになりそうというか、リフォームの価値を感じにくくも思えたので、室内照明だけは一点買いでリッチなものにして、ちょっとだけラグジュアリー感を出してみたりもした。これはこれでよかったなと思っている。
写真は施工の経過の様子。わかりにくいけど。工事期間は3日間で、1日目に解体搬出、2日目に大まかな設置、3日間に小物の設置、という流れだった。1日目と2日目は9:00~15:00(途中昼休みあり)、3日目は9:00~11:00くらいの工事時間だったかな。
自分のリモートワークの業務開始後に工事の人が来て、そのまま業務中に帰っていく、という感じだったので、体感的にはあっという間に人が来て、去っていった、という印象だった。
また1日目と2日目は、当然風呂場は使えなかったのだけど、それを見越してあまり汗をかかない冬場に工期を設定したので、入浴代わりに熱いタオルで身体を拭えば、2晩くらいは十分清潔に過ごせた。リモートワークだから、出歩くことも、人と会うこともなかったのも助かった。
ってことで、今は新しいバスタイムを満喫する日々だ。
毎日のように湯船にのんびりつかり、風呂を上る際にはしっかり風呂場内の水切りをして、軽く浴槽の掃除もするというように、大事に大事に使っている。いつかサボりだすんだろうけど、今はこの面倒すら愛おしい。
かけた資金分は、ちゃんと愛用していこう。