テレワーク中のコーヒータイムに多用しているツール。
モカエキスプレス(マキネッタ)
イタリアのご家庭ではおなじみらしい直火式のコーヒーメーカー。水、コーヒー粉をセットして火にかけるだけで、コーヒーが出来上がる機械。詳しくはWikipediaを見てほしい。
「ビアレッティ社」の、「コーヒーを作るための機械(マキネッタ)」の、商標が「モカエキスプレス」。この3つのカタカナ語が日本人には混乱を産むのか、国内の文献ではこれをビアレッティと称していたり、マキネッタと称していたり、モカエキスプレスと称していたりして、少々情報を集約しにくい。
私はなんとなく好みでマキネッタ呼びをしている。モカエキスプレスあるいはモカ呼びが正解かもしれないけど、モカっていうとどうしても、チョコソース入りのカフェラテを想像してしまうので、避けたくなってしまう。
そんなマキネッタで淹れたコーヒーは、普通のコーヒーとエスプレッソの中間くらいの濃さと深みがあるものになる。そして出来上がる量が少ない。「2カップ用」というマキネッタを私は使っているけど、出来上がりは100 ml未満だ。でも、これがうまい。
これをそのままチビチビやってもいいし、牛乳やアーモンドミルクで割っても、インスタントやドリップコーヒーを割ったものとは明らかに違う、独特の味わいを楽しめる。カフェオレというよりカフェラテに近い体験がある。
なによりも全体に漂う「気楽さ」がいい。コーヒーメーカーのような装置に比べれば、非常にコンパクトで収納スペースを取らないし、ドリップコーヒーのようなコツのようなものもない。ペーパーフィルターのような消耗品も必要なければ、器具の手入れも「水で流すだけ」を推奨されているので非常に簡単。そのくせ、味はなんだか本格的。素人目線では、いいことしかない。
ってなわけでマキネッタ。少し豊かなコーヒーブレイクをもたらしてくれるナイスツールなので、是非オススメしたい。